チート薬師#6

 道具屋の女店主登場の巻。薬は接着剤と剥離剤におそらくピカールピカールはまぁ実現可能性はあるんだけど、鉄をくっつけて強度が保てる接着剤とかなんだろ?。瞬間接着剤とかエポキシ系接着剤とかが思い浮かぶんだけど、瞬接は強度が期待できないし、エポキシは硬化に時間がかかるしでどうにも。しかも仮に瞬接やエポキシ系だとしても、玄人であっても簡単に合成できる代物ではないだろうしで、今回ばかりはファンタジー物質なのかな。そもそも金属器が青銅から鉄になったのも、青銅は硬くてももろいという物性があり、鉄はそれに比べて粘りがあるからだし、それを接着剤で継いでしまったら接合部は鉄の物性を利用できないハズ。素直に鍛冶仕事で鉄と鉄をくっつけとけって感じなのだが、今までそれなりに現実の物質をモデルに、性能はそう逸脱しないような構成だったのに、今回はなんでそっから外してしまったんだろ?という感じ。
 まぁそれ目当てに視聴する要素にはならないけど、キャラ同士のかけあいがちょっと楽しくなってきた。道具屋がええ性格しとるわと思うのだが、たしかに現実に相手するにはめんどくさいというか、スキルが必要そう。ウマが合えば嫁にして一生退屈しなくて済みそうな感じではある。
 で、おそらく次回引っ張るだけ引っ張ってきた魔王の担当回。OPやED映像に出てたキャラがそろそろ出尽くしてくる感じだが、そのタイミングで転生の経緯とかやるのかねぇ?。というか主人公本当に転生してきたんだろうか?。物語世界のキャラクターがどいつもこいつも主人公の提供するアイテムを珍しがってるから、当然あの世界にはない知識をふんだんに持っているワケで、異世界転生と考えるしかないんだけど…。

ピーチボーイ#4~6

 サリーサイドではゲストキャラと戦ったり、ミコトサイドでは新たな仲間が追加されるの巻。#3でのヒキがそれなりにメインストーリーのキモだと思っていたので、そこから切れ込んでくるのだとばかり思っていたから、サリーの過去話に飛んだり、周辺を固めたりするのがちょっとばかし肩透かし。
 この作品といい、86といい、差別構造に切れ込むのはいいんだけど、この作品の場合、各キャラの態度が割とはっきりしていて、あまり葛藤がないからそのへんはわかりやすさ優先なのかなという感じ。敵だから倒す、仲間だから守るというのは見ていてスッキリするんだけど、あまりに無条件過ぎてあまり人間を描こうとしているようには見えづらい。ただ、テーマから逃げてるんじゃなくて、そういう構図というか構成で語ろうとしているというのは、おそらく平和ボケでお気持ち案件優先の日本人読者相手の商売だからなんだろうなという感じ。もうちょっと純文学よりのテキストならそれなりに読み応えのあるものがあるんだろうけど、漫画アニメのようにかなりエンタメ方面だとそのへん難しいのかな。まだ文学がそれなりに影響力を持っていた頃からすると劣化してるのか、それとも日常化してるのか判断に迷う。
 大きな構造としては予定調和に属するのかもしれないが、突き抜けるというか振り切れかたの幅が大きいからそのへんは楽しめる。ただこれ1クールだとするとやっぱり中途半端に終わりそうな予感はする。連載終了に合わせてアニメ化は、なかなか難しいという気がするし、正直それなりに見どころのある原作付きのアニメだとしても、だから原作までチェックしようかとはならないことが自分の場合多いので、そのへん最初っから警戒するようになってしまった。
 そういや城姫クエストでこのアニメとコラボをやるらしい。桃太郎モチーフということで、桃太郎関連の城はまぁわかるんだけど、アニメキャラをモデルにした城姫が出るらしいのでそれがよくわからん。てっきり武将かなんかで頭状花と思っていたぐらい。そうそう、今やってるレイドイベント、盆休みというか夏休みというか、結構ボーダー争いが激しい感じ。今回報酬の新城姫とれないかも。