スパイ教室#10

 政治家の護衛or暗殺者の排除の続き。どうも敵国は国の復興を邪魔するためにその担当をしてる人を暗殺しまわってるらしい。これ、反中感情を煽ってたアベに関して、中国は大層おかんむりのハズなのになぜかアベに対してはスルー気味だったのに合点がいく。日本国民にとってアベは日本を経済的に破壊する困ったちゃんだが、中国にとってはそれが好都合だから放置してたってワケ。
 しかしなんだな、人間ドラマとしては割と考えられている方ではあるがやはり所詮萌えアニメになるぐらいだなーという感じではある。というより、これさすがタイトルに教室の単語を冠するだけの作品ダナーという。教官役のヒト、決して生徒にわかりやすく教えたりしないし、今回の件でも生徒の力だけで解決するような環境づくりに徹してる。おそらく彼は裏方で非常に気を配っていると思うけど、決して仕事を完遂するためになんでもかんでも手取り足取り教えたりもせず、一番困難なところは自分でやっちゃった方が確実に任務を達成できると思うのだけども、その肝心なところを任せるという形を取ってる。最近はコーチング技術が発達して、効率的に能力を上げるために、生徒には余計な試行錯誤なんてさせずに最短距離を通るってことをやっちゃうけど、結局それで育つのは優秀な歯車であって、自律した人間を育てることにはならないんだよね…。

利便#11

 事の真相をいろいろ明かす話。生きていくためには四の五の言わずに他人のいうことを四の五の言わずに聞かなくてはならないことも多いが、それってヒトであることをやめるってことじゃね?みたいな話かね。これも当事者が決して人の言いなりになるわけではなく、自分の力で判断するって形になっていて、ある事実に関していろいろなキャラがそれぞれの関わり方をしてる…という話。
 まぁそんなわけで討ち入りの準備ができて出発のシーンでヒキ。サイコパスのように大当たりすれば続編もあり得る…って形になっているように今のところは見えなくて、本当に続編ないなら思い切ったことをしてきたなぁとは思った。別に元サムライのにーちゃんが続編でもメンバーとして活躍…でも違和感はないんだけど、この様子だと死ぬか生き残っても他の道に進むとかの雰囲気が濃厚。

おにまい#11

 誕生日だの化粧だのWDでVDのお返し等。これもダラダラした話だったけど、いつも通り退屈しなかったな。次回最終回だと思うが、やっぱりというか主人公が自分の有り方に煩悶する様子はほとんどなかったし、いろんな場面で出てくるアイデンティティってクローズアップされることもなかったかなーという。明確に言語化されてなくてももちろん作品として表現できてない…ってことはないんだけども、そこはやはりね…。
 昨日は整理しきれなくて書かなかったけど、テクノロイドで記憶を失ったキャラを復活させるために、他者の記憶を利用する…ってシーンがあって、これって結局のところ人間が社会的な動物である限り、アイデンティティというものは本人がどうありたいと思ってるかとかどう振る舞ってるかとかにはあんまり関係が無くて、他者がその人をどういう人と認識してるか…という要素の方が大きいってことを表現してると思ったんだが、このおにまいでもそういうシーンがそこかしこに転がっていてそういうことなんかなという感じ。例えばカラーリップをつけるシーンでは、本人が自分が男でありながら化粧するのは恥ずかしいとかありえないとか思ってないし、かといって女なんだから化粧するのはアタリマエ…という認識もなく、プレゼントされたからつけてみようと思った…と、もう彼は自分が男であるか女であるかが認識の埒外にあることが分かる。そこに妹から囃し立てられてそこで初めて自分が元は男だった…ということに気付かされるという流れになっていて、まぁこれはあくまで物語というフィクションなんだから真に受けるのもなんだけども、別に本人は無意識に行動していても、他人から指摘されてハッと気づく…という機会は誰にでもあるわけで、「自分はこういう人間だと思ってる」とか「自分はこういう人間であるべきだ」という思い込みはアイデンティティを構成する主要な要件ではないということは多々あることなので…。
 となれば、例えば自分は女だけど女と結婚したい、社会はそれを認めるべき!と声高に主張すればするほどその人が社会に溶け込むのを阻害することになる…というのを逆説的にこの作品が示唆してる…というワケで。それが作品中でほとんど言語化されてないアイデンティティとは何かというテーマなんだろうなという感じ。

ゲームあれこれ

 変身ヒロインモノ、新イベントだがなんやろ?、やはり頭のネジがどっかぶっとんでるキャラが出てくると途端にシナリオが輝きだすよなwww。
 忍者モノのほうも新イベントだが、こちらのシナリオは冴えない感じ。いろんなキャラを増やして話を広げるのはいいんだけど、一つのストーリーとしては散漫になるし、この続きはいつ来るの?と思ってしまうので、力のないシナリオでお茶を濁されると気合が入らん。
 おそらく一度も言及してなかったと思うが、星間パイオニアをあまり手間もかからないだろうとやってたのだけども、新装開店間近らしい。

 最初は通常版だけだったのが、パイオニア版が追加され操作性はよくなっていたのだけども、データの読み込みがもたつくし複雑なことをやってるわけでもないのにすぐゲームがハングアップするのはどうかなーとは思ってた。今度はノア宇宙戦記と称して古いサービスは切り捨て、一括ひとまとめにするらしいのだが、画面編成もゲームシステムも変わらなくて、これで操作系が改良されてたらよかったのだが、確かにそこそこ軽くはなっているものの、相変わらずゲームがハングアップするのには参った。パイオニア版を始めるときもそうだったのだが、新宇宙版も最初っからやり直しなので育成がめんどいのなんの。
 最初の一週間は毎日ログインしないと、まぁやり続けるなら…の話だが、貰える強力なキャラが貰えないので忘れないようにしないと…。