プリマドール#5

 他国製が加入する話。こう新規加入のキャラは敵国に送られたという錯覚こそあるが、基本小野田少尉のエピソードがモチーフなのかな。ただ、今回は現実との関連性が読みにくい。いろいろ考えて、こう企業に解雇されても愛社精神旺盛な社畜みたいなものが思い浮かんだのだが、そういう話でもなさそう。人形にとっては使命が無くなれば存在意義を失うってことみたいで、人間も長い間携わってそれが生き甲斐になった仕事ややりがいを取り上げられたら茫然自失するのはまぁそうかなといったところ。そのへん戦うための使命をおそらく持たないまま作られた主人公?の存在が際立つというか。
 まぁ若者よ夢を持てなんて言われたりするんだけども、その夢がちょっとばかしスキルを磨けば誰でもとは言わんが実現可能であればまだしも、やたら高い目標を設定させられて、自分もそれにどっぷり漬かって、それになれないとなったら生きてる意味を見失うとか、正直バカげてると思うんで、そのへんまだ就活マニュアルを熟読して、志望する企業に次々とお祈りされながらも、志望動機を巧みに変えて、別に本人そこまでその企業に入りたいとも思ってないが、そうするより仕方がないから、どこかにでも引っかかったら御の字といかにもその企業が最上の志望先のように取り繕ってる若者の方が肩ひじ張ってなくてマシみたいなとか。

かのかり#18

 メインキャラが予定があると互いの誘いを断ったら、合コンで鉢合わせする話。なんか下品なセリフがそこそこあったけど、基本当世大学生事情のようなお話で、ヒロインは主人公の気遣いにどうやらホロっと来た模様。
 吐くシーンでは、あまり感動的なものにしておらず、BGMからしてドンくさいというか泥臭い演出にしてるんで、そのへんあまりキレイごとではなく二人のつながりを積み上げてきてるってところかねぇ。次回はまた他のヒロインとの鞘当てをやるようだし、あんまり本質に触れてるような気はしない。
 ヒロインも一気飲みを嫌がっていて主人公がそれを庇う形になるのだけども、ヒロインにしてみれば、こう、コネで役を掻っ攫われるのを目の当たりにしており、役が欲しい俳優なんて星の数ほどもいるんだろうから、相手が勧めてくる酒が飲めないなんて言ってられないから、まぁ予行ってことでもないんだろうけど、その辺の覚悟はできてるって話だったのか、それは深読みしすぎなのかちょっと判断がつかないとかそんな話。