时光代理人#1~12

 なんか一気見。日本語吹き替えを待っていたというか、あちらで公開されてたのを確保はしてたんだが、日本語じゃないと細かなニュアンスがわからんだろうしと放置してたから、吹き替えが出なかったらおそらくお蔵入りしてたはず。
 写真の中に入って過去にさかのぼれる能力をもった主人公たちがいろいろトラブルシュートを行うものだが、全12話視聴し終わって、これ続きがある終わり方だよなーと気づいてネットでggってみたら2期あるらしい。中身はよくできたヒューマンドラマとかSFとかミステリだとかいろんな要素が入り交じっていて、自分が今までチェックしてきたあちらのアニメと違って、ドラマとしてエクスキューズなしに結構面白かった。あちらの家族観も示されてて、それが西欧とは違うかもしれないんだけど、結構日本と似通っていて、しかも日本はそれをかなり捨て去ってるよなーと思いながら見てた。
 シナリオのクォリティがこの作品程度のものが量産されると、ジャパニメーションも凋落は案外早いかも。ただ、阿波連さんを実は#1を視聴済みで、あちらは原作は日本なのだが製作はビリビリで、ああいうのがあちらでウケてるうちは視聴者の幅も広いなとは思うんで、なんのかんのいって並立する時代は長く続くのかも。
 しかし、なんだな、ジャパニメーションがターゲット層を細分化しておとこのこ向けには萌え主体の少女キャラてんこ盛り、おんなのこ向けにはキザなイケメンで染めるとか、そういう作品が多いので、ちゃんと男女比を自然にしたうえで物語を組んでるのを見ると安心するねぇという感じ。そのへん制作側の趣向が全然ないとは言えないんだろうけど、ほぼ視聴者獲得のためのキャラづくりなので、視聴者の問題なんだろうけどねー。でもそうやって同性で揃えた作品であっても世界中でそれなりにもてはやされてるのも事実であって、そのへんどう評価してよいのか迷う。