神拾2#8

 お祭り前夜。うーん、弱者をどのように救うべきかって話なのかなー。ドラマとしてはパンチが利いてないのでどうにもぼんやりしてるが、もともとそういう作風だしな。ヒロインも学園入学のために家を出発のシーンまで。
 この作品ではなくむしろ利便の方で言及するつもりだったんだけど、今回の人とのかかわりのあたりで、あーこれも近代批判かーと気づいた。農村での濃密な人間関係を嫌って都市部に流れてきたのはいいけども、首都圏は東京砂漠であって地方から収奪したヒトを構造的に貧民に突き落としてるので孤立すると野垂れ死ぬことが多くなるわけだが、この作品だとスラムに住んでても生きるか死ぬかまでの過酷な描写にしてないまでも、結局誰かが目を配ってないと孤立するって雰囲気にしてるし、仕事を与えて社会に組み込み、貧民からの脱却を図るって形にしてる。地方は地方で貧しいながらも農村での共同作業に組み込んでお互いを支え合うってことにしてた…というかそうしないと効率化しないし飢饉や疫病などの災害に耐えられなかったわけだが、それで地方が豊かな生活をしてたわけではないからお互いの生活を縛りあう結果にもなっていて、まぁ息苦しくもなるわなという話。もちろんそんなにいい話ってわけでもなくて、小さな集落だとそういう共同体で支え合うシステムにしても生産性が上がらず絶えていったところも少なくないわけで、賛美するほどのものでもないんだけど、とはいえ都市の搾取、地方からの搾取、都市内部の弱者からの搾取*1が現代において極まってる現状、結局搾取によって貧困層に突き落としてからの救済ってマッチポンプに過ぎず、最初っから共同体の一部として社会に組み込んでたほうが良かったんじゃね?、前近代のように…という話がこんなにも多いのがなんか業の深いところよな…。

スパイ教室~#7

 まだまだ未視聴の1st2023作品はあるのだけども、いちおう興味があるのを選んでみた。全体的な雰囲気はスパファと似てるところがあって、ドイツ語あたりが出てくるところなんかはモデルは明らかに東西ドイツなんだけど、そこは共和国と帝国という呼称にして別物ですよアピールはしてる。
 現段階での構成は、メンバー呼集→訓練→ミッションインポッシブル遂行という時系列を、メンバー呼集→ミッションインポッシブル達成→訓練と順番を入れ替えて、ただいまキャラ紹介(担当回)の訓練部分をやってる段階。ミッション達成のキモに訓練のある部分が極めて重要な役割を果たしているので、そこを隠してミッション遂行エピソードで読者をも欺く展開にしていて、その部分は確かに面白いと感じた。ただ、ミッション成功のカギであるはずの部分が、今やってる訓練部分で割と雑に破られてたりするのでその辺の矛盾をどう考えるかだよなーとちょっともやもやしてる段階。ただ、もう種明かしはしちゃった段階なので、その衝撃を読者に与えたらもうその部分の価値は無くなっちゃうから、こだわっても仕方がないかなーという感じはする。ただ、個人的にはその部分もちゃんとキャラの生活に組み込んで、いかにキャラ達が工夫して訓練に励んでたか…という部分を見たくはあったのでそのへんで引っかかってる程度。
 そういうわけで、スパファ同様リアリティに難はあるんだけど、なんやろ?、構成の工夫が自分には納得できたのでスパファほどの忌避感はない。逆にスパファはシリアス部分にこだわってるから、なんでその部分で突き抜けていかないんだよ!という不満が大きくのしかかってる。要するにこの作品はB級であることが明白だからリアリティとかシリアス部分が雑でも、あーメッセージ性重視なんだねで済んでしまうけど、スパファはB級であることを拒絶してるから、なら中途半端なのはなんで?となってるのだと思う。スパファにはスパファ特有の優れた部分もあるのでこれはまぁ好みの問題だろうなという感じかな。冷静に考えたら萌え作品特有のあざとさはこっちの方が過多なんだけど、スパファのほうに自分はあざとさをより大きく感じてしまってるという話。

D4DJ2#8

 前回の続きで、新しい方向性を掴むためにもう一つのユニットとの合同合宿会をやる話。結局人間は無から有を生み出すことはできないのであって、新しいもの…というのは既存の物の組み合わせであって、違う要素を学んで取り入れる…というストーリーの方向性も間違ってないし、二つのユニットの性格がかなり違っていて、それぞれ触発されるという展開もわかりやすいし、もちろんそのユニットの特徴をよく表してもいた。釜で飯を炊くというのも、こう新しい方向性を模索するためにはそれまでの自分、やりたいことなど要素分解する必要があって、電気釜で米を炊けば一人いれば十分だしスイッチを押せば炊けてしまうから過程に思いをいたすこともないから、可までの炊飯作業で分業体制ができ、それで各キャラの個性が浮かび上がるというのも象徴的でなるほどといった感じ。自分のやりたいことが見えてる者も見えてない者もごっちゃにしてそれもまたユニットを構成するために必要なこととして、決して全員が同じ方向性を向いちゃう結論にすることなく、常に変化することの重要性の示唆にもなっていたし、小エピソードにそれぞれ意味が持たされていて行間を読むのが楽しかった。まぁ雑破業でなくてもここまでやれるんだよなー。今回、なにか確かな手掛かりを掴んだ!みたいなカタルシスは得られなかったんだけど、妙に満足度は高かったなーという感じ。

