異世界薬局#10

 越境検疫と隔離治療の巻。内容はいつも通りの三文芝居だが、やはり疫病ということで、日本の稚拙な防疫に対するアイロニーたっぷりといったところ。感染爆発した村からおそらく感染者が逃げ出そうとしてたんだろうが、人数少な目とはいえパニック状態の大衆を一人で阻止とか無理にもほどがあるだろう…と思っていたら、魔法で強引に閉じ込めるという。それやったら話が成立しないんだろうけど、あれだけのことを魔法で成し遂げることができるんだから、なんでこの世界は魔法で病気が治療できない設定なのか…えらい不自然。前も似たようなことを言ったが、キリスト教圏ならむしろ魔法の使いどころが病気治療*1だろうに…といったところ。で、これも前に言った通り、そういう設定だとかリアリティはもうどうでもよいのであって、本作の意図は上記の通り、日本の稚拙な防疫体制に対する批判なので、現実社会での防疫体制とファンタジーの組み合わせがいかに不自然であってもそこを問題とするのは製作者の意図ではありませんから…というのがわかる。
 なんか今回、帆船時代の砲の発射シークエンスが妙にリアリティあるな…とぼんやりしながら眺めてたというか。

なんかイベントシナリオ良かった。

 夏の、盆休みを挟んでの長期イベントの続き。そう水着シリカが出てたやつの続編という形。なんやろ?、このサービス、メインシナリオの正義の味方あたりの話は全然ダメと個人的には感じるんだけど、それとは関係なく、ルサンチマンをこじらせてるとか人としてどっか壊れているキャラクターの情念を描かせたら絶品だよなという印象。記念にこのイベントのメインヒロインを張ったキャラクターを引いてみたのだけども、なんかゲットできてしまったという。SSR全体の泥率が3%なので、一枚SSRを引けるぐらい回してダメだったら諦めるという風に心の中で決めて、石単発一回、石10連、チケット10連2回のその2回目でSSRが二枚引けて、そのうちの一枚がPU。
 ちなみに今回イベントシナリオにシリカ結構登場機会があったのだけどもマッパはなし。今回のマッパ担当はヒロインと猫屋敷の方々。ただ、あんまりそういう要素は別に要らなかったかなーという感じ。シナリオ全体で、その情念メインでくらーい雰囲気ってことはなくて、コメディも含めて緩急のついたシナリオで、エンタメとしてよーできとるわと思いましたです、ハイ。

*1:物語としての聖書に書いてあることは、貧しき人々に施しを与え、病める人には治療するキリストの所業こそを奇跡と成していたので