おさまけ#7

 パーティー規約の作成と沖縄旅行にGoの巻。なんかつかみどころがなくなってきたような。末晴を主人公といってよいのか迷うが、彼を取り巻くメインヒロインが取り合うとなると、むしろ末晴はトロフィーハズバンド*1でしかなく、実際自分が見ても彼に見かけ以上の魅力があるとも思われない。そしてメインヒロインが繰り広げる権謀術数が見どころにしたいんだろうけど、別に彼女たちに媚びの演技がないからというわけでもないのだが、商品が魅力的でないのになんで壮絶な争奪戦を繰り広げるのかみたいなものが一つあって、ただ、どーでもよい商品だからこそ争奪戦そのものに焦点があたるのかなと思わなくもない。どっちにしろ物語は初期に比べたら全然違うモードに入っていて、その切り替わりにはある程度の評価はできるんだけど、扱ってる商材のどうでもよさが個人的にはあまり本腰入れて視聴したいと思わないというなんとも微妙な状態。

フルダイブ#8

 ゲームから逃げないと決意したら、現実と同じ問題が降りかかってくる話。うーん、どこへ行っても逃げられない構図はドラマとしてよくできているのだが、攻略サイトを見ても結局主人公の選択の指針になるようなものではないし、結局のところ主人公の取りうる選択は、ゲームをやるか下りるかの二択でしかないし、ゲームを降りる選択をしてしまったら話がその時点で終わるので、結局選択肢そのものがないという構図はどーなの?といった感じは受ける。要するに、作品(作者)が二律背反な選択肢をつきつけてオマエならどーする?という構図ですらない。ヘンな話現実がどうしようもないクソであっても受け入れるしかないんだから、仮に奴隷として生まれたらその境遇を甘受しろともなりかねないわけで、さすがにこの先の展開主人公がこの境遇を脱却するために奮闘する流れになるとは思うんだが、その、世界がクソでも現実を直視しないとという命題は、そのクソな世界をそのまま受け入れるのか、自分で切り開いていくのかのその分岐点をどう今後示すかみたいなのがミソにはなると思う。
 ただ、正直なところ、中盤に差し掛かったところあたりから、世の中娯楽の選択肢は増え続ける一方だし、ゲームだって多種多様なものがあるのに、主人公このゲームをクソゲーだと言いながらよくつきあってるよなぁと思ってしまうので、なんのかんの言い訳をしながらゲームにログインするのがとても不自然なので、そのへんのご都合主義がイマイチよくわからん感じ。現実とゲームが相似形を示す今回の流れは確かによくできてるとは思うんだが、仮定に仮定を重ねた末にさぁどうだといわれましても…みたいな他人事のような感覚はどうしてもつきまとってしまう。

そうむす、ぼちぼちLv上限200になるユニットが

 Lv上限識別色が、単色ではなくて虹のグラデーションになってた。
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 いちおうLv上限は、Mk2に正月アキレス、イカロスゼロ、ゼウス、クリスマスバカリボンと隊トップクラスの攻略組は200にしてる。これでアルテミスもほぼ勝ちデッキ。
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 上限に達すると、いちおうシナリオが途切れてるせいかもう上限を上げるためのアイテムが表示されなくなる。あと2章あるという話だから、最終章9章でLv220まで上げられるのだとは思うが、まさかLv200で打ち止めなんだろうか。

*1:今回幼馴染の行動の説明を言語化しろと詰め寄る様子は昭和期の聞き分けのない女の言い分で、彼から主体性が取り除かれてることがわかる。