ひげひろ#6

 ヒロインがバイト先でかつて抱かれた男に再会、寄宿先に押しかけられるの巻。うーん、展開はご都合主義というか、男がその気ならもっと粘着するだろうし、異変を感じたとはいえ夕方に主人公が帰ってくるのも出来すぎだし、なんか強引な話運びだなぁって感じなのだが、まぁなかなかにして考えさせられるものはある。別に以後再生の物語にして済ますのもよいのではあるが、一旦道を踏み外したからには、元に戻ろうにもそれまでの行動が仇になるってことは確かに示すべきだし、示すぐらいなら自分のかつての軽率な行動がブーメランになるのを劇的に示すために、むしろあそこは事に及ぶべきでしょと思わなくもないのだが、いや、そこまで生々しくしちゃったら、おそらくヒロインの性格付けからすると、もうあそこにはいられなくなってしまい、物語が続かなくなってしまう。ヘンな話、センセーショナルなテーマ選びをして読者を釣り上げてはいるんだろうが、別にエロ方面で強く引き付けるんなら別にそういう媒体でやればいいのであって、そうしてないのはまぁどちらかというと問題提起という要素のほうが強いのだろうし、アニメ化したのもどちらかというとそういう意図のほうが強いんだろうから、まぁ結果はセーフにしてはいるけど、現実社会だとそうはいかんだろうねという暗黙の了解が作者と読者の間で成立してるぐらいに考えた方が吉かな。
 吉田のアパートの一室が疑似的アジールだとはいえ、前近代の縁切寺のようなアジールと決定的に違うのは、物理的に外部と遮断する壁がないこと。すべてがそうだったとは限らないかもしれないが、昔の寺社といったら荘園をもつ、貴族というか領主と同じ特権を持つ独立経営組織なのであって、まぁ小作を擁して自分で生産できるからこそ、外部と衝突を起こしても張り合えるだけの実力があったわけで、現代にそういう孤立してもやっていけるだけのアジールはもう存在しておらず、いくら吉田のアパートがアジール的要素を持っているとはいえ、それはかつての頼りがいのあったアジールとは別物といってよい。それが、まさにヒロインが繰り返していた、警察を呼ばれてしまったら吉田に迷惑がかかるというセリフ。前近代の寺社は荘園と同じだったからこそ不輸不入の権があり、外部の警察権力が及ばなかったし、それなりの備えのあるところでは僧兵がいたわけで、まぁそこまでの安全地帯はもう日本のどこにもないって話。それでちゃんと日本が法治国家で、ある程度の逸脱はあってもちゃんと法や慣習に則って修正されているのならともかく、今の日本は政治屋が法律を犯しても治外法権になっているのが目立つぐらいなので、世も乱れて、その結果としてこの作品のようなことも起こってると考えるのが自然。
 なんでヒロインは元居た共同体が包摂できなかったのか、そしてなんで外部に逃げ場がないのか、そして逃げてる本人も安易に逃げてる場合も多いし、いったい日本社会はどーなってるの?という背景があるのは前にも述べた通り。で、昔のムラ社会がそのムラ独自の陰湿な因習があったりもしたのだろうが、基本地域共同体が崩壊してるし、それに先立つ政府の個人分断化政策が先だっているというのは簡単なんだけど、例えば今センセーショナルに旭川女子中学生いじめ凍死事件なども起こっており、では地方から人が抜けて共同体が崩壊したとしても、それを埋める疑似共同体の一種である公立の学校ですら、もう個人を守るだけの力はどこにもないという。ヒロインも北海道から逃げてきたというのがまたエグい現実との奇妙な一致なのがまたなんとも。

