パリピ孔明#4

 業界のお偉いさんのお眼鏡に適い、チャンスを貰うの巻。チケット二択のシーン、孔明にどちらを選ぶのが良いか相談するかもと思っていたのだが、ちゃんと本人が選んでた。孔明は軍師なんだから、相談しても構わないといっちゃぁ構わないのだが、自分の道は自分で切り拓くってメッセージを乗せるか乗せないかなので、まぁそうだよなといったところ。ただ、あくまで結果的に…だけど、孔明が主君の度量を試してるって形になってるのがちょっと判断つかない。いちおう孔明は主君に尽くすと決めているわけだから、今更試すもないだろと思うから。いくら主君の主体性が一番だといっても、各々の選択肢にどのようなメリットデメリットがあるか伝えるのも、また主君が間違った判断をしようものならそれをいさめるのも、そういった諸々のことも軍師の役目だとは思うんで、そのへん相性悪い感じはする。とはいえ、いちおう孔明自身は他にやることがあってそれに注力してたから、それ以外の要素はないよーって形にしてあるから問題ないといえばない。
 しかしなんだなー、孔明を物語の中心に据えてるからてっぺん取るのは既定方針だしそうでないと物語が成り立たないけど、ヒロインの志望動機だと別に大きな舞台に立って脚光を浴びる必要はないような気はする。別にクラブの人気歌手として、客に根強い人気を誇った程度で歌手を細々と長年続けていけた…という人生でもいいワケじゃん。アイドルなんかも、最初は大売れすることを目指すけど、運よく大ヒットし、生き残って歳を重ねたら、なんのかんのいって舞台俳優で安定したりする人が多いし、若いころ大ヒットした歌手やグループなんかもやはり全国ツアーを活動の中心に据えたりしてるわけで、観客の息遣いを直接感じながら一対一とでもいうべき態度で芸と向き合うようになっていくわけで、ただ、最初っから小ぢんまりとまとまってしまえば実入りも少ないわけで、歌手なり俳優なりを続けていく活動資金に事欠くようにはなるわな…とは思うのだけども。

しゃちされたい#3

 雨が降ってょぅι゛ょ精霊をまたまた持ち帰るの巻と、その際捨て猫を拾ったらこれが化け猫だったというお話。もうそろそろこの癒し空間に慣れるかと思ってたらそうでもなかった。割とジーンとくるシーンはあるんだけどな。結婚でもして嫁でも貰えば、また子供でもできれば養育のためにカネを稼ぎ続けなくちゃならなくなるわけで、また家でも買って住宅ローンを組めばより一層カネを稼がなくてはならなくなるわけで、そうなるとその負い目から会社にどんな無茶振りをされても言うことを聞くハメになってしまうし、今だとパワハラに耐えて会社にしがみつくしかないという人もいるだろう。ただ、昔と状況はちょっと違ってきていて、ヨメも働くようになってきてるし、転職先が見つかればジョブホッピングすればよいということにもなってきてはいる。ただ、やはり背負った家族や借金があれば、それはなんとかしなくてはならないのであって、子供を持つことはやはり経済的にビハインドには違いない。なので、前にも言った通り、この作品の精霊たちはそういう経済的負担を一切考えなくてよい都合の良い存在なのであって、そのへんのいやらしさだよな。自分を母親のように慕ってくれるまるで子供のような存在を、結婚もせず入手でき、しかも子育てしなくてもよいという妄想の類。しかも今回拾ったネコもそういう存在であって、しかもこのタイミングでネコを出してきたというのも、もうなんつーか、このょぅι゛ょ精霊も化け猫も要するに手間のかからないペットなんだろというしかないという。

骸骨騎士#1~3

 よくある異世界転生モノ。主人公が骸骨の外見なのは、転生前が人間で、彼が骸骨のアバターを使っていたからということらしい。自分てっきり、ファンタジー世界のスケルトンが何の因果か精神を獲得して別のファンタジー世界に転生したという設定なのかと思ってた。なので、どういうカラクリかわかんないが、骸骨の外見ながら飯も食うし酒もかっ喰らうという。
 ストーリーは今のところ単純な勧善懲悪モノ。そしてご多分に漏れず俺TUEEE系。何のひねりもないのが清々しいし、わしかわいいが内輪ウケ要素多めで個人的にはつきあってらんねぇなぁって感じだったのが、これは王道展開を素直に突き進んでるので退屈はしない。いちおうこの世界の人間とエルフの間に差別構造があって、それなりにモラルに対しての考慮はあるようなんだけど、この程度だったら見飽きてるからなぁ。まぁ大人の鑑賞に堪える作品ばかりアニメ界が作ってるわけではないだろうし、社会問題を深く考えずにさらっと表面だけ撫でてダメなものはダメ程度の作品があっても別に悪くはないからなぁ。途中でシナリオの方向性が変わるかもしれんし、まだまだ序盤なので様子見といったところ。