よふかし#7

 主人公がヒロインの吸血姫仲間にお目通りする話。うーん、個人的にはこの作品世界の吸血鬼設定には興味がないんだけど、そうではなく、吸血鬼というのは夜の住人になるということの記号であって、夜の住人にどっぷりとつかってしまうこととはどういうことか、中途半端に関わりあいになることが現実の人間社会ではどういうことにあたるのかについて考えさせるつもりならそれはそれで面白いとは思ってる。なんか主人公が「ゆっくりと」吸血鬼になることがどうやら許されないような雰囲気なので、その辺の事情も含めて展開待ち。
 OPで顔見せしてたキャラが一気に本編に登場。あのキャラ達はヒロイン側のキャラクターとは全然思っておらず、てっきり人間の夜の住人とか、主人公やヒロインに引きずり込まれて夜の魅力に取りつかれた人々みたいなキャラクターなのだと思ってた。ただ、それだといろいろな人たちの人生模様みたいなストーリーになり、テーマがボケるというか、話として突き抜けないだろうなとは思っていたんで、ちょっとばかし期待度が上がったというかそんなトコ。

魔王さま#6

 魔界の顔なじみがボロボロの姿で現れて一名仲間に加わるの巻。主人公がかつて魔王として勢力を拡大していった時のことを思い出して、この人間界でも…と心意気に燃えるシーンがあって、これがおそらくこの作品のメインテーマなのだとは思うのだが、1期のころならともかく、個人分断化が一層進んだ現在の状況だと、それでいいんかね?と思わなくもない。
 海の家の女主人が怪しいという話が持ち上がり、まぁなんらかの属性は仕込まれてるんだろうなと前回ピンとくるものはあったのだが、そうなると海の家を紹介した大家ってのもいわくありげ。世界の謎は思わせぶりな割に、本当に現実社会とのリンクはちゃんと取れてるのかよくわかんないけど、そのへんも展開待ちかな。いやまぁこの2期で話が終わるならともかく、まだまだお話が続くのならそのへんは思わせぶりなふりをしてアニメ視聴者に対してはほったらかしかもしれんが。
 うーん、なんかドンくさい展開だし、正直退屈しないわけではないんだけど、個人的には結構次が楽しみな作品。なんでやろ?、子育て方面は全然関心が無いし、前期からの続きで見てるとはいえ、特にこのシリーズに魅力を感じてるわけでもないんだけどな。