陰の実力者#8
前回のヒキの真相というか、答え合わせ。なんか本当に心臓を止めるというのもやり過ぎというか正直シラケるので、別にあれは魔法で死を偽装してましたで全然構わないジャンとも思うのだが、そこは主人公のこだわりであるという提示でもあるので、結果が変わらなければそれでええんかもしれん。
あとは全然フツーの展開かな。視聴者をやきもきさせるためだけの、主人公がピンチ…という展開もなく、ばっさばっさと敵をなぎ倒すのも爽快感があるし、それでいて飄々として事態の推移を楽しんでるのもストレスがなくて個人的にはリアリティ皆無でもそんなに問題ない。
うーん、影の実力者といえば、マフィアのボスのように社会的通念やモラルから逃れて自分がやりたい放題やって私腹を肥やすという印象がどうしても抜けないのだけども、やってることは単なる水戸黄門テンプレ。主人公には格別思い入れもないんだけど、彼のやってることはあくまで自分がカッコよいという自己陶酔を追求してるだけで、実際には他人に迷惑をかけているわけでもないし、それで社会をよくしてるという思い上がりもないし、社会を構成してるピースが壊れていれば職人のようにこつこつ修復してるそういう態度に無意識に惹かれてるのかもな…。
転剣#8
味方に強キャラが新登場の巻。前回のヒキは心理上の困難を克服したら、あとはあっさり倒してしまうし、いやまぁバトルシーンでダラダラされても困るから、さっさと先を急いでくれるのはありがたいんだけど、その後の新キャラとの絡みも含めて物語上の面白みは正直なかったというか。
もうある程度今所属してるコミュニティで存在感を確立してしまったから、あとはRPGでいうところのレベル上げの段階に入ってしまって、大きな物語としてのクライマックスに至るまでフォーマットに従うんだろうなという感じ。まぁ前にも書いたけど、猫耳少女に関しては奴隷商人から解放されるところで事実上この物語はおわってしまってるんじゃなかろうか。あくまで主人公は剣自身のはずだけど、猫耳少女に運んでもらわなければ物語を進めることができなくなってるし、剣自身の物語上のミッションって何なんだ?という話。猫耳少女に関しても、例えば親が生きていたら、そこを終わりにしても当面としても、親に再会とか救出を物語上のミッションに据えて、情報集めだとか、途中騙されたり困難に遭ったり協力者を得たりといくらでも物語を組み立てられると思うんだけども、いちおう「強くなる」という目標しか建てられていないのでどーすんの?みたいな。それに強くなるというのは手段であって目的ではないのでは?という。これが、今回でいうと、女勇者がとてつもなくぶっとんでいて見てるだけで面白いキャラだとかだったらいいんだけども、結局どこかで見たようなものでしかなかったし、カレーネタも突き抜けてないから内輪ウケ的な何かでしかないし、キャラを愛でて満足な層には十分だけど、お話としては袋小路に陥ってる感じ。
読んだ。
といってもイベント配布ユニットであるキッカの無理やりシナリオ。
コスは割と微妙だと感じてたのだけども、ノースリーブ全身ストッキングの一部が破れるCAUGHT画面もなかなか色っぽい。セリフ差分で申し訳ないが、しかしシナリオ自体は無理やりシナリオなのに、本人が望んでコトに及ぶという形なので実用に供するにしてもあとくされ感が極小なのもGood。なんでか純愛要素もあって、まぁ内容は妄想以外の何物でもないんだけど、こんなことがあってもいいのかと思いつつも勢いがある。
負けヒロインという設定だから、仲良しシナリオよりも先に無理矢理シナリオを読むのはむしろ推奨されてるんだろうぐらいに思って他のユニットよりも優先して読んでしまったけど、なんか結構よろしかった。
しかしなんだな、ホームキャラに設定してるユイさんもなかなかメートルが上がる。ユイさんもそうだが神官長も、あの歳で、あれだけ体にピッタリ貼りついて露出度高めのコスとか、もうあれ現実に着用してたら痴女以外の何物でもないんだろうけど、そこはアニメ絵の素晴らしいところで、うわキッツ感より、全然アリ感の方が勝る。あれが例えばマリナのようなフリフリ付きのコスだったら受け付けなかったと思うけど、そういう若作り…というか少女性なデザインでないのが大きいんだろうなという感じ。あとは色合いなんだろうな。薄紫とか白だからあくまで正義の味方…みたいな感じだけど、あれを黒づくめにしたら悪の女幹部って形になるだろう。ユイさんに動きやすいからずっと着ていたいと言わせてたのはファンタジーだけども、あのデザインだから本人たちも羞恥心は拭えないけど結構納得して着てるっていうのはなんか妙な説得感があるというか。
お迎え。
今回のフェスガチャは石が溜まってなくて石11連五回分しかなかったし、まぁPUキャラが一体来たらその時点でやめるとは決めてたというか、石を全部使っても来なくて当然ぐらいの心持ちで、実際11連五回目で亜希のほうが来たから全くの想定内。どちらのユニットも、なんか必殺技にヒネリがあって、いわゆる単発大ダメージ系ではないから特に必要性も感じないというか、いやまぁ使い方をユーザーの自分が工夫すればそれなりに使えるんだろうなとは思うんだけど、周回が基本のこのサービスでそこまで編成を追い込む気力は既に無いので、期待値通りに来てくれたらそれで十分という。というか、前回の五車ユニットも、結局レベル上げしてもう投入できる準備は万端なんだけど、編成に組み込んだりしてなくて実質放置の状態。なんか今回もガチャでPUキャラが引けなくても実用上の問題は基本無いんだろうと思ってる。
なんか運営も苦慮してるんじゃなかろうか。割と過去のガチャユニットも売り出したいみたいだし、新しく投入されるガチャユニットも、ステータスはインフレ気味ではあるんだけども、インフレ状態を加速すると過去キャラが売れなくなってしまうと思うんで、あんまりステータスを上げられないと思うんだよな。そのうちユニットが飽和して、例えば新人さんあたりはどのユニットを入手したらよいのか全然見当もつかないごちゃごちゃしたものにならざるを得ないし、かといって新商品を次々と投入していかないと、過去キャラ販売だけでは商売にならんだろうしで、どこまでサービスが続くのかなんか心配ではある。
