バディゴル#7

 代打ちゴルフ勝負第二弾はじまるの巻。イーグル勝負と聞いた時は驚いたのだが、イーグル連発のミラクルショットの競演かと思いきや、バーディー連発で、イーグル出ればサドンデスという構図。前者だといくらB級といってもシラケるので、試合がどういう推移で動いていくのかしばらく見守らないと安心できなかったというか。まーよーわかっとるわという感じ。結局このままどちらも許さず最終ホール(といっても18ホールまわっても同点なら延々と続くだけ)、このまま勝負を決めるのは次回に持ち越しか?と思いきや、エピローグでサプライズ。このままヒキなら凡庸やなとぼんやり思ってたので、そうこなくっちゃという。
 銀髪ボサロングもこうなることを予想していたみたいだし、主人公に対しては期待もして自分が成長のための壁にも糧にもなるつもりだったのが今までの流れで見て取れるんだけど、それでも勝負に手を抜くことはしてないし、なにより主人公と勝負することを楽しんでるんだろうなという予測はつく。ホールインワンでの主人公のポールてっぺんにごっつんこも、銀髪ボサロングのボールがカチあうのも笑えたのだけども、イーグル連発をやらないんだったらここまでするのはメートル上がって悪くない感じ。


村人A#7

 学園祭のバカ騒ぎ。ストーリーは前回も述べた通りどうでもいいのだけども、ここに来て実は今までのこの作品の主役は淫乱ピンクだったのかもと思えてきた。主人公の魔王はそれこそ全能なのでトラブル解決に関してはデウスエクスマキナでしかないし、なら作品のテーマはそこにないとしたら、結局弱者が自信を獲得して成長するというのは淫乱ピンクに体現されてて、こっちが主役なんじゃなかろうかと思った次第。でもなんか、主人格の貴族の落ちぶれ具合だとか反省だとかは別にいらなかったのでは?という気はする。他の作品でもイジメてた貴族はカタルシスのために切り捨てられるのが大半だし、でもOP映像からすると協力者としてキャラのリサイクルをやるのかもね。

盾勇#7

 転送先で迷う話。まぁ現段階で断定するのもなんだが、この話必要?と思ってしまった。機能的には新キャラ加入だと思うが、別に他のやり方があろうし、今回のように大した困難もなく脱出させるのなら、わざわざ時間監獄にする意味が分からん。転送された四人のうち三人が同じ場所に出現したのに、もう一人(一匹)の消息もそこそこに脱出するのも違和感がある。それともLvリセットされるというギミックから、実は一行の荷物の中に卵として忍び込んでたということにでもするんだろうか?。話運びに関してこれが間違いってほどの物でもないからツッコむのもなんだが、シナリオがしっかり考えつくされてる作品にくらべて余計なものが削ぎ落されてないな…という印象は強い。

RPG不動産#7

 忍者屋敷と主人公の実家に龍娘と二人で帰省するの巻。なんつーか、#1の段階ではこの不動産屋がうまくいってないわけでもないんだけど、店主が龍娘を扱いきれず、仕事に同行させて慣れさせる…ってことをしてなかったから、主人公が加入して龍娘が安定し、店が順調に回り始めてるという状況になんかあったかいものを感じる。別に主人公はリア充で周囲を明るくする超人でもないし、仕事に関しては新人そのもので極々フツーのキャラクターなのがいいんだよ。確かに外見上はメンバーシップ制のような組織形態なんだけど、昭和期の企業のコピーかと言われると割と現代性を高めてるみたいだし、ちょっとこの作品を自分は侮り過ぎてたなぁと反省。
 で、実は先週気になって#1~5までを再度視聴してしまった。竜の歌が結構象徴的に登場してて、構成をしっかり考えてるんだなとわかったし、この作品が伝えようとするテーマがあって、それに関してはこつこつ積み上げてるんだなとこともわかる。不動産というのは、今流行のオッサン趣味を女子高生にやらせるトリビアものではなくって、不動産自体はテーマではなく、テーマを語るための舞台やアテに過ぎない感じ。自分があんまり出来が良いと思ってなかった海中の物件の話も、アレ、限界集落とか、そこでの空き家問題みたいなものがテーマだったんだなと気づいて、何の脈絡やテーマ性もなく思い付きで作られたエピソードではなかったんだなという。
 まぁ自分が見どころを掴んでなかったというだけの話なんだが、結構この作品の評価が良い方向に大激変してる。