春蘭の植付け。

 夕方、一念発起して先週買った春蘭の植付けをする。春蘭鉢を購入しようかと先週ずっと迷っていたんですが、とりあえず必要なサイズ3.5号なり、4号なりの鉢が手近な店にはなくって困った。ネットで通販しようにも、送料が1000円ほどかゝるところが多数で、かといってそんなに数もいらないしで、どうにも詰んだ状態だった。
 そこで、夏ごろに購入した螵蘭を大き目の鉢に植え替えて、空いたその鉢に植付けをすることにした。時期的には厳寒期ではないのでダメっていうほどでもないが、ちょっと遅いんでないかな?という程度だと思う。まぁもう植え替えをしてしまったわけで、ダメなら枯れるだけですがね。螵蘭を取り出す時にギチギチに詰まっていたから、たぶん購入店でも植替えをしてなくってという可能性が強い。
 螵蘭のうち、「鳳」は、玉魫*1蘭というらしい。花期は8〜10月ということで、今年咲かなかったから花芽をいためるということがなく気兼ねなく植え替えが行える。4.5号の寒蘭鉢に植え付け。用土が足らなかったので、かなり寒蘭用の培養土を追加した。
 もう一つの螵蘭は「小松錦」。寒鳳蘭というらしいが、種的には辺塚蘭と同じだそうだ。ただ、辺塚蘭に比べて葉がやわらかかったので別物かと思っていた。また辺塚蘭より寒さに弱いらしい。これは細い根が枝分かれして鉢全体を覆っているような感じであった。かなり根を整理したのだが、その最中株がわかれたので小さいほうは小さい鉢に植替えをする。大きい株はやはり4.5号の寒蘭鉢に植え付け。
 で、空いた鉢に先週購入した春蘭を植え付け。3.5号もしくは4号の鉢(と思われる)に植え付けるには根が長かったので、展示会へは大きな株を分けて持ってきていたんだろうか。黒くなって機能しなくなっていると思われる根も含めて整理かたがた根を切り詰める。中国春蘭奇花の「余胡蝶」は花芽がついていたが、傷んでないだろうか。何しろ一週間も水苔巻きで放置だったもんな。根が真っ白で状態はいい。調子よく成長すれば来年の春には花が見られることだろう。
 もう一つは「福の光」。三条で花芽はなし。肥培して一シーズン向こうには花が見れるといいなぁ。花の色が朱金系とよばれる、ありていにいえばオレンジなんだが、寒蘭が紅もしくは緑という花色で、しかも紅が鮮やかであれば華やかなんだが、暗い色らしいので、明るさを求めて購入したのだ。でも一年以上先か…。

*1:正しくは魫の右上に点がつく。