DIY#12

 ツリーハウス完成、仲直り、留学終わり。無難に風呂敷をたたんで終わったなという感じ。百合成分必要かなぁとも思うけど、特に問題はないかな。あとはやけに説教臭いところとか。個人的には工作シーンが秀逸だと感じたので、ドラマ部分をねっとりやるより、そっちに尺を割いて欲しかったというか。だって、あまり説明台詞を尽くさなくても見て何やってるかわかりやすいんだもん。それだけじゃ物足りなく感じるかもだが、この作業描写はかなりよくできてたと感じた。
 総じて良い出来。なんか今期のオリジナル作品よく頑張ってるな…。

いせおじ#11・12

 温泉地でのバトルが終わり#11、ヒロイン3人そろってラスト?バトル#12の巻。なんかここに至ってようやくツンデレさんの名前が発表されたのだが、もしかして連載が続くとは思っておらず、担当編集からしばらく続きますよとでも言われて改めて設定したのかなとか…。アニメは次回で最終回だが、これ、もしかして異世界のヒロインズがリアルに転移してくる展開とかあるのかなー。
 しかし、構造的にはいかにおじさんが現実では弱者男性みたいな描かれ方をされていても、異世界では俺TUEEE展開なので、しかもヒロインズの仕草も萌えフォーマットだし、これよく飽きが来ないよなーとは思ってる。リアルの話は個人的につまらないとは言ってるが、おじさんの異世界映像を眺めて読者(視聴者)の代わりにツッコみを入れてくれたり、そのツッコみが読者には考えつかないようなものだったりと、合の手を入れる役割の部分はよくできてる。まぁニコ動の流れるコメントみたいなものといったらよいか…。で、それだけでも飽きは来るので気分を変えるとかそういう役割でリアルでの甥のドラマが展開してるのだろうと思うと、無下にそれがダメだともいえないとかそんなの。

宇崎2~#12

 ヒロインが主人公のことを好きだと今更ながら知り、彼女の家でお呼ばれクリスマス会で家族一同と過ごしてベロベロに酔ってしまい、ヒロインに自宅まで送ってもらって押し倒してしまって自分の気持ちにも気づいてしまう話。長いwww。
 うーん、なんか2期はもうヒロインがトランジスタグラマーである必然性が全然なくなっているというか、単純に二人の関係性が強まっていくラブコメが大半だったから、その範囲においてはごくごくフツーだったという。前にも言及したかどうか覚えてないが、結局大学の友人の役割は、昔の若者宿や娘宿の同居人であって、前近代では成人すればイエを出てそういう若者だけで共同生活をし、昼間は出かけて村の共同作業をして、そのときにあいつとあいつは雰囲気がいいからくっつけたれ…みたいな支援の役割もしてた。二人の気持ちが通じ合えば、仮にイエの反対があったとしても、そういった若者宿や娘宿の仲間が二人がくっつくまで親と交渉したりしてたわけだが、そういう経緯でくっつくと、当然くっついたカップルはそれを恩義にも感じて、今ドキのように性格の不一致とかで易々離婚する…ということもあまりなかったろうし、前近代だから必ずしも親の決めた相手と結婚させられるということはそう多いとも言えないし、本人たちの気持ちが優先され、周囲の支援や保証もあるとなれば、むしろ今の風潮より自己決定権もあるし結婚生活に責任があったともいえる。それが近代になって、村全体というよりは双方の家の保証によって見合い結婚という形に変質していくわけだが、この作品はそういう、決して二人の気持ちが優先されたら周囲のことは考えなくてもよい…というのではなく、やはり周囲からの商人や支援も受けるし、双方の家族にも良好な関係で認められるということを長々と描写してきたわけで、要するに理想の結婚形式みたいな提示になってる。なので、ラブコメとはいえ、極めて道徳的なお話。
 だから、なんで献血のポスター騒ぎで、これが批判の対象になったのか、当時はここまで話が進んでなかったのかもしれないが、別に1期の内容を振り返ってみてもヒロインの性的身体性で笑いを取るシーンはあったけど、それは全体の中ではごくごく制限されていた範囲内であってストーリーの大半はコミュニケーションについて述べてるって形だったから、なんであんなに炎上したんだろと今になってアホらしさがいや増してくる。
 主人公は強面ではあるが、礼儀は知ってるし、対応自体は穏やか。陰キャではあるんだろうけど決してコミュ障ではないという部類だし、ヒロインは他人に絡んで明るいから陽キャではあるんだろうけど、思ったことを口に出して顰蹙を買うタイプ(おそらく、だから高校では猫を被ってたと思われる)なので、見かけによらずコミュ障の部類に入る。そういう二人が近づいたり遠ざかったりすることを繰り返して、読者にいろんなテストケースを見せてるわけで、原作者は気の毒だったよね…。

