戦闘員#3

 勇者とされる国王の息子が攻略を失敗した塔を、六号が交渉で何とかする話。まぁ構造は日本の企業社会のアイロニーなので、そのへんもう楽しみ方が定着した感じ。戦国自衛隊とかジパングとか、補給で苦しむわけだが、これはそういう心配をしなくていいのに、割と大火力でなんとかするようになってなくてちょっと感心する。そういう等身大的なところが親しみやすさを感じるのだろうか。

クラマー#2・3

 かつての日本最高選手をコーチに迎え、高校日本一のチームと練習試合をする話。初回視聴して無難に推移していくんだとばかり思っていたのだが、ちょっと興ざめ。なんか相手チームより度を超えた才能を持った天才が三人いるという時点でそりゃドラマもなるわみたいな。いくらサッカーがチームスポーツとはいえ、凡人百人が天才一人に勝てないみたいなところがあるので、そんな天才でも三人マークをつけたら機能不全に陥るのだろうが、三枚用意したらそりゃ止められんわみたいな。しかも主人公は練習でもヤル気ナッシングで、この練習試合でも相手の好プレーを見て触発されるまでは、やはりやる気がでてなかったわけで、こんなのサッカー以前に対戦ナメてるわみたいな。
 そりゃ単発で上がってた花火が事態の推移に従って派手になり、天才たちの競演みたいな話運びはなるほどカタルシスが得られるのだが、大差で負けてるのにいかにもこの一点がクローズアップしてて潜在能力の高さをこれ以上はないというほどアピールしてるのもなんか不誠実…というか、いろいろなところで失礼なところが鼻について物語にノれなかったという。

ビーツスパにタラの芽スパ

 タラの芽はターゲットにしてからかなり入手に手間取った食材。ワラビスパを試してその次にと考えていたのだが、結局入荷しなかったので、イタドリ→ビーツと間持たせをしたのだ。で、ようやく購入出来てさァ!と思ったのだが、それまでの食材を使い切るのが先になってしまった。食材を買い込むと、どうしてもこうなってしまう。

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 タラの芽は、結局季節モノとしては終盤になってしまったせいか、芽の部分がかなり伸びてしまってる。これを薄切りに近い形で刻み、やはりペペロンチーノベースでスパゲティにする。芽の根元の部分は細かい棘があるのかチクチクしたのだが、食べてみるとそんなことはなかった。加熱でなんとかなってしまうのだろうか。
 食感は結構歯ごたえがあって面白い。コリコリというほど硬くなく、ボリボリに近い。ネットで目にしたレシピあたりにはほろ苦さとあるのだが、こう伸び切ってしまってるのと、購入してから数日経ってしまってるのか苦さは感じられなかったのだが、これまたいつも通り唐辛子の辛さでマスクされてたのかも。


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 こちらはビーツの葉のみのスパゲティ。これはこれでやはり買ってから時間が経って葉が萎れてしまっている。食材消費にこんなに手間取るのだとわかっていたら、やはり最初に葉の部分だけを使ったスパゲティを作ってしまい、後で根の部分を消費すべきだった。まぁ萎れているから使い切るの前提で、残りの三株の葉を全部使う。
 ビーツは根から伸びてる葉が混み入っているので、根から切断した後は水で丁寧に洗う。それでも土臭さが残るのだが、幸運なことに砂を齧ることはなかった。水菜のスパゲティを作った時は洗いが甘くてじゃりじゃりしたのを反省した成果が出たというもの。
 前に根と葉両方使ったスパゲティの時には強い甘さを感じたが、これはほとんど感じない。茎でも根に近い部分(集合部分)ははっきりとした甘みを感じるが、そうでなければニュートラルな味わい。かといって大根やカブの葉のように、もったいないから使ってみたけど結構えぐみが強くて個性が感じられる…ということはないから、食材としては無難な感じはする。ただ、やはりこれも唐辛子を使ったので辛さでマスクされてるかも。ほうれん草でも収穫直後は甘さを感じるというから、もしかして早期に処理してたらそれなりに甘みが残っていたのかも。


 というわけで、タラの芽のほうは結構好みだった。画像の量で200円だったから少々高いが、季節も終わりなので高めの価格設定だったような気もする。ビーツのほうも、積極的に他の食材をスパゲティの具にするというのでもなければ十分選択肢に入るような気がする。ペーストにして調理だとめんどくさくてたまらないと思うが、根の部分を薄切りにする程度だとそう手間もかからないし、色もどぎつくなく、この甘さだと子供向けにも喜ばれるのではなかろうか。知らんけど。