サブタイの意味がわかんなかったが。
いやぁ、嵌っちゃってループ状態で視聴してた。三週目で気がついてこうやって感想を書いているわけなんだが、なんだろ?、この気遣いの応酬の心地良さってのは。守っているつもりが守られており、支えられていると負い目に感じながら実は支えていたりと、そういうのが流れとして沁み渡ってくるんだよな。そこに妖怪の介在が必要とされるってのが返す返すもったいないところなんだが、この作品が妖怪を現存するなにかのメタファーとして描いており、むしろ現実の存在を描いてしまうと途端に生々しくなってしまうわけで、なんとも。
まぁ本作は世の中の矛盾や理不尽に苦しむ人間や妖怪を「救うという美しい面」を強調して描かれているわけで、例えばその理不尽などがどんなのか?というのは多分ワザと描かずに、今回で言えば橋の上で妖怪にからまれる夏目だとか、田沼・多軌などのように詳細ははじめっからもしくは妖怪のせいにして描かないようにしているのだろう。自分などはもうオッサンになってしまったので、あぁ多分あれは現実社会のトラブルを何重ものオブラートに包んだ表現なんだなと思いながら視聴することも出来るんだけど、どちらかといえば中高生向けとも思われる本作のターゲット層が深く追いつめられた経験も無く視聴して感動が得られるのか?と考えるとなんかもやもやとしたものを感じざるを得ないな。かといって、それが問題だというわけでは全然無く、むしろそういう経験がない若者も本作を視聴して新しいモノゝ見方を獲得するかもしれんしな…と思ったり。
なんか第1期とか第2期を見直したくなってきちゃったよ。ちょっと探して1話分か2話分でも視聴してみるか…。