まちカドまぞく2#3

 桃とごせんぞ様が親睦を深めに温泉に行く話。シャミ子が自分のことを知りたいというからネット環境を整えもし、アカウントも教えたというのに、そのシャミ子はさっそくみかんとキャッキャウフフし始めて面白くない様子にワロタ。まぁそうだよなー。
 マウントを取ることをやめないであろうと見越して弱みを握ってくる桃も、不器用という描写なんだろうけど、何事にもあけっぴろげなシャミ子やごせんぞ様のほうが現実社会だとまずいそうにないキャラなので、コメディに見せながらもこういう関係性も一つの理想形として描いてるんかなーという感じはする。距離を縮めたいのならまず自分をさらけ出せだとか、弱みという形でなくてもお互い秘密を共有しろだの教訓めいたものはあるとは思うんだけど…。

処刑少女#4

 なんか早々に目的地についてしまう話。目的の女子高生をさっさと殺してその後の主人公をねっとり描くとも思われないので、これから殺すに殺せずという状態を長引かせると思うのだが、結末どうするんだろうなとちょっと期待はしてる。今回は主人公の過去話があって、ちゃんと人殺しの顔をしろのシーンがあってなかなか切れ込んどるなと感心もしたのだけども、正直どう受け取ってよいのか迷う。近代以降の軍隊では敵への憎悪を掻き立てながら訓練するってのはあるあるなんだけど、自分を悪者と認識しろはなかなか見ない感じ。そもそも人は自然に他人を殺すのを躊躇する生き物みたいなのは本にもなってるし、割と当たり前になってきてることだと思うんだけど、そういう性質無視してたらそりゃ脱落者は出るだろうよ…もまた自然なので、赤髪のお師匠さんが訓練としてではなく選別作業をやってるのだとすれば至極当然でもあり、まぁなんのかんの辻褄はあってる感じ。

阿波連#4

 古典の教員と近所のガキ登場の巻。ヒロインは何この可愛い生き物は…みたいな感じで好感度上昇中で、なるほどこれは保護欲を掻き立てられると男が思うのも無理はないとは思うものの、そのヒロインにしたって、決して守られるべき存在として描かれてるのではなく、ちゃんと確固とした人格を持ったキャラクターで、そう安易に手中に収まるものでもないって風に描かれてるようには思った。
 関係性がほぼ完成したように思うが、トニカワのように関係性が固定されていても楽しめる作品のようにも思うんで、今のところは良い感じ。

恋せか#1~3

 特撮ヒーロー物の悪の結社の女幹部とヒーローのラブコメ。なんかターゲット層若干広めにとってきたなという感じ。女は男から本当に欲しい言葉を貰い、男は女から気遣いを貰ってお互い「本当に欲しいものは与えることによってしか得られない」という構図を達成。前期の怪人開発部を見ても、最近の悪の組織なり秘密結社なりも、もう企業のメタファーでしかなくなってるし、そもそも特撮ヒーロー物は子供だけでなくその親である主婦層の人気も獲得してるから、男女ともに自分を投射できるキャラを両方用意できるのは強みなんだろうなという感じ。
 もう最初っから関係性ができあがってるようだし、あとはいつバレるかドキドキ展開だとか、アニメシリーズの結論はどうするんだろうなといったところで、先見えてるようなもんだがいちおうチェックしていくつもり。しかし、ヒーローやってる主人公、高校生なんだな…。