転剣#4

 ゴブリン退治続き。ギリギリのところで訓練のためにゴブリンの大群にツッコむのは、ちょうどヤマノススメを視聴した後だったから、一人で奮闘していてもにっちもさっちもいかないときヘルプがいなけりゃ死んでしまうのだが…とは思ってしまった。まぁさすがファンタジーだよなという感じだが、ヤマノススメは趣味を極める際の現実的なノウハウを見せているのだとすると、こっちは主張してることの方向性が違うからなぁ。
 というわけで、騎士サマは他の用事で街の危急のときには冒険者を使うって、要するに正社員様はヌルい仕事を、非正規雇用に正社員よりスキルの高い仕事を低賃金でやらせるってメタファーだよな…という。ほんでもって主人公がレベル上げやスキル獲得にもう訓練…というのはまぁ日本の風習でいう宿痾に近いものがある。先の大戦でも装備が貧弱だから猛訓練で合衆国とドンパチやってたアレ。そのとき、国力の圧倒的差がわかっていながら、止めなきゃならない立場でありながら満洲時代の責任逃れにニキサンスケが滅亡戦争に国民を巻き込んだわけで、東条英機は本人が前線に行かないのはともかく、長男次男は徴兵逃れ三男も後方勤務、岸信介自身はWikipedia見ると末端の兵士が猛訓練してるのに対し、少年の頃から遊び惚けてたという記述が多い。現実の見えてない特権階級が努力もしないしスキルを高めることもしないで、ひたすら末端に面倒ごとを押し付けて上前をハネて成果を横取り。誰もが失敗するようなことをして周囲に迷惑をかけても反省することが一切ない、そういう伝統が今回の行間に込められてるような気はした。
 ただ、深掘りしないと大抵の視聴者は単純なJRPG的展開と受け止めそうな感じではある。そういう部分は表に出せば出すほど説教臭くなるし、キャラの可愛さだとか色気で視聴者にフックしなきゃだし、セリフに混ぜ込むより構造で示すしかないとは思う。まぁこの作品の場合、画面が暗い色調のシーンが多いし、決して能天気な展開がメインとなってるわけではないので、読み込もうとすれば決してたどり着けないメッセージではないとは思うんだが…。ただ、またか…みたいな、マンネリというワケではないけど、もどかしさの連続みたいな思いはどうしても拭えないというか。

マリナシナリオ読んでみた。

 可愛らしいとは思っていたが、そんなに欲しいキャラでもなかったアイドル戦士マリナのシナリオをちょっと読んでみるかとなった。アイドル戦士ということで、今回のイベントで戦士カテゴリーのユニットを出撃させるとドロップにボーナスがつくので、優先設定をしていたので結構出撃するちびキャラの絵を見てなんか堪らん感じになった。別にコスが際どいってこともなく、このゲームにしては露出が少ないので、そんなに下心が…というわけでもないのだが、見てるとなんか興味が湧く。ちなみに入手したのはエンジェリックエスカレイヤーだかサテラだかを引いて爆死してる最中にすり抜けでドロしたもの。アイドルキャラは結構実装されてるのだが、マリナは結構別格で、深崎暮人担当なので、おそらくユーザーの中でも人気のある方だと思うが、推測なので全く自信がない。

 加入経緯。行為に割と躊躇がないのは男のドリーム満載といったところか。ちなみにいつのまにかこのストーリーポータル画面で好感度上げアイテムが直接投入できるようになってる。下に在庫数が表示されてるが、一気に好感度を所定のところまで上げるだけの数ありはするんだけど、いちおうサテラの好感度上げのあとホームキャラに設定してコツコツ上げる予定。
 デートとの触れ込みだがなんかアイドル活動についての話をしてしまう。やっぱりそういう方面に躊躇はないセリフ。この後酒場にて流しの真似事をして喝采を浴びるという展開。オッサンキラーやな…。
 シナリオ自体はやっぱりビミョーな感じ。自分自身アイドルに興味がない上に、汚れ役キャラでもなければ際物キャラでもないから、シナリオはどうしても穏やかにならざるを得ないってところか。まぁもともと自分はアイちゃんだのゼブたんだの元気っ娘キャラが好物なので、そのへんは趣味趣向の違いの範疇だと思う。経過シナリオ全部開けないと仲良しシナリオも無理やりシナリオも見れないのだからお高いキャラ扱い。