ふうこいアニメ#11
アニメシリーズを閉じる前に関係性の一時的整理を行う話。といっても、アニメが…というより、原作のその部分を切り取ってアニメにしてただけの話だろうけど…。
ヒロインのイケメンルートが遮断。体育館の件を振り返ってみても、思わせぶりな態度で有りながら決して気を持たせるようなことはしないという話のようだが、まぁギリギリの線を攻める性格もイケメンでした…ということなのかな。しかも彼に用意されたシーンがアニメシリーズで一番不純なものだったというのにもちょっとビックリ。でもフツーあんな場面に出くわしたらショックを受けて諦めるよね?、それでも思いを断ち切れないとか爽やかすぎるほど爽やかというわけでもないのがなんとも。
しかしなんやね、主人公争奪戦に参加してる二人はなかなか考えられていて、ヒロインちゃんはイケメン君にフラれたから主人公に切り替え…という形はとってないし、幼馴染ちゃんも、外形的にはドロボウ猫という風に見えるのだけども、彼女自身はずっと主人公が好きで、おそらく主人公は自分に思いを寄せてくれているようだけど、ヒロインちゃんにもときめいていそうなのを知っていて、それで尚自分が努力して主人公をゲットするという前向きな態度。今回の肝試しでも主人公はヒロインちゃんにも気を遣ったわけで、なんのかんのいって純情青春物語らしくフェアな態度に終始してる…んだけど、ラストでは幼馴染ちゃんが自分に気を持たせるために既成事実を作っちゃおうという盛り上がり。
前に原作最新話で運動会のエピソードを読んだと書いたが、その後シーモアかウォーカーかなんかで原作六話分、おそらく単行本第一巻分を読んだ。アニメとつきあわせて読んだわけじゃないから細部まではチェックできてないが、話の改変は無いように思う。ただ、アニメ版の色付けとして確かにお色気方面に振ってるようには感じたから、これ、原作者としては複雑だろうなという気がしないでもない。運動会編を読んだ印象が爽やか青春物語っぽいというものだったし、一話から原作読んでもやっぱりその印象の方が強かったので…。アニメ版が下品な方向にちょっと振れてるからといっても、深夜アニメだしなー。お色気を強調するのは正しい方向性だとは思うけど、ヒロインちゃんが主人公をからかうにしてもアニメはやり過ぎで、原作の方が自然に近いんだろうなという気はした。ただ、男を勘違いさせる女の所作とかあるけど、男の方がそれで女が自分のことを好きと勘違いするのも、いやいやそんなことはないでしょと勘違いしない男が居るのも、それぞれに個人差はあるのであって、アニメのお色気演出が、こう物語全体を俯瞰する読者の立場ではなく、あれは男の主人公にはどう見えているか…という風に解釈することも可能なんで、あれはあれで全然オッケーだとは思う。
というわけで、いよいよ次が最終回。ストーリーとしては割とフツーのように思えるけど、この下半身に訴えかける演出のお陰でなんのかんのいってかなりのめり込んで視聴してた。公的機関が無理矢理若い男女をカップリングさせて夫婦生活させる点においては恋嘘と同じだが、あちらは社会問題も織り込んでるのに対し、こちらはメロドラマに終始してて、しかしまぁ男の妄想全開のポルノという要素はおそらく企画段階で設定した目標であって、それは十分達成できていたんじゃなかろうか。
1stQ2023アニメ新番チェック
最初はしょぼカレさんとこで、いちいち公式ページに飛んでストーリー→イントロとチェックしてたんだけど、もう何匹目のドジョウなんだよと呆れてしまって、ギガジンさんとこのまとめに飛んで一気にチェックした。現段階…といっても昨日だが、ではどちらにも抜けがあって、全部の作品を網羅できる状態になってない感じ。
本数が多い割に、全体的な印象は上述の通り。アニメオリジナル作品は4~5本らしくて、その中ではテクノロイドがちょっと気になったが、これもイシュー的には凡庸な感じ。虚淵が関わるという利便事屋も注目対象で視聴するつもりだけど、サイコパスを超える作品になるようには思えないというか、おまえサンファンはどうしたんだよ?みたいな。逆に言うとサイコパス同様腐女子向けではあるが、サイコパスよりはむしろサンファンのように大衆娯楽寄りにしてるのかなという予感はするので、それなりに人気は出るんじゃないかとは思ってる。
まぁ何匹目のドジョウであってもそれなりに本数視聴するつもりだけど、そのへんは臨機応変に。
続編に関しては、フツーに防振りとか長瀞は視聴するけど、防振りは時間が結構空いたので気持ちの上では熱が冷めてる状態。神拾とかオーフェンとか虚構推理も見るつもりではあるけどさァ程度で、期待度は低め。
なんか気になったのがヴィンランド-サガで、まだ行きつけの喫茶店が閉店してなかった頃は原作をチェックしてたけどアニメ一期は視聴しようと思ったら犬HKでスルーしてた。今回も犬HKかと思いきやなんと民放なんだね…。だからといって視聴するつもりは実はないんだけど、なんかのきっかけで1期を視聴する機会があったらもしかしたら…みたいな感じではあるが、ゴールデンカムイすら続編を視聴中断してるからなんとも。
あと、草食ドラゴンは大陸放映版は3話程度しか視聴してないので、あらためて日本語吹き替え版を視聴して感想を書くかも。原作が日本のなろうだからストーリーに注目すべき点はあまりないんだろうけど、大陸で不評だった作品を、いくらリサイクルコストが安いからといって日本に逆輸入するとも考えにくいので、そのへんに注目してみたいといった感じ。ラストサマナーはわからん。これは中盤まで視聴したけどそこでばとるシーンばっかになって内容が薄くなったと感じたので、中国語をおっかけるのがしんどくなってFOしてしまったから、今更視聴するか?といったところ。