電池少女#5

 心の折れたアイドルを引き戻す話。ファンの要望に応えるだけがアイドルではないとか、アイドルのすべてを引き受けてるファンだとか、まぁそんなに新しい内容ではない。が、バトルシーンはパイロットの主人公がむしろ電池少女を応援するという逆転構造で、今回のテーマはこのあたりなのかな。個人的には前回のアイドルの絵よりコンビニバイトしてる方がかわいらしいと思ったし、ゲリラライブで吹っ切れたように見えるというのも、そういう作画何だろうかとぼんやり思いながら眺めてた。正直シナリオライター筆があんまりノってないよねという感じなんだけど、自分の思い過ごしかも。
 おそらく次回でヒロイン3人目登場らしい。キャラデザぽよよんろっくというのを今回再認識してしまった。視聴対象に上げるときは確かに目にしてたんだけど、#1ではそのへんすっぽり抜け落ちてた。ひぐなくより丸っこくて逆に端正にまとまってるからあんま意識してなかったのだが、なんか不思議な感じ。

同期ちゃん#1~#8

 会社の女性が自分のことが好きという設定のM1層向け妄想作品。とはいったものの、これおんなのこ向けでもあるんだろうという感じもするのだが、実際どうなんだろという。いちおう同期ちゃん=ヒロイン=主人公と思うのだが、相手の同僚がエロゲの手法である、プレーヤーと同一化しやすいよう顔なしになってるから基本おとこのこ向けという見立てなのだが、ヒロインも性格がどちらかというと優柔不断に作ってあるので、これも萌えアニメにありがちな主人公優柔不断という構造と一緒。これ、視聴者がリア充なら、目標の異性がいれば果敢にアタックしダメでも次に目標を定めて大抵目的を達してるので、わざわざアニメなんか見て目的を達せられなくて悶々とする自分と主人公を重ね合わせる必要がない。なんのかんのいって異性も自分に気があるんでしょ、それにそれとなく気を遣ってくれてるし…みたいな設定も結局男女逆転してるだけで女向け萌えアニメという形にもなってるとは思う。でもまぁフツーに考えておとこのこ向けだよね…。
 まぁそういうことは実はどうでもよくて、個人的には主人公の百面相が見て楽しい作品。よむ原作アニメだとみるタイツもあって、これ実は視聴してはいるのだが数話見て挫折中。アレに比べると、やはりそれなりにストーリーが重ねられてる方がアニメとして視聴してしっくりくる上に、シナリオの構成が工夫されていて、内容はスッカスカだと思うが、溜めとオチがしっかり考えられてる感じ。