魔王さま2#2

 赤ん坊の面倒を見る決心をつけ、職場の理解を得、なんか次遊園地に行く準備をする話。前回の流れだともうちょっとドタバタラブコメっぽい流れにするのかと思ってたんだけど、なんか状況的にはキャラたちが言ってる「保護」の要素が強くて、ただそれだけだと他人ごとになるからシナリオ上本気で父親役や母親役をやるつもりってことらしい。
 赤ん坊はまだ言葉を覚えはじめの段階で言語を通じての意思疎通はかなり不十分だが、それでもその意思疎通の部分は(まぁ物語上の都合だろうが)そこそこはっきりしてる模様。赤ん坊がメインキャラに初期状態からいやに懐いてるとか、いろいろなんだかなーと思う部分はあるけど、それなりに子育ての大変さを描こうとしてるんだなというのはわかる。ただなー、やっぱり本当の保護者が見つかるまでの暫定措置なんで、そのへん視聴者としてはなんのかんのいって本当の大変さは描かないんでしょみたいな一歩引いたような感覚は否めないというか。
 前回も述べたし、ブ※でも散々指摘してるけど、今は子育てどころか、本人にその意思がないわけでもないのに結婚すらできないのが貧困層のデフォルトになっていて、それでも後先考えずに結婚して子供まで作る無責任な貧困層もいるんだろうけど、やっぱ貧乏人が子育てというのはミスマッチのような気がする。自分にその責任も覚悟もないのに子供を持つということは、もう今の世の中だと大抵虐待だとか育児放棄だとかの問題とセットになるのは不可避に近いので、安易にこのテーマを扱うべきなのかどうかみたいな。戦後間もないころで国民の大半が貧乏だったころは、子育てのコストもそんなに大きくなかったし、そもそも生活のコスト自体もそんなに大きくなくて、首都圏の住民も今のように三代遡っても首都圏住まいってことはなく、いくら地方の独自色が今と比べられないほど多様化していても、同じ日本人だったら大抵の倫理観や価値観に共通認識があって、他人のことでも自分のことを敷衍して考えたら大抵理解できるみたいな世の中だったわけで、自分も含め、アニメスタッフやおそらく原作者もまだその日本人としての共通認識がまだギリあったころの世代だと思うんで、そういう概念的なものを垂れ流していいの?みたいな疑念はある。お涙頂戴の共感ものにしたら、おそらく若い世代はエエトコ取りして、自分に都合の悪いことには蓋をして社会にアウトソーシングする方向性になるよ。

秋道姫路キャラシナリオ読了。

 仲良しシナリオが開いてエロコマに捕獲させていたのだけども、本日無理やりシナリオを読んだ。

 無理やりシナリオは割と敵の構成員と事に及ぶことが多いのだが、姫ちゃんの場合は違ってた。内容的には仲良しシナリオより興奮はするけど、シナリオ自体は正直仲良しシナリオよりはガックリ落ちる感じ。精神的束縛を受けてしたくもない受け入れをさせられるが、表面上は懇願してしまうというものだったが、今一魅力を表出できてたとは感じなかった。
 姫ちゃんの特技がもともと他人の感情をコントロールして自分に都合よく操作するってもので、やりすぎはないにしろ躊躇なく自分のために能力を使ってたから、そもそもがあんまり共感できるキャラでもなかったし、いくらその能力を使って自分の人生を楽しく生きるシナリオが自分にとって魅力的だったからといって、それが封じられてカワイソウとなるわけでもない。じゃぁ、今まで散々他人の感情を好き放題してやりたい放題だったから、今度それを逆手に取られて自分が好き放題されてザマぁ見ろみたいなカタルシスがあるかといえば、いちおうシナリオ構成的にはそれを狙っていて十分その機能は果たしているんだけど、自分的にカタルシスとして好意的に受け入れられたか?というとそれもちょっと違うって感じ。ただ、自分的にコレジャナイ感があったからといってダメかというと、これもし自分が運営のシナリオこれでいいかダメかの決裁をする立場だったとしても、おそらくオーケー出してたと思うし、それだけシナリオってのは難しいんだなということがわかるというだけの話。
 まぁユーザーの中には、姫ちゃんの他人の感情をいいように操るって部分でもう受け付けないって人もいるだろうし、逆にこの無理やりシナリオで立場が逆転してるその内容を面白いと思う人もいると思うんで、運営としては別にこのやり方で全然オッケーなんじゃねということ。まぁ仲良しシナリオと無理やりシナリオでのセットという段階で、肯定と否定の構造は不可分にならざるを得ないんで、どちらかを面白いと思ってくれた時点で勝利条件を満たしてるということなんだろう。

