フルダイブ#7

 ゴブリンが攻めてくるイベントが発生して主人公が人助けに動き出すが…の巻。やってるゲームがリアリティを追求したものだというのをまたすっかり忘れて行動してるが、なんかもうゲームモードに入ってるみたい。攻略サイトでゴブリンをやり過ごす確率が具体的に示されていたけど、その低い数字を検証したというのなら、かなりの数のハードが壊れてるハズ。いや、なんかソフトの不具合なり仕様なりでハードが壊れてちゃ、開発元の資金力がいくらあってもリコールぐらいはさせられるので、今回あたりからファンタジー展開が強めになってる感じ。
 いちおう展開が派手になってきてるから飽きるってことはまだないんだけど、先行きどうなっていくのかは未知数になってきたように思う。

おさまけ#6

 芸能事務所の社長にしでかした不始末をCM勝負でケリをつける話。うーん、正直よくわからん。これから動画投稿サイトに活躍の場を設定して高校生活と両立させるという流れなのかもと思ったら、スポンサーがついて商業的な活動もメインになるような流れだし、いったいどう転ぶのかは未知数。動画投稿サイトでのマネタイズはなかなか厳しいとは思うので落ち着きどころとしては順当なのだが、先進性からすると中途半端かなという気がしないでもない。
 シナリオ自体はひねくってる割りに得るものは少なかったんじゃネェのという印象。仮定に仮定を積み重ねてるし、説明過多で関係性をそこまで複雑にする必要があったのかなと思う。個人的には真偽を考えてなかったのだがヒロインの記憶喪失も唐突だと思っていたので、それは要素として別にオッケーではあるんだけど、そもそも最初っから芸能プロに入ることを拒絶していればよかったのでは?という気がする。
 なんやろ?。結局のところ人の言動には思惑があって、単純な人間関係で構築されていると思ったら大間違い、それぞれ自分の目的があって利害関係を調整しながら生きているんですよ…みたいなそういう構図を示したいのかなという気はした。そういう意味で、ヒロインは利害調停役としてはなかなか頑張っていて、彼女のしたたかさを描いているところはなるほどタイトル通りなのかなと。
 今回の話で、主人公側の2本の動画、まぁ高校生が作ったという設定なのだからそれなりに稚拙にしなきゃならないんだけど、圧倒的な大差で勝ったからには視聴者に対してもそれなりにうならせる出来にすべきなんじゃとは思った。1本目はサブヒロインの評価通りなのだが、2本目がイケてる感を出したいんだろうなとは思うんだが、正直スベってるとしか。制作費が潤沢でもないんだろうから、ちょうどアイドルアニメのステージシーンのようにコストをかけられないのはわかるが、せっかくアニメにするんだったら、ここにこそOP映像に匹敵するぐらいの力を入れてもよさそうなもんである。

スパカブ#7

 文化祭で荷物搬入を手伝って仲間になりそうなキャラを獲得する話。おそらくバイクを手に入れるまではおどおどしていたであろう主人公が、こうてきぱきと行動する様子でかなり成長して自信もついたという提示だと思う。こう、漫画雑誌の広告によくある、パワーストーンを買ったら恋人も出来たり宝くじが当たったり出世出来たりという胡散臭さがなく、なるほどバイクを媒介にしながらも自分の世界を広げてそれが自信につながっていく流れは人の変容の在り方として自然な感じ。