ジャヒー#17

 メイド部下と元魔法少女との諍い続き、あと色々。ヒキで制服少女がなんか魔法少女に力を与えていた何かに取り込まれてた。
 布団を買えるようになってるし、徐々に余裕はできてきているがまだまだ貧困層。ジャヒー側と敵との対立構造が見えてきたので、あとは敵の思惑が何かあたりが気になる感じ。
 うーん、物語をどこへもっていきたいのかよくわからん。ダラダラ連載を続けるのなら決着をつけないのが一番だが、それはおいといて、魔界の復活をいちおうの帰結点とするのか、魔界は復活せずジャヒーたちは人間界に順応して生きていくことになるのか。よくわからんのが、別に魔界の住人が人間界にちょっかいをかけているというシーンは見かけてないんだよな。わざわざ人間界から魔法少女を送り込み魔界を滅ぼすということをやってるわけで、むしろ悪役はジャヒー側ではないのでは?。魔石に関しては、力を与える代わりに魔石を滅せよなんだよな。魔界の住人にとっては魔石は権力の源泉なのだとは思うが、富の象徴みたいな感じは受けない。魔界の住人が人間界に干渉しないのであれば、魔石が不幸の源泉だろうとなんだろうと魔界に存在している段階では何の害もないと思うんだが、どういう記号が与えられているのか。

王ラン#7

 なにやら強くなるために弟子入りする話。巨人の血を引くのに膂力はない、でも他の方法で強くなるよう訓練するということらしい。っつーかやっぱよーわからん。元第二王子は王様ランキングにエントリーするみたいだが、何のためなのかよくわからんし、元第一王子も何のために王になろうとしてるのかよくわからん。結局二人とも親ガチャに勝ったという幸運ありきだし、一般人より能力が高いというのもそれ以外の何物でもない。元第二王子は民のことや国をどうしたいのかよくわからんし、主人公に至っては#1で民衆というか子供にバカにされていたわけで、なにか民のために善政を敷く動機が見当たらない。二人とも単にビッグになりたいというぐらいしか今のところ見当たらないのだが、意地の悪い事を言えば、元第二王子は英才教育を受けて一般人よりちょっとばかし能力が高いことを鼻にかけてる意識高い系みたいな感じだし、元第一王子は障害があるといえども結局意思疎通は手下のものがなんとか慮ってるので障害が障害として機能してないというのは今まで散々述べた通り。なので、これ割と現代の恵まれた若者のメタファーなんじゃネェの?、それも世間知らずの甘やかされた…みたいな方向性の…というのが思い浮かんでくる。今回の弟子入りのシーンでも部下のカゲがすべて交渉をやっていて、弟子入りするのは自分なのに完全に他人任せ。しかも弟子入りする先はやはり貴族もしくは王族らしい。やっぱ市井の民と交わるという展開が出てこないんだよな。新しい環境に進んでも、そこで何か新しい知見を得て試行錯誤を繰り返して世間を知る、そして社会性や自分の存在意義に目覚めていくって形ではなくて、ひたすら自分の能力を向上させることにしか目が向いてない。
 キャラが子供なので、まぁ子供といえば社会での自分の位置づけなんて考えずになにか夢だとか目標をもって努力するだとかでいいのではあるのだが、いちおう物語なんだから、そういうパーソナルな側面だけで話を進められても、大きなミッションもしくはテーマとして何が言いたいのか…みたいな感じはある。