恋きも#7

 VD前のワンシーン。いやまぁシナリオはよくできていて楽しんでるんだけど、結局のところヒロインは亮に外堀を埋められて、追い込み猟で精神的にも受け入れる態勢ができちゃってますよね…みたいな。本当に嫌なら最初っから厳しく断っておけばよいだけの話だし、こう、むかしのHQNをマイルドにした感じ。要するに魅力的な男性複数に好意を寄せられて私困っちゃうみたいな。原作読んでないからそのへんわかんないんだけど、アリエッティが結局想いを遂げられないというなら、この作品、実は自立した女性が男性と同列に働くことによって社会的役割を獲得し、女としての幸せの一つの形である結婚も果たすという物語にはなっておらず、キチフェミが見たらムキーとなってもおかしくない作りになってるんだよな。ヒロインは未成年だし。

やくも#4~6

 なんか感想書こう書こうと思っていていつの間にか忘れてた。ストーリー自体は、パンチは感じられないんだけどこの作品ならではといった要素もあって、なかなかバカにできない感じではある。だが、実写パートがどうやらネタ切れというか、息切れしてるのでは?という感じ。前半は凡庸と感じてしまうのだが、それは二重の意味でミスリードになっていて、後半の結論部分も含めるとまとまりはよい。

そうむす、2-3クリア。

 某巨大掲示板の過去スレを参考にして、急いでホーネットというユニットを育成して攻略したら、余裕というわけでもないのだが、結局全員生き残った状態で倒せたので、そこそこマージンはあったっぽい。攻略のキモはベクターという敵で、これが格闘だとダメージが通らないので、攻撃種別射撃と、敵の弱点属性の斬撃の組み合わせで攻撃して与ダメを稼がないといけないということらしい。とにかくこのベクターという敵を倒すのにもたもたしてしまうと、被ダメが蓄積してこっちのユニットが一枚ずつ落ちていくからとにかく速攻で大ダメージ。
 ただ、3章抜けて4章に行ってもなかなか順調にはいかない感じ。


 で、本日のメンテで7章解禁。Lv上限も200までになった。3章クリアでLv170まで育成が可能になったが、また突き放された感じ。今月末までに追いつく予定だったのだがあと2週間。サ終は7月上旬なのでギリギリかな。


 で、新キャラ追加。もうサ終ということでミッションクリアで誰でも入手できるようになってるという大盤振る舞い。新キャラのCVはざーさんとあやねるで、どちらもそうむす初登場。サ終が決定してから絵の発注や声の収録を行うはずがないので、このタイミングで新しい声優を呼んでるということは、割とギリギリまでサ終の判断を保留してたのかもという気がしないでもない。

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 ログインすると既にプレボに必要数のユニットチップが入っているので取り出して、ユニット画面で入隊させることができる。
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 プレボのユニットチップで全プレのユニットはミネルバ改(ラン)。この括弧書きの固有名詞はダン戦キャラで、TVシリーズだかゲームでは世界を救ったというストーリーになっていたらしく、彼女たちは伝説の勇者扱い=レジェンドにされてる。このダン戦からのキャラは今のところパンドラ(アミ)とヴァンパイアキャット(アスカ)、ジャンヌ・D(ジェシカ)の3枚が既に実装済み。必殺技は8倍という性能でユニットの中では最高レベル。


 もう一枚実装されたゼウスというユニットだが、これはミッション達成でユニットチップがもらえ、ランとどうようユニット画面で交換することになる。このミッションだが、

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 メインクエストのどのエリアでもよいからクリアすると達成報酬としてマイペのミッション画面から受け取れる。今のところ周回数20ごとに貰えてるっぽい。


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 こちらが@あやねるのユニットゼウス。全体攻撃6倍とこれもキてる。おそらくどちらのユニットも追加エリア攻略のためだろうし、自分のような新規ユーザーに対する救済措置の要素もあるのだろう。とにかくこのゲームは★上げが大変らしいので、プレイをすればユニットチップが自然に貯まるようにしてくれたのは非常にありがたい。どれだけこのゲームに手間暇かけられるか…という問題はあるのだと思うが、今からこのゲームを始めて、シナリオを最後まで読破するための最終タイミングがおそらく今日あたりなんじゃなかろう*1か。
 

*1:個人的にはそれでも大変だと思うが