リアデイル#5
行く先々で親族に出会うの巻。うーん、ストーリー自体は典型的な俺UTEEEものだし、生前?の全身不随というネタもオリジナリティとして今のところ活用する気もないしで特筆すべきものが見当たらない。なのだが、視聴しててこりゃダメだ感があまりないんだよね。その理由が何かをいろいろ考えてみてるんだけど今一つしっくりくるものがない。主人公はこの世界に慈しみを感じてる感じがしてそういうのが心地よいんだろうかとか、卓越した能力を持たされているんだけど、その使い方をうまく見せてるとかいろいろ思いつくんだけどそれもまたなんかしっくりこない感じ。まぁその全能の主人公がそれにもかかわらず他のキャラと一対一で向き合ってるんだよなとか、能力を自分のために使おうとしてるわけではないが、かといって正義感を振り回してるという感じでもないので、そのへんの謙虚な態度あたりなのかな…という気もしてるが、それが視聴動機に繋がってるか?といわれるとそれも違うような気はするし。
ハコヅメ#5
痴漢と学校荒らしの巻。今回も無難な話。予定調和だが警察に関してのトリビアとのバランスが良いから素直に見ていられるって感じ。まだ数話はこれが続くのかな。
オリエント#5
武士団に囚われたメイン二人だが…の顛末。今回はヒロインにスポットライトが当たっていて社会構造メインに話が進んでおり、男キャラ二人は添え物だった。まぁ話としてよくできていた。前回までで主人公の初期条件が割と低めに設定され過ぎてると感じてたからこのまま話がゆっくり進んでいくんだったらどーしよーとは思っていたから、話が動いてちょっと安心。
まぁ今回メインキャラがいた武士団、これ明らかに戦前戦中の関東軍を意識してるよね…。武士団が抱えてる民草が、農業だけでなく平時は訓練をしてる屯田兵という扱いだったら武士団長の総動員令も説得性があるんだけど、そうではないから無謀性が際立ってたし、かといって民の方も守られるばかりで主体性がないから、確かに守られるべき存在という立ち位置はしっかりしてるけどそんなだから権力者に意のままに操られてしまうんだよというエクスキューズもあって、バランスがとれていたという。
しかしまぁ、ソ連参戦で、そのことを知ってワザと開拓民に知らせず囮にして自分たちだけはすたこらさっさと逃げた関東軍と、自分たちが手柄を立てるために民を前線に立たせてすりつぶし、捨て石にする武士団長とどちらが酷いかって話ではある。そういう意味では逆に武士団のあり方は沖縄に対していざとなったら自決せよと一般人に手榴弾を手渡した軍のあり方に近いとはいえるけど…。
実は昨日書店に行ってコミックスが10巻以上も出てて、主人公たちが前回のように稚拙なままでこんなに人気があるんだろうかと思ってしまったから、理由がわかってちょっと納得。
24区#5
豪華客船爆破予告の顛末。こう、少数と多数のどちらを助けますか?というトリアージではなく、多数の方はむしろ積極的に殺しとくべき…という構造だった。主人公たちは相変わらず高校生らしい世間知らずっぷりではあったのだが、この話に至ってようやくドラマ性というか群像劇っぽさが出てきて、やはりちょっと安心。
この様子だと初期のトラブルシュートが稚拙に見えてしまうのはやはり意図的だったんだなという気はする。が、結局あの荒唐無稽な能力を受け入れるそのハードルを下げる効能も含まれてるんだろうなと考えると微妙な感じ。リアリティを増すためのディテールを詰め切れてないし、そのへん雑だなと感じるところはあるんだけど、いちおう視聴者に問題を突き付けて考えさせるというスタートラインには立ててるかなという感じはした。次回から民衆に対する管理監視システム稼働っぽいし、話にドライブがかかってくる模様。
殺し愛#4
主人公…といってもヒロインの過去話で情報のチラ見せがあったという話。まだまだこの話のテーマが見えてこないが、今までのなんかけだるくて何やってるのかわかんないという感じは無くなったかな。幼少時の因縁からすると、メインキャラの男の方は最初っから意図あって近づいてきたんだろうという感じだが、そのへんはおいおい示されるとも思うんで、推移を見守っていくか…という感じ。
OPなんだがアコースティックなのを楽しんでる。ホーンセクションやパーカッションの生々しさを聞くのがメインで、vo.は自分にとってむしろ伴奏みたいな立ち位置。EDはちゃんと歌詞中心のものに仕上がってるけど…。