テクノロイド#10
四体のアンドロイドの由来とか、子供の由来とか、とにかくメインキャラクター全員の関係性や構造説明。なんかいろいろ酷い~www。博士が思い込みの激しい人で、彼が結婚できなかった…というのは多分に本人のせいではあるんだけど、そういうのとは別に子供を育てるためにいろいろな人が犠牲になってるという構造がもうね。イムガヒは韓国人という話は前回したのだが、この作品が企画的にはできるだけ全世界に展開することも視野に置いて作られているとは思うんだけど、基本的には日本人向けであり、しかも男性アイドルを客寄せパンダに使ってるところからするとおとこのこむけというよりはおんなのこむけのはずで、それ考えるとなかなか割と視聴者にケンカ売ってるような大胆さがあって非常に驚いた。イムガヒ自身はおそらくバブル時代を経験してないハズだけど、これっておそらくバブル以降の日本史的要素が詰め込まれていて、四人のアンドロイドは氷河期世代のメタファーだろうし、子供を四体のアンドロイドが育てるという構造は、今問題になってるイケメンの子供をそれ以外の庶民が育てさせられてる、つまり小梨含めての貧困層から子有りへの所得移転、そしてそこから導き出される結婚できない若者問題につながっていて、韓国人から見た日本の状況ってホント容赦ないなwwwって感じ。
前回までの流れで、この作品のアンドロイドなりロボットなりというのはAI技術の近未来的予測範囲とかそういう話ではなく、ほぼ間違いなく庶民…というより無産階級のことだろうし、最初っから社会構造の話をしてたんだなということが今回ではっきりしたと思うんだけども、なんか詰め込まれてる要素というか情報量が多すぎてまだ自分の中でも整理できてない…というか整理しきるだけの自信もないというか。
大雪海#10
敵の超兵器?、もう壊れる寸前だった…の巻。
やっぱりスケール感に感心しながら視聴してた。だいたいアニメだと迫力重視で寄りアングルばっかになると思うんだけど、遠景で見たらあんなもんだよね。個人的にはこの演出を喜んで視聴してるんだけど、このアニメ、おそらく全世界向けでターゲット層のメインに幼児も想定してそうだからこれ見て、キャラ達が恐れているようにアレが如何に圧迫感がある存在なのかわからんのじゃないだろうか。
話?、地図持ってってどーなるっていうのwww…みたいな感じで正直パニック描写以外に見るべきところはほとんどなかったというか。
トモちゃん#11
ヒロインがバイトして主人公にプレゼントを渡そうとする話。普段三人で回してる店、それも家族経営だから人件費は基本的にロハなのに、バイトを三人も雇って大丈夫か?と思ってたら大盛況という描写でワロタ。現実にはあんなにうまくいくはずないと思うけど、シナリオとしてはこういう展開ならアリと思ってしまったので、ちょっと感心してしまったよ。
なんつーか、結局のところ相手どころか自分自身も成長して人格が変化してるので、ペルソナの被り方に混乱してるという話のように見える。キャラが思春期だからそういうこともアリと思ってしまうし、別に大人であっても相手が変われば確かに困惑するだろうな…みたいな普遍性があってこれも感心しながら見てた。いちおうラブコメだから恋愛要素もあるんだけど、キャラ達が悩んでるのはそういうジェンダー性というよりは、相手の変化そのもの*2といった感じでそのへんも当初抱いていた先入観がいい方向に裏切られた感じ。
防振り2#8
準備も整って新しいイベントに突入という話。相変わらずRPGリプレイでしかないんだけど、ここに来てプレーヤーと運営の関係性が浮かび上がってきたので、これ、前に自分が予想してた、ゲーム世界のイベントは、現実社会だと解決すべき社会的イシューと重ね合わせてるんかなと眺めながらぼんやり思ってた。解決すべき社会的課題に人民は競争しながら取り組むべき!ただし、何が解決すべき社会的問題なのかは党が決める…とか、共産主義国っぽいなと思わなくもないんだけど、このゲームにおける運営はプレーヤーに楽しんでもらうことが目的になってるわけで、そのへん統制する党本部と支配下にある人民という序列があるんじゃなくて、運営とプレーヤーは相互相補的関係にあると考えたら、資本主義と共産主義のエエトコ取りなんかなと思わなくもないというか。ただ、ゲームだとプレーヤーはそのゲームに満足しなければいつでも退場できるし、運営費用は現実のゲームだと広告費とかそんなんもあるんだろうけど、基本的にはプレーヤーが払ってると思うんでそのへん自国がいやなら国を捨てて域内で自由に移動ができるEUあたりに似てるかも。