久保さん#3

 エロ本を手に取ったところをヒロインの姉に見られる話とクリスマスプレゼントの巻。ようやく青年誌らしい展開…ではあるんだけどやっぱりそのへんマイルドやな…。
 なんつーか、ふと、主人公は学校ではシカトされるイジメにでもあってるのかなと思いついてしまったんだけど、さすがにそれはないよね…と思いたい。人間というものは接点がなければ他人を存在として意識しないものだし、前にも述べた通り、現代は個人分断化がある程度行き着いた時代なので、それを象徴的に誇張した表現だとは思ってるんだけど…。
 フツーに考えたら、おそらくヒロインが主人公を「見つけた」瞬間があるハズで、そのエピソードはまだ大事に取ってあるのだと思うのだけども、そのへん別にそんなきっかけを示さなくても物語として機能はするのでどーなんやろな?。ヒロインの姉が主人公を難なく確認できているのだから、ヘンな話、そういう「血」*1なんだという提示である可能性もありはするんだけど…。

*1:別に両家に血縁があるという裏設定とかそんな話ではなく、そういう縁なんだという話ではあると思うんだけど