AUO#8

 ケモ耳護衛で内部でひと悶着。うーん、やっぱ学園編でパワーダウンした感じやな。誰が強いかマウンティング先行でバトルが繰り広げられるし、個人的にはその部分に重きを置いてないから構わないけど、バトルシーンの描写も雑。世事に関わらないのが前提条件として提示されてるし、個人的にも今度は自分のために人生を生きる部分に期待してるから、積極的に事件に関わられても困るんだけども、物語の主人公はあくまで転生した王様自身であり、彼女に添う形で事件は起こるのに、なんで主人公がその事件に当事者性を欠くのかと言われたら、まぁオカシイと考えるのもフツーであって。
 最強陰陽師も転生後の世界は自分のために上手く生きるが前提だったと思うんだけども、あちらはそれならなんで人との関わりを断つ方向でのんびり気ままに過ごさないのか?と思うし、その点この作品は武を極めるという目標が設定されてるから出しゃばるためのエクスキューズはできてるんだけど、「問題解決能力が高いので本人の意思を無視して周囲が事件に関わらせようとしてくる」から巻き込まれる…の流れは逆に最強陰陽師の方がまだ仕方ないよな…という感じかなぁ。問題解決能力が高いが世事に関わることなく気ままに生きるって点を処理するためにはとんでもスキルあたりの処理になっちゃうよね。

イカード#2~8

 #2は前に視聴してたけど、#3からは昨日から一気見。#7あたりで物語として落ち着いた話になってきたけど、それまではアメリカンドラマのフォーマットを取ってきていかにも取っ散らかって何を言いたいのかよくわからん感じだった。その取っ散らかりようが物語の進行によって有機的につながってくる…のならいいんだけども、そのへんはまだ不明かな。
 最初はシリアス成分多めの物語なのかな…と思ってたんだけど、社長のスキルがカネをばらまいて当意即妙的に解決道具になる…あたり、カネで何でも解決する成金の下品さがあって、あーこりゃギャグでやってんのかな?と思ってたんだけど、しばらくシリアス面が続いて、豪華客船回でコメディなんだーと確認した次第。キャラにバランスどうこう言わせているから、この作品もそれを考えて作られてるのは明白なんだけど、こうなんつーか、突き抜けた要素の組み合わせを工夫してバランスを取ってるのではなく、中途半端な要素の寄せ集め(それぞれの要素内でバランス調整が完結してしまってる)のように見えるから、見どころが見当たらないんだよね。ただ、物語全体の構成でわざとそうしてる可能性もあるので、これも現段階では何とも。キレのある(ストーリー上の)表現ではないから、嫌悪感もない代わりに絶賛要素もなく、もやもやするようなストレスがひたすら続くという感じ。

大雪海~#7

 二瓶勉の原作のアニメ化。ふむふむ終盤のお供に視聴を始めたが、数話でふむふむが終わったので続きをダラダラ見てた。
 んーもう物語のすべてが象徴や理念を絵で表現したというしかなく、ドラマ部分が壊滅的にダメと感じた。二瓶ってこんなテキストがウリだったのか…。主人公が人殺しに驚くところはよくできていたと思う。元居たところが数人しかいない村だったから、元気に動けるものだったら問答無用で労働力にすべきで、殺すなんてもったいないという価値観になるのはあーそうだよねーみたいな。ましてや村だと労働力は主人公一人だけだったしなー。
 終末的世界観なのであんまりツッコんでも益はないのだけども、社会的な富が絶対的に不足してるという状況の割には、主人公周りのキャラが自在に動き回れるほどの余裕があるのが個人的にはもう受け付けなくって、生きるのにカツカツで生活領域も制限されてるんだったら、管理監視社会とは言わないまでも相当に窮屈な社会のハズで、そうそう都合よくキャラが逃げたり隠れたりするスキマはないハズ。しかしまぁ上記の通りこれは現実味だとか物理法則とかを一切無視して社会構造の記号の集大成だと思えば大したことはないかなーという気はしてる。今のところ主人公を中心とするキャラ達は作者が見せたい主張を案内するためのガイドツアーでしかないので、そのへんはシラケながらつきあってる状態。ハラハラドキドキの展開がもううざったくて仕方がないのだけども、そういう演出が無ければ無味乾燥が極まってしまって物語の体を成さないからこれはもうこうするしかないんだろうとしか。
 うーん、なんやろ?、最新話では敵の根拠地に潜り込んでるんだけど、その敵国が滅ぼした国から生き残りを集めて、かといって奴隷のまま据え置くんじゃなく実力主義で待遇が向上するって、まぁどう考えても合衆国のメタファーだよね…としか思えないんだけど、富の記号である水がたくさんあったらきっとみんな分け合って飢えも争いもなくなる…って、現実の合衆国があれだけ全世界中から搾取して収奪してるのに、上位数%の特権階級が富を独占し、国内の格差は他の国がビックリするぐらい広がってるのを見ると、そんな甘い考えで世の中動いちゃいないよ…っという感じ。
 うーん、最近は自分割とシリアス寄りの作品を避けてアニメを見てる自覚があるんだけど、ホントねぇ、真剣に語りたいものがあるんだったらちゃんと設定詰めときなさいよと思ってしまうからなんだよなー。それなりに響く作品もあるんだろうけど、結局現実を変えるのに何の役にも立たない机上の空論で空回りして見せてくれてもなぁという感じで、とにかく視聴する前のハードルが高くなってしまって結局本数少なくなってしまってるという。

ルフレ、ふむふむ終わる。

 2月という日数の少ない月なのに、レイドを減らしてふむふむがなんと四日間もあるという。とはいえ、昨日は城姫のために夕方は全部そっちに持ってかれたし、今回のふむふむもギリギリでLv100達成がなんと終了五分前だったという。今朝にはLv50ぐらいにはなってたんだけどな…。

 下位SRはエロナ。女の子をストーキングするカメコでオッサン気質なんだけど、キャラ絵はなんか可愛かった。性格的に下品っぽい造形なんだけど、結婚相手として実はコイツと一緒になったら退屈しないだろーなーと思わせるだけの魅力を感じてしまうのが不思議。
 フルマカは無理だろーなーと思ってたから後悔はないけど、なんとか4マカは達成したと思う。