海賊王女#11

 後続に追いつかれてしまうが、勝手に昇華していってしまう話。うーん、あの王族の坊ちゃんが、主人公一行が当地に到着するために何か重要な役割を果たしていたとも思われないし、主人公の母ちゃんは火あぶりになって死んだのになんで登場したのか今回の話の役割自体もよくわからないところがあるのだが、とにかく母親から言われたこれからはお前たちの時代だみたいな引き継ぎが必要だったのだろうぐらいしか思いつかん。ただ、では今までのことが、母ちゃんの物語として続いていたのか?と言われるとそれもよくわからんところで、基本あの王族の坊ちゃんは母ちゃんの死についてなにもできなかったのであって、そもそもこの地についたらまた会えるというのも冷静に考えたら妄想の類だし、彼自身はこの地につく情報というか手掛かりは、そのほとんどを主人公一行へのストーキングで得たのであって、あまり彼自身が努力したからそのご褒美に(たとえ妄想であったとしても)再び母ちゃんに会えたという形にはなってない。
 でもまぁ、どうせ王族の坊ちゃんと主人公の母ちゃんはおそらく会えるんだろうとは思っていたから、主人公の護衛とのバトルシーンも本当にやる必要あるの?と思いながら視聴してて、で、母ちゃんと会うことで役割が終了するんだったら、やっぱりバトルの必要なかったジャンとも思うのだが、とはいえ、おそらく坊ちゃんが死んだのはバトルで手を切り落とされて失血で死んだのだろうと思うと案外必要だったのかもなとは思ってる。
 ということで、なんらかの形で物語上のミッションが再設定されるとは思っていたのだけども、なんかこれからはお前の物語だというぼんやりしたものであって、この世界が持つ問題はどのようであって、それを何とかするって形にもなってなかったし、なんとも不明な点が多い。使命があるものがあの地に辿り着けるという触れ込みだったし、しかし主人公にはその使命がどのようなものか具体的認識してるわけでもないし、しかしあの地に集められた財宝は、その使命の達成のためにあるのだろうしで、こんなわからない尽くしでどーすんの?って感じはする。まぁいろいろ今回の話だって分からないところもシナリオスタッフに何か必要性が与えられて視聴者に提示されてるハズで、そのへんやっぱり通しで見ないと判断できないのだろう。結局忍者部隊の裏の使命である天叢雲剣も見つかって、それを持ち帰ればミッション達成だろうが、それもどうすんのだろうかといろいろ寸止めのところではなしはまた次回に続くという。