王ラン#23

 今までのお家騒動の顛末と、王になった主人公のその後。最後まで視聴して、いちおう形としては主人公とカゲの物語だった…ということになってるのだけども、なんともトリッキーなストーリー。原作はまだ連載が続いてるんだよな…というのが念頭にあったから、コレでメデタシメデタシとはならんだろーとは思っていたので、これからも俺たちの戦いは続くENDになるのはある意味予想されていたことだし、今まで主人公と庶民との関係性を全くと言ってよいほど描いてこなかったので、あーなるほど、それを今からやるんだろーな~と妙に納得した。
 カゲが出奔するあたりは、これ重耳と介子推のエピソードだなーと思って眺めていたのだが、さすが介子推のように世に現れませんでした…となったら話が続かないのでそのへんはさすがに繋げてたって感じ。そういう感じで、古今東西、童話を主としながらもいろんな既存のエピソードを継ぎはぎして作ってるなというのは見て取れた。
 というわけで、構成とかよく考えられてるし、さすが原作の人気はアニメ化されるほどあって、おそらくこのアニメも高評価なんだろうなとは思うのだが、自分も最初どうもストレスが極度に貯まる感じだったのだがさすがに中盤以降フツーに楽しめるものになって行きはしたんだけど、なんかどこか乗り切れないというか、やっぱり自分の肌には合わんかったなという感じ。
 それというのもタイトルにある王についての言及があまりにも肩透かしだったというか、自分がそのところに気を取られてたからってのが大きい。ただ、鏡の人の過去話を見てからちょっと考え直すところがあって、結局のところこの最終回でも王とは…みたいな問いかけがなされていたものの、最初っから国民は主人公をバカにしてたし、国民が主人公のためになにか「与える」ということもしてないし、鏡の人が受けてきた苦しみを見てみたら、これ、善良な庶民というのを描いてないし、ならば王とは決して庶民を無条件で慈しみ、幸福なりなんらかの恵みを与えられるべき存在として設定してないんだろうな…とも思うので、それが今後シビアに描かれるのであれば評価が一変するのではないかと思ってる。なので、王とはさすがに王一人で国を成り立たせるわけでもないし、でも今までの話って、やはり国民との関係性がほとんど描かれず、王家内の内紛ばかりに終始してたから、人を統べる存在としての王の器ってチラ見せ程度であって、メインとしての主張はあまりなされてなかったと思うんで、それが上記のタイトルとの乖離を最後まで気にしてしまって…みたいな感じで視聴を終えたというところ。

五車ガチャ開催。

 3.5周年ということで、前から予告があったようなもんだが、今まで溜めてたチケットや石を使って引いてみた。いちおう新規追加の二枚はゲットできたが、なんか前回同様チケットや石の在庫が払底しそうな勢い。最初のチケットで一枚来たので幸先良いなと思っていたら、そのあとチケット10枚、石11連×13回の合計153連でようやくもう一枚きてそれで終了。
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 153連でSR6枚だから、6%の排出率だということだとするとちょっと運が悪い方向に寄った感じ。先日新規追加キャラを無料11連で引いて運を使い果たしたかもといったのだが、それに近いものがある。


 さて、ガチャを引いたのは良いのだが、実はあんまり戦力増強だ…みたいな喜びはない。イベントでも最上級マップはやらないし、メインシナリオも初級だけクリアして読むので、そんなに目を血走らせて戦力の充実を考えてるわけでもないのだ。しかも、もともとDMMのデイリーミッションの消化のために始めたのだが、そのデイリーミッションの条件が変わってしまい、このゲームは対象外、その上獲得したポイントの有効期限が半年から一か月に縮小してしまったので、これからどうしようと考えなおしをしてるところ。