AUO#10

 ケモ耳を引き渡す際に何か考えがあるようで…。いちおう話は大きく動いてきたけど、主人公は結局戦いのために手を貸すけど「我関せず」なので…。いやまぁ主人公が事態の決定権に大きくかかわられても困るんだけども、やはり主人公が主人公の物語を主体的に生きるという部分が大きく損なわれてるのでどこかシラケてしまう感じ。
 あまりにも強大過ぎる宗主国様に対しての這いつくばりようとか込められてるイシュー自体は悪くないんだけど、なんやろ?、萌え要素のおふざけでシリアス面の緩和とのバランスもあんま良くないように思うし、構成力が足りないような気はする。アイデア自体は良いってところなんだろうけど…。

イカード#10

 助けてくれた人がかつての能力者で、いろいろ過去話を聞かせてもらう話。ヒキでちょっと驚いたのだけども、これって主人公とバディの友情ドラマがメインだったの?。まぁ後半に入ってその部分がクローズアップしてきたのはそうなんだろうけど、もっと主人公が大きな柱になっているとばかり思ってた。
 あと、主人公がまるで別人にでもなったかのような人格の変わりように違和感マシマシ。孤児院が消失して働く意義すら見失ってるようなのでエクスキューズは十分されていてダメというほどでもないんだけど、それでも三次含めてドラマではそれでも失わないその人の人となりみたいなものが普通維持されてるものなので…。いやまぁ主人公が孤児院に入るまでの過去は視聴者に伏せられているので、彼の本質みたいなものがここで表れてるってんならそれはそれでイイんだけど…。