夏目友人帳 伍 第1話

 久しぶりに視聴すると破壊力ハンパない。
 ホントに久しぶり。とはいってもコミックス初回限定特典とやらでちょこちょこOVAは作られていたようなので、それらもチェックしている人はそうでもないのかな。
 夏目周りの人間関係も構築されてきているようだし、妖怪がなにか弱者のメタファーだとか、時代に取り残される現代人の中からそういう要素を妖怪に付加して寄り添ってみせるとかいう部分よりは、作品世界の人間ドラマが強くなってる感じ。とはいえ、原作者もそれなりに世相を反映させてもおかしくなくて、そういや前に視聴したときからやれ子供の貧困で子供食堂だとかフードバンク、ブラックバイトとか格差拡大だのといった弱者が益々いじめられるようになって、なんとも時代は変わったなぁといった感じ。それらが直接織り込まれるかどうかはわかんないけど、そうでなくてもこの作品の持つメッセーヂ性が益々届くような現状になっているのかもというのは複雑な気分ではある。