スパファ#3

 ようやく3人そろって同居し始めるの巻。仕事で偽装結婚をしたとはいえ、いちおう任務のことは伏せてたのだからもっと結婚生活らしきことをするのかと思ってたら夫婦別室。今回初めてED公開となったが、なんと担当は同じ偽装結婚の大ヒットドラマ(原作は漫画)逃げ恥の主演&ED担当の星野源
 なんかヒロインがひったくり犯を追いかけて主人公が捕まえるという流れになってたが、いくらセリフでエクスキューズしてるとはいえ、どちらも仕事柄目立ってはいけないのだからちょっとありえん展開。でもまぁ前回も述べた通り、テーマはあくまで関係性なので、スパイだの殺し屋だののリアリティの優先度は低いのだからこんなものといったところかねぇ。まぁなんのかんの心を通わせ始めてるし、今後はいろんなトラブルで関係性を揺さぶってはくるが落ち着くべきところに落ち着くって予定調和な流れが見えてきたので、以後感想書くネタはなくなってくるかも。この作品も子供が超能力者で他人の心を読んで行動を抑制し、聞き分けの良さを発揮してるから、やっぱり子育ての大変なところは回避してるなぁって感じ。
 冷戦期の時代背景とはいえ、ツンデレラピュタのネタも混ぜてきてお遊びが過ぎてるなって感じだけどあくまで読者をクスリとさせる程度で、呪術廻戦のように「ぼくのかんがえたさいきょうの世界観」みたいなものは感じられないからシナリオの中折れはおそらくないハズ。

くノ一ツバキ#3

 先生が生徒に男が危険だといってるのがウソだと主人公にバレる話。うーん、よくわからん。しばらく女子校的ノリが続くのかと思っていたのだが、異性との関係性がテーマだから、確かに1クールだとそろそろ話を動かさないと尻切れトンボになりそうな感じ。ただ、この切替が唐突でちょっと面食らう。高木さんだと基本同じことの繰り返しだったし、アニメでいうと1クールごとに作品の雰囲気がちょっとずつ変わっていくという印象だったから、これも変化は極小だと思い込んでいたのか、それとも話の進め方がイマイチなのかよくわからん。今までの話がキャラ紹介であって、あまりキャラの成長具合も見られないし、話の軸が見えづらいのでどうにも。忍者アクションの動画ぐらいかな~見どころはって感じで物語のエンジンがかかるまでもうちょっとの辛抱みたい。

式守さん#3

 デートで映画に行く&主人公の家にお呼ばれの巻。これも今のところ大きな事件性は無いというか。財布は落とすのにスマフォが無事とかご都合主義だよなーと思いながら見てた。主人公の両親歳の差カップルなんだろうか?。まぁアニメだと母親は若めのキャラデザがアタリマエなのでよくわからん。
 あと、主人公の不幸設定をどう解釈すべきか迷ってる。結論から言うとヒロインの「可愛い→イケメン」の流れからすると、ヒロインが主人公を助ける展開のための方便でしかないので、初期の4ページ漫画が人気を得て、その後どう発展していったのか自分にはわからず、このアニメ化でどのようなシリーズ構成になっているかを種明かししてくれないと何とも言えない。今回不幸体質で人より苦労してるから他人に優しくできる…とか言わせてたのだが、これもやっぱりヒロインが主人公を好きになったきっかけを明らかにしてくれないとなんとも。
 普通男に何か瑕疵があって、それでも尚ヒロインが男にぞっこんなのはなにか理由があると考えるのが自然。今までの萌え作品でも、どんなに男側がナヨナヨしてても、男が優しいだの欲しい言葉を与えてくれるだのといった「理由」が設定されてるものだが、今のところ主人公にそのような理由ははっきりと設定されてない。そしてこの不幸体質というのが現実の何を反映させたものなのか、もしくは読者があの不幸体質ということから具体的に何を想像するのかを考えるとこれもなかなか難しいものがある。例えば、現実だと男が自分自身で借金を背負ってるというわけでなくても、お人よしであって他人の借金の保証人にでもなりそうであれば、そういう男を女は避けるハズ。今回の話だけでも紐づけした財布ですら無くすのだから現金管理をさせられないし、通学中しょっちゅう事故に遭ってるから一緒に居たら巻き込まれもするハズ。婚活市場では行き遅れの勘違い女ですら相手に年収一千万だとか望む時代に、こんなビハインドを背負った男を選ぶのは相当の聖女かよっぽど相手に魅力を感じているかなので、後々明かされるとは思うのだが、その理由をどうひねってくるかだよな…。