茶あれこれ。

 なんか随分経ってしまったが、数日前に黄山毛峰を飲み始めた。こんな季節なので、ステンの真空タンブラーに氷をぶちこんで、そのなかに抽出した茶を急須に入れ、流水で冷やしたものを入れて飲んだから、画像も撮ってないし、おそらく味もアイスだと大分違うと思う。ただ、それまで飲んでた安吉白茶との差は正直分からなかった。茶葉の外見が似てるからもしかしてセラーが横着して同じものなのに名前を変えてただけの可能性もあると述べたが、それされててもわからんと思う。
 今回のこのエントリー、実はそれがメインではない。ウィッシュリストに登録してた正山小種、いわゆるラプサンスーチョンとやらを先週に蟻特急に注文、ただ、恒例のことで早くて二週間、まぁだいたい三週間から一か月かかるのは承知なので、ハテ、それまで間持たせに何を注文するべか…と思案してた。
 で、これもちょっと前から念頭に置いていたのだが、アールグレイを注文しようと思い立ったのだ。せっかくだし、おそらく蟻特急のほうが茶葉の生産地だし、中国にしてみりゃあベルガモットを輸入して国内でアールグレイを作って輸出してるのだろうとおもってサイト内検索をかけてみたのだが、これがない。あっても高いのなんの。
 で、そういや蟻特急の業者が密林のマーケットプレイスによく出品してるよな…と、今度はサイトを密林に切り替えて検索してみると、確かにヒットするのだが、まぁフツーに中国業者ではなく、そこそこのブランド品がヒットした。で、これが蟻特急のサイトより安いという。
 自分が買ったのはアーマッドというイギリスのブランドだが、生産国は別のアールグレイ。結構廉価品でもそこそこ雰囲気が楽しめるブランドで密林でもそれなりに人気が高いみたい。
 アールグレイといえば、自分が学生の頃はこれをホットで飲んでる先輩がいて、自分も相伴に与って卒業してもホットで飲んでた記憶があるが、最近はご無沙汰だった。というのも、自分の興味が他に逸れたということと、日本で正規に売られるそこそこの品質の紅茶はこの10年ほどで高騰したので、チャイだのカラメル紅茶のベースに使う茶葉は、もう1㌔千円ほどのクズ葉に切り替えていたのだ。
 思えば、フォートナムメイソンの緑缶のアールグレイは、東京に行った際に、今は亡きアキバデパートの2Fで並行輸入品だったか…が安く売られていて、よくそこで買ったものだ。おそらく一つは記念に残してあるはずだから、探せば家のどこかにあるとは思うんだけど、どう考えても10年以上前のだから香りが飛んでしまっていても不思議はないし、ここまできたらもう記念にずっと残してもそれほど実害はないかなといった感じ。
 さて、アーマッドのアールグレイ、なかなか悪くない。そもそもアールグレイの独特の香りは自分にとって好きとまでは言えない微妙さなのでなんともではあるのだが、今おそらく初めて氷に入れてアイスで飲んだのだけども、なるほど味は昔ホットで飲んだ時とそう変わらないしF&Mとの違いもよくわからんのだが、夏場アイスで飲むと爽快感があって、ホットよりアイスが定番と昔言われてたのが良く理解できるといったところ。
 実は記録に残したかったのは密林の対応。日曜の深夜に注文したのだけどもその時の到着予定が21日だった。が、注文して確認メールを開けると、なんと到着予定が来週の月曜とある…。慌てて商品ページに行ってみると、別に売り切れてるわけでもなく、フツーにやはり到着予定は21日のまま。で、こりゃアカンと思いながらも、別に賞品が要らなくなったわけでもないから気長に待つか…で、発送連絡が来たのが昨日。しかもヤマト便でこれまた配送予定が土曜日wwwという。最近はどのサイトでもヤマトを通せば発送予定の翌日に配送スケジュールをわざわざ組んでくるので、もうソッコーで配送センターに切り替えて、それで今日の夕方に到着連絡が来たから買い物と合わせて取りにいった次第。まぁ自宅まで配送のままにしておくと、早朝に配送センターを出た…みたいなネットの表示を信用してると、玄関に来るのは夜も更けてからだったり、運が悪けりゃ翌日ってこともあるので、最近は配送スポットや配送センター受け渡しのほうがやきもきせず自分の外出予定も立て易かったりする。
 ヤマトはヤマトでホントにサービス悪くなったねぇという感じ。昔は置き配はルール上許されてないから受け付けませんだったのに、今や置き配オッケーで、それでもあらかじめ置き配手続きをしてるのに、玄関の呼び鈴でわざわざ手渡しされたこともある。時間指定すると、最短配送より余計に時間がかかるからやりたくはないんだけど、それでも自分のタイムスケジュール的に計画が立てやすいから承知の上で時間指定しても、その時間帯に来たことがない。いやまぁこの数年は通信販売自体をやらなくなったし、ストレスを感じる機会も自分が積極的に減らしてるからなんだけども、無茶な要求をせず、希望を聞き届けてもらう際には上記の通りディスアドバンテージを承知の上でもダメだねぇ。まぁ今回は注文して3~4日で届いたから、順当にフツーの配送時間だったと思うんだが、それにしても配送予定がネットで確認するたびコロコロ変わるのはなんとかならないものか。