人間不信#1

 実は視聴対象を拾ってた時は外そうと思ってたのだけども、年始であまりにも放映番組が無いからつい視聴してしまった。メインキャラが現代の若者のメタファーだし、人間不信という単語を使ってるからさぞかし酷い目に遭ったのだろうと思ってたら、単なる世間知らずだった。ただ、物語として彼らが人を信じられなくなるのは当然という仕立てにはしてるし、実際の若者が時間が経てばそれも人生経験だったとあきらめもつく問題ではあるだろうから、単語ほどの悲惨さはないというか、なんかカジュアル。
 しかしまぁ、タイトルにも世界を救うとあるし、今回のヒキでもナレーションに彼らが世界を救うと言わせて、結論がもう明らかになってるから、これどーなの?と思わなくもない。もしかしてメインキャラを引っ掻き回すだけ引っ掻き回して、「果たしてこんな奴らに世界を救うなんて本当にできるの?」と視聴者に思わせるぐらいの展開をしてみせるつもりなのか。
 主人公の境遇は割とバランスが取れていて、貴族出身の魔術師は本人に自覚を持たせていて、神官はちょっと同情しちゃうのだけども、村娘の狂言を信じて教会が身内を守らないのは西欧中世ならあまりありえないから、アレ、セクハラ狂言(痴漢冤罪とか)で貶められてる現代のサラリーマンのメタファーだろうからそこはまぁ。トカゲ娘は尺の関係で(以下ry…なのか、それとも後で彼女の境遇が物語で重い意味を持つから今は伏せてるのかちょっとわかんない感じ。
 先が楽しみだからというのではないけど、以後も視聴を続けるつもり。