暗黒兵士#8

 人間側勇者と魔族側四天王の一人が拳で語り合う話。OP映像で今回メインで登場の四天王がヒロインに睨まれて青ざめてた理由が分かったというwww。いやまぁ若いというテーマとしては平凡なシナリオだし、今までの蓄積があるからイイハナシダナーで済んじゃうんだけど、そんなに特筆すべきところはないかな…といったところ。

ろうきん#8

 主人公が王族に目をかけられる話。なんかまんま水戸黄門っぽいシナリオ。まぁ退屈はしなかったけど、ごくごく平凡なシナリオやなーという感じ。

最強陰陽師#8

 ドラゴンが暴れるというトラブル解消のために調査に赴く話。主人公とヒロインのすれ違いがメインだったせいか、これもあんまり心躍る展開ではなかったかな。ヒロインが実は…というのも正直ダレるという感じ。主人公の転生後の身分が妾の子設定なのだけども、それでも貴族の子弟なのであり、ヒロインがタメ口なのに違和感があったのだけども、それに納得のいく落としどころが用意されてるわけでもなかった…ということになるのかな。いやまぁ貴族しか使えない魔法を使用人でしかないヒロインが使えるってところでフツーの娘じゃないというのはそうなんだろうけど、個人的にはすっかりスルーしてたよ…。砂糖林檎の最新話のように張り巡らされた伏線がある瞬間にすべてがうまく組み合わされるようなカタルシスがあるようなストーリーでもないようだし、過大な期待は禁物かなー。

長瀞2~#9

 なんかいつの間にかスポ根要素が強くなってた。オタクに親和性の高いギャル要素だけでは話が続かないから新しい方向性にしてきたのか、それとも最初っからこの展開が考えられていたのかわからんけど、まぁ確かにダラダラヒロインが主人公をイジり続けても飽きるので、方向性をガラッと変えるのも新鮮味があってよいかなーぐらいの認識かねぇ今のところは。ヒロインが主人公を焚き付けることが彼の社会化につながるのはいいとして、ヒロイン自身も触発される展開はフォーマット通りと言われたらそうなんだけど、このタイミングだとそう悪くないなーという感じ。

便利屋斎藤#8

 忍者と魔女の続きと、主人公が召喚された経緯を探るの巻。忍者の話、さすがに放置はなかった。ただ結末はありきたり。とはいってもヒネられたとしても正直微妙なのでフォーマット通りで構わないとは思う。召喚の件、そういや主人公、死んで転生ではなかった模様。戻っても事故寸前の状態で、意味がないというオチだったのだが、これギャグということなんだろうか?。これはそうではないという気がするが、それにしてもヒキの展開がちょっとビックリ。おそらく主人公が元に戻るルートを潰した…と思われるがそのへんはなんとも。しかしなんのかんのいってバランスの取れたパーティー構成だと思ってたからなんか惜しい感じはする。
 ちょっと不思議な感覚。ギャグとか展開の良し悪し、個人的には当たり外れが激しい感じ。だが、そのHit率にムラがあるというところにこの作品の秘訣みたいなものがありそうな感じ。案外悪くない。

虚構推理#20

 ホテル王の奇妙な依頼開始編の巻。うーん、ミステリの設定としてはそこそこ面白そうではあるんだけど、ホテル王が子供達に課した課題を素直に解くことで物語が面白くなるとは思えないというか、いやまぁそれはそれでちょっと変わった形式だからそれだけでも構わないんだけど、おそらくヒネってんじゃね?という予感はする。前提が間違ってるとか、主人公を嵌めるための罠だとか、ただ、自分が考えてるような「崩し」も、割と周到に事件紹介の部分で潰してるとも思うんで、そのへんはちょっと想像がつかない感じ。まぁ当事者の説明が終わっただけで、解答者の子供達の情報が詳細に語られてないから、次回そのあたりをやるんだろうしまだ物語を動かす段階ではないのかもしれんね…。

城姫クエストイベント終了、ヒノモト無双決勝。

 昨日に結果は出てたヒノモト無双、なんと決勝まで勝ち進み、2回戦まで進んだがさすがに3回戦で負けた。

 そもそも条件城姫をおススメで呼び出し、2枚ほど取り換えただけの簡易編成なのだが、予選と準決勝は2回戦まで勝ち進み、決勝と同様3回戦で負けた。結局負けた相手はステータスの数値も劣ってたし、やはり相手は強化した城姫をよく選んでるのでさすがに…。なんか久々に決勝までいってちょっと驚いた。
 イベントも久しぶりに250位ボーダー達成。

 仲間登録してるユーザーさんがガチャ特攻姫をイベント初日から据えてくれてたのでモチベーションが保てたという。そこそこ走ったつもりだが、それでも途中経過の段階で250位より上位になったのは数回だけ。でもなんとかなったのはやはり特攻姫を借りることができたのと、おそらく年度末でログインするユーザーが減ったのでは?と思ってる。そうでなければラストの追い込みが楽に感じることもなかったろう。
 50位658829393pt、150位457934679pt、250位350937466pt、300位291226044pt、500位176994632pt。
 自分が3.6億ぐらいなので、そうはいってもギリギリ。自分がこのゲームをやり始めた頃は2億取れば250位ボーダーは取れてたと思うので、やはりしんどくなってる。今の500位ボーダー程度なんだよな…。
 正直なところしんどい。

*1:Colaboなんかの弱者救済を騙った税金チューチュー案件とか氷山の一角で、柳の下にドジョウが何万匹いるんだよwwwってな状況なわけで