戦闘員#6

 魔王軍の猛攻に耐え切れず、国が滅亡するならと姫を抱えて逃げ延びようとしてた主人公だが…の巻。まぁだいたい読める展開ではあるんだけど、歌舞伎ではないがこうでなくっちゃみたいなオチの付き方ではある。作品のテイストがそもそもそうだし、先の読めない文学作品を期待してるのなら最初っから視聴してないワケで、むしろ個人的には見たいものを見せてくれてるって感じかな。
 この作品を視聴しだしてから、書店に行くたび思い出してたのが阿智太郎。陰マモとか全巻揃えてたぐらいで続編期待してたのだが、MJ文庫はもう彼が一角を占めてた頃とは全然違う顔ぶれになっていて、もちろん阿智太郎の名前も見ない。今ちょちょいと調べてみたら、陰マモはシリーズ終了扱いで、もっと陰からマモルなんてものもあるのか…とAmazonのページに飛んでみると、自分が忘れてただけでちゃんと購入履歴にあるという。いやまぁかつて阿智太郎がいたポジションに暁なつめが置き換わっただけなんだろうけど、なんか寂しい。阿智太郎、もうゲーム会社をやめてフリーになってるらしいが、かつての勢いはもうないっぽい感じ。
 しかし、今回敵とはいえ本当に殺すことになるとは正直思ってなかった。それがダメだというわけでもないし、むしろ積極的に支持する…ってこともないワケだが、そのへんのさじ加減が今、この瞬間の日本に「これでいってオーケー」と原作者が選択したわけで、自分としてはそういう判断なのかーみたいな、ちょっとした感慨があるという感じ。タイムボカンシリーズの悪役は、いやまぁ敵味方固定で一年シナリオをつくんなきゃならないんだからそれはそうなんだけど、別に物語上でも人の命を奪うところまではいってなかったのが昭和期だったんだなという時代性という。魔王城はおとぎ話風味だから殺伐としたものは最初っから除外なんだろうけど、同じ時期の作品で、魔物の雰囲気が似てるから、こちらもせいぜい撃退程度で終わると思ってたんだよね…。


そうむす、ついに詰まる。

 ゲームのシナリオは今現在シーズン2の6章まで公開されていて、明日かそこらに7章追加、サ終までに9章まで追加されてそれでオシマイというタイムスケジュールらしいが、どうもシーズン2の3章ラストで手詰まりとなった。シーズン1が何の考えもなくとりあえず到達時点でLvMaxにしとけばあまり編成を考えずにサクサク進むし、オーラスもちょっと考えたらクリアできるのだが、シーズン2になると難易度が跳ね上がる。それで戦術を練らないと先に進めない感じ。
 そもそもこのゲーム、攻撃が、いわゆるユニットの単発攻撃と必殺技の2種類あり、必殺技はさらに3種類に分けられる。シーズン1の前半は必殺技を使わないでもサクサク進めるが、後半以降は必殺技をむしろ多用しないとクリアできなくなってくるというインフレ構造。それがシーズン2になると、必殺技を使った時に発動する、固有のバフデバフを組み合わせて、場合によっては重ねがけまでしないといけなくなっており、攻撃がゲームによくある3すくみ構造なので、ちゃんと敵に合ったユニットの属性、必殺技の種類やタイミングなどを考慮しないといけなくなっている。ただ、インフレといっても、むしろこういう攻撃を取捨選択することがこのサービスのゲーム性なので、最初っからこういう構造になっていたのが徐々に明らかになってきたといだけの話だとは思う。
 デッキは5枚のユニットが必要だし、攻撃属性が3すくみ構造であるならば、少なくとも5×3=15枚のユニットを強化していつでも出動できるようにしていないとダメなのだが、遊び始めて一か月半ほどなので、手持ちのユニットが充実してない。そもそもこのゲーム、手持ちのユニット入手やレベル(上限)上げにも遅延をかけているので、古参ユーザーはそれなりに時間をかけて手持ちのデッキを充実させてきたのであり、それを短期間に同じ戦力にするのはなかなかにして厳しいものがある。
 あと、自分がイケないのが、先日からのスペシャルピックアップガチャの強ユニットに頼る攻略をしてたこと。ステータスを詳しく把握しなくても、ステータスの高さで何とかなってしまうので、雑な戦い方になってしまってる。
 ただね、自分の雑なプレイはさておくにしても、このサービス、画面遷移時のローディングがもたもたするので、それがちと厄介。先日も演出が派手だと述べたが、画像などデータパケット量が多いと見え、それがもたもたしてプレイアビリティを損なっているのはちょっと残念。
 3すくみ1デッキ5枚の15ユニット必要とは言ったが、実際の攻撃種別は格闘と射撃の2種類あって、それの使い分けもできるとよいらしい。別にレアキャラでなくてもこつこつユニットを強化して挑まないといけないらしくて、アイテムドロップが多くなっているとはいえ古参と同じ構成を用意するのはしんどい。