ステマ#13

 今の街に拠点を築くの巻。全体を振り返ってみると終盤はちょっと雑な感じだったかな。前編中編は物語の基本的な構造を考えて、それなりに展開を考えている風だったけど、後編は勇者が領主のバカ息子に主人公を陥れる算段をつけてた展開が個人的には不発だったから、アレ?と思ったぐらい。そのへんストーリーとしては必ずしもよいものではなかったと思うのだけども、これは何度も述べた通り、理念の提示であって、具体性より象徴性の方を重視してたと思われるから、そのへんはそういう姿勢で視聴するべきとは思う。勇者が街の危機をスルーして庶民からカツアゲしてたのは、あれ、台風で家が吹っ飛んでたりしたのに、赤坂自民亭とかで、赤ら顔でバカ騒ぎやってたアベやアベ友と全く同じ構造だから、そのへんはまぁ。
 主人公がこう、世界を救うんだ!みたいな大言壮語を吐くのではなく、実際にこまってる町の住民を救うために、いわば自治体単位での人助けをしてた…というのも、よくよく考えてみたら地に足の着いた話にはなってたんだなという感じ。同じ現実に困ってる人を助けるのでも、子供食堂のように貧困の原因から目を背けて自分のやりがいのために頑張ってしまうと逆に上級国民が安心して搾取を促進してしまうことになってしまい、格差がさらに拡大してしまうのとは対照的に、ちゃんと諸悪の根源は断って、その上で住民同士が助け合う構造を作っていくというのは主張として王道といった感じ。こういう物語が仮にバカ売れしたとしても結局ガス抜きとしてしか機能しないとは思うが、個人的にはそんなに悪くないという評価かな。
 なんかネコちゃんがメインヒロインかと思ってたんだけど、まぁ確かに彼女は主人公の片腕的な役割で、戦友みたいな立ち位置なんだけど、赤トカゲちゃんのほうが正妻力が高くって断然魅力的だったのは意外だったな~。ツンデレだと思ってたけど、ツンの部分は早々に隠れたし、デレはしつこくなくって、人としての距離感が絶妙。


後宮の烏#13

 前回の騒動の余波と後始末。ん~よく走り切ったなという感じ。虫かぶりと同じように宮廷内の話だから、権力争いの凄惨さを描けばエグくなりすぎてしまうし、かといってそれなりのトラブルを起こさないと展開に緩急をつけにくいしで、そのへんは適度な塩梅。トラブルシュートも似たような話になってしまいがちだけど飽きがこないようバリエーションを考えており、決して読者の予断を許さないものになっていたのもなかなかよろしかった。人の心の機微を堪能するといった意味では割とよくできていたのではなかろうか。主人公の作画も、中国の歴史小説の挿絵にあるような、はっきりとした顔立ちでありながらどこか煙るような着色で、それは前にも述べた状況説明の折の影絵のようなシーンなんかもあわせて、なかなかに雰囲気が出てた。かといってそのような美術面の自己主張が強くて話を邪魔するってこともなかったから、その辺のバランスもよくできていたのだと思う。

ゲームあれこれ

 なんか連続でアニメ感想書いてたら疲れた。最終回だからいろいろまとめなくっちゃとどうしても考えてしまい、3~5行ぐらいで済むものなら…とか考えていたのだけども、まぁそれが実現するはずもなく。
 ゲームはクリスマス時期ということもあって、モチーフがほぼそればっか。変身ヒロインの方はまだシナリオを読んでない。前回のシナリオの出来が良かったのだけども、今回はどうなるか。
 忍者モノのほうは、なんか年末年始の特別期間らしく、無料ガチャ11連が毎日行えるのだが、なんと

 欲しかったユニットが来た。よくわからんな。こちらは新規に追加されたときは一回だけ記念として回してこなかったわけだが、逆にハロウィン先輩はそこそこ回してダメだったという。で、なーんも期待しないで無料ガチャで来るのだからなんとも。ただ、必殺技とか属性ではちょっと使いにくい感じがする。とはいえステータスは悪くないので、おそらく戦力としてパーティー入りさせると思う。
 昔話の方は復刻コラボイベント。というより、新年から忍者モノとコラボするのでそっちが楽しみかな。
 城姫クエスト、探索イベントなんだけど、やはりキツい。明日が最終日なのだけども300位以内に入れない。せめて300位ボーダーの武将ユニットぐらいは入手したいがどうなるか。ちなみにログボと到達報酬でコラボ武将ユニットが三枚入手できるようになってた。転剣ヒロインは、いつものごとく別人という設定でガチャ特攻姫になってるし、イベント配布ユニットはコラボ先とは全然関係ないのでどうしても入手したい人がいるわけでもなさそうなんだがな…。