ヨルクラ#2・3

 メインキャラ4人が揃う話。物語としてのパワーは激つよという感じだけど、雲の上の世界っぽくてその辺引っかかる。主人公?以外の三人は元アイドル、音楽専門高校、お嬢様進学校で、幼少時からの文化資本の蓄積が必要なものばかりで、もしかして庶民は主人公だけ?みたいな感じ。ただ、これからの成り上がりって、ネットで露出し名前を売ってという現代的な要素はなるほどだし、ネットでの売込みったって参入障壁が下がって競争率が高くなってることを考えると、その文化資本の蓄積なしに能力の向上はありえないし、作品の品質も上がることはないから、そういう意味ではリアリティはあるんだよな…。キャラ達の認知欲求の高さが気にはなっていたんだけど、今のところは人に認められるというよりは「自分を獲得する」という要素が強いのもちょっとばかし好感度が高い。
 メタルーを見た直後だから、結局アレが最終回まで真のメッセージが見えてこなかったから、あんまりそのへん最初っから期待しても仕方がないというか、ドラマはギュンギュン動いて退屈しないのでぼんやりながめているだけでも最後まで楽しませてくれそうではある。