お隣の天使様#8

 今度は主人公がヒロインに撫でられる番だった…の巻。結局のところこれはグルーミングだよねといったところ。というか、今グルーミングって犯罪用語に使われているらしいねぇ。なんとも世知辛い世の中というか。ともあれ、相互にグルーミングをしあってると、そりゃそのたびに親近感は増すだろうからもう引き返せないところまでいっちゃうわな。ラストで主人公に友人だと言われプンスコなヒロインのシーンと、前回同様OP「ギフト」のインストを重ねてくるあたりまただよ…みたいな。前回は主人公の気持ちをOPの歌詞に重ね合わせ、今回はヒロインの気持ちを重ね合わせという対称関係。なんかここに至って主人公とヒロインが、言い方は悪いかもしれんが共依存関係に陥っていて、ようやくダメ人間というタイトルにふさわしい状況になってきたという。ただ、陰キャという周囲の認識の割には主人公はまともで、むしろヒロインの方こそ、もう主人公無しではやってけない身体になってる*1ので、そういう意味ではまだまだタイトル詐欺かなぁといった感じ。
 うーん、そろそろ終盤だがこういういちゃラブ展開で終わるんだろうか。個人的にはそれでも全然構わないんだけど、この尺だとクライシスが一度や二度仕込まれていても不思議はないんだよなー。で、トラブルが生じてもどうせ予定調和的に解決しちゃうんだから、それならいっそのこと手を変え品を変えのいちゃラブで突っ切っても構わないわけだよ。

*1:ヒロインは八方美人ではあるんだけど、普通の人間関係は主人公以外誰とも築けてない