エクハ#1~4

 なのはシリーズの都築真紀による新作オリジナルアニメ。前作の、なのはから一新して格闘技に軸足を移した作品は正直外してたと思ったのだけども、それにしても本作の、スポーツはともかく流行のアイドルを組み合わせて安直に作品をでっちあげるとか、視聴者舐めてんじゃねーよぐらいの気持ちで、それでも彼が何をやるのか気になって視聴対象にしてたのだが、案外悪くなかった。そりゃこの作品を構成している要素はもう使い古されてる素材ばかりで、ぱっと見新奇さは表面上全然感じられないのだけども、単なるサクセスストーリーとか、そういう話ではないらしい。
 スケスタがこれからのスポーツのありかたについて描いていたと思うのだけども、あれは題材がスケートであって、それそのものが採点基準が審査員が見てどうかというスポーツだし、そりゃ観客が見て楽しいと思わなかったら意味ないでしょという話なのだけども、これはアイドルが既存のスポーツを網羅する勢いで取り組んで、主人公の側近二人のキャラクターが結局スポーツを諦めたといってるところからしても、本チャンのスポーツは別にあって、アイドルたちがスポーツに取り組んでいるというのも、別にスポーツ自体を本格的にやらないわけではないんだけども、いわゆるプロスポーツとは一歩引いた立場でエンタメ重視の大会って位置づけらしい。
 なんつーか、もう枝葉末節を全部吹っ飛ばして、この作品が描いていることの何が面白いというか重要なのかというと、結局これからはナラティブ消費に収斂していくんじゃないかってこと。前にも言ったかもしれんが、例えば陸上の短距離で、コンマ数秒タイムが縮んでそれが世界記録だといわれても、数字を比較されるとああそうかとも思うし、併走してた他の選手より先にゴールにつきゃ確かにコイツは速いんだなとは思うんだけども、今だと優れた選手同士の差なんて、もう素人が実感できるほどモノではないので、そんなちっちゃな差をことさら重大に取り上げられても素人にはよくわからんってことになってる。で、日本ではプロ野球より高校野球の方が視聴率も高くて大人気らしいが、高校生なんて大人に比べたら体もできていないし、プロより経験が不足してるんだから、ある種の例外はあっても、当然テクニックだとか試合運びとかはプロ野球の方が優れているわけで、それでも高校野球が人気があるというのは、例えばオラが村の代表選手であるとか、まぁ選手には悪いんだろうけども、エースピッチャーが一人しかおらず、そいつが投げ続けて勝ってきたようなチームを人は応援してしまうのであって、他に頼るべきものがないから、そのエース選手が自己犠牲を払ってチームを勝利に導くといったような「ストーリー」に人は興奮させられてしまうのであって、負けて泣きながら甲子園の土を持ち帰る姿なんかにやはり人は感動させられるわけだ。いくらなんでも試合内容がドシロートのお遊戯みたいな感じでは条件未達だろうけど、今やコーチングでそこそこのレベルに誰もが達してしまえるのであって、スポーツのレベルが上がり切ってしまっても、それがどう凄いのか「見て」わからなければ、素人にはさっぱりその凄さがわからないということにもなる。なので、一定以上の水準に達していれば、あとは、シロートにもわかりやすい形で、ストーリーとして観客に提供されていればそれで十分だということになる。
 この構造は、この作品でこそアイドル活動や、スポーツという分野で語られてはいるんだけど、もう現代社会ではすべての経済活動がこういったナラティブ消費に向かっているんだろうなと、そして、この作品を見て感動するとか楽しむといったそういうことに関しても、それ自体がもろにナラティブ消費なのであって、メタ構造的にすべてがナラティブ消費になってるんだなと、もうこちらとしてはどこを向いても呆れるほどにナラティブ消費で埋められてるなーオイと感じたそういう次第。

なんかガチャやってた。

 城姫クエストと変身ヒロインのはこの通り。

 大多喜ちゃん、それは布ではなくて帯なのでは?というほどキワドいデザインなのだが、同じデザインの水着Ver.は実は持っていたりする。緑髪のSSRは前回のイベント特攻姫なのだが、おそらくこれイベント中に貰っていてもやる気は出てなかった可能性は高い。
 ヒロインの方は、なんかフェスということでSSRの排出率が3%→6%に上昇。まぁ持ってないSSRが出てもそれはそれでうれしかろうとも思い、回してみたのだがすり抜けばっか。画像のPUキャラは1%なので、それなりに出なくても仕方がないと思っていたのだが、手持ちの石やチケットをダラダラ逐次投入しておそらく300連ほど回してた。ただ、SSRもそれなりに出はしたものの、では300連なら6%だと18体はSSRが出てないとオカシイが、期待値通りには出てない様子。ちなみに既に手持ちのゼブたんも一体、
 おば…じゃなかった天使長に至っては二体も出たし、エントリーには書いてないがちょっと前にD2Pで出たブカルルも重複。というか、1%で300連はちょっと酷くね?という感じ。
 実はタイトル外でも忍者の方でもブラクラとコラボということでレヴィ姐さん目的に70連ほど回したのだが、こちらも出ず。こっちはボニーが重複のすり抜けで、さすがに石を尽きさせるのは回避したかったから70連で止めたけどどうなんかなといったところ。原作者の広江がキャラを担当なので、レヴィの艶姿をひと目拝みたかったし、なんか声当ても名前を隠したりしてなかったのだけども、仲良しシナリオとか本当にやるんだろうか?みたいな期待と疑問ないまぜの感情はある。ただ、バラライカはイベント報酬で貰えるので、別にガチャを回さなくても広江キャラがどういう扱いなのかは確認ができるようにはなっている。そういうシーンは回避するのかソフト傾向で行くのか?、まぁ好感度上げはアイテムを使って一気にはやらず、ボチボチ遠征でやるつもりなのでそのへんはおいおいといった感じ。ちなみにコラボイベントのシナリオはあんまり…といったところ。とはいえ、コラボキャラがメインシナリオに深くかかわるわけにはいかないんだから、人気作のキャラが来てくれただけでなんかどこかほっこりするって感じで別に構わないんだよな。ちょっとした賑やかしでお祭り騒ぎって感じで、シナリオもそういう位置づけだったと思う。ただ、このゲーム、自分がやってる中では一番動作が重くて、他のゲームとの同時進行が難しい。かといってスキップ機能があるわけじゃないし、自動周回機能ていったって、PCの動作が重くなる時間が長くなるだけなので、正直プレイには嫌気がさしてる段階。でもシナリオは現段階で一番楽しみにしてるんだよな…。
 夏休みに本格突入した時期なので、無料分でのガチャは絞ってる感じなのかな。城姫のほうはランキングに直結するので出てくれた方がありがたいのは間違いないんだけど、他のゲームはどうしても確保したいというキャラが特にいるわけでもなくなってしまったので、出なくてもそりゃそうかと思ってしまうし、リソースを無駄遣いしても案外しまった感はない。