転剣#12

 俺たちの戦いはまだm…続編あるらしい。高Lv女冒険者はヒロインの父母を知っていて、ヒロインが彼等の子供であることも知っていたという話。戦い方を教えていれば…というのは、これ、もしかして九条教批判か?と思わなくもないけど、自分たちのその様子もわからずに冒険者になっていったヒロインの両親にも問題はありそう。
 防具のへそ出しはどーなんだろ?という感じ。運動を阻害しないというのはそうなんだけど、例えば陸上のセパユニがへそ出しなのは、それが目的より、一時期流行った上下一体型のレーシングスーツの方が実はいいんだけど、作るのが難しいというのをどこかで見たような気はする。それに何より防具なんだから急所を守るために腹なんかにも覆いがあった方が良いのでは?。面胴籠手と剣道では腹が急所だから防具が用意されてるわけで。
 うーん続きがあるとは思わんかったから、視聴中に頭の中で用意してたまとめが宙に浮いた状態。でも前にも言った通り、ヒロインが強くなる…というのは手段であって、では強くなって彼女は何をしたいの?、の目的、つまり物語上のミッションが分からないから、続編やってもその辺どーなの?という感じ。まぁ人気が出て連載を続ける必要があるんだったら、わざと物語上のミッションを作らないってこともアリだけど…。
 個人的に三木眞がはっちゃけた演技を見せてくれることを期待して視聴してた作品だから、物語のカラーを壊さないよう求められる演技をこなしてるだけで、そこからプラスアルファはなかったようだし、続編にもその辺は期待できそうもないのでどうしようかといったところ。
 個人的にやれステータス画面が出てくるとか、作品世界が「ぼくのかんがえたさいきょうの」でしかないしで、あまり物語的に見るべき点はなかったのだけども、ただ構成としてどこか破綻してるわけでもないし、今ドキの流行モノとしてはフツーの出来なんじゃないかな。絵もグリグリ動くし、こういうのが好きな人にはそれなりにフックしたとは思う。

HBD~#12

 主人公が死刑になったいきさつが語られ(#11)、追い詰められるが難を逃れて…また一難という流れ。
 終わりになるにつれ、世界の不思議要素よりはドラマ部分に軸足を移していて、視聴者としてもあんまり不思議の部分はスルー気味でドラマに集中してた。まぁ三文芝居だけど、もともとがそんなにシナリオに工夫するという形でもなかったし、これで十分かなといったところ。
 ネット動画で先に見つけていたらそれを視聴してただろうけど、アニメが最初だったから、こういう趣向もアリかなという。バラエティの一種だと思うんで、そこに興味が持てたらそれなりに楽しめると思う。自分も軽い気持ちで眺めていられたからまぁそんな感じ。

陰の実力者#12

 なんかいきなり明かされる教団の真実。唐突やなぁオイって感じだけども、これで主人公が勝手に考えた設定にメインヒロインたちが合わせてる…って線は完全になくなった。七陰も本格参戦して、ドラマ部分ではワンコのデルタも出番があったという。
 実はカゲマス(ゲームの方)の、シナリオまとめ第10章まで読んだ。2章まではかったるいと感じてたのだけども3章からそこそこ面白くなってたのだけども、主人公のもとを離れたヒロインズが拠点を築き、組織を拡大させていくという、マネジメント論がメインになってたので、説明っぽいといわれたらそう。なんかゲームのメインストーリーっぽい感じで、動画作成者のゲーム進行に合わせてUPする形になってると思うのだけども、正直追っかけるのがしんどいのでいちおうゲームの方はFO。というか、ゲームの方は好調らしい。
 話も大きく動いてきたし、なんかおふざけシーンもあってやりたい放題やなといった感じだが、いろんなバランスを取ってるんだなということがわかってそんなに忌避感はない。ストーリーの緩急が、瞬間湯沸かし器のようにピーキーではなく、どこかワンクッション置いてじわじわ来る感じで、そのへんも魅力の一つなんだろうなという感じ。

恋愛フロップス#11

 やっぱりヒロインズ、主人公を打ち出すための多段式切り離しブースターロケットでした…の巻。なんかエモーショナルなシーンが連続してるのだけども、これ、オモロイのが、各AIが「好き」と言ってるのは、それぞれ単体として自分の感情プログラムに何らかの状態変化なりそういうものが主人公との関係で発生したのではなく、主人公との関係性で偶然発生した状況と、過去幼馴染が体験した状況とを比較して、「あ、昔こんなことがあったな」と照合する行為が源泉であること。なので、仮にAIが恋愛感情を理解して好きということを自覚したのは、あくまで幼馴染の経験や感情をベースにしてそこからおそらく学習してるであろうこと。そもそもこの作品のAIが感情を理解してるのかとか、感情を理解することはAIプログラムが具体的にどうなることなのかとかについては全然説明されてないし、もっといえば現実世界の人間が人間自体の感情を理解してるかどうかもわからないので、もう感情に関わる全てのことが不明としかいえない。しかも今回のテストケースにおいては、いわゆる男女の恋愛関係というよりは、なんか精神的に不安定になっているのを、ある人の言動で安定するとか、まぁ不安な気持ち焦る気持ち泣きたくなる気持ちだったのがほっと安心するみたいなものばかりなので、そういう時に発生する精神状態は、まぁ相手の性別にもあまり関係しないし、好きになるということではあるんだろうけど、恋愛ともちょっと違うようには感じた。
 そういうわけで、前回いろいろちりばめられてる要素があんなに多かった割に、今回はエピソードとしてはオーソドックスでイシュー的にも絞られてた感じ。各国製AIもデリートプログラムで消去されたという形になっているけど、あのボサ髪博士がずっとモニターしてたから、消去される前の状態をバックアップしていてもおかしくないから全員復活するんジャネーノ?とも思うが、まぁなにより主人公と幼馴染を脳コピしたプロトタイプAIとの対面が山場なので、その辺どうなるか楽しみ。一つのあり得る展開として、主人公も脳コピして幼馴染の脳コピAIとともに電脳世界で一緒に生きていくというシュールな結末も考えつくんだけど、さすがにそれはないと思うのだが、どっちにしろ「こうなる」って確信のようなものは自分の中にはない。