アクダマ＃12
処刑課が一般人の敵扱いになって兄妹が逃げおおせてEND。検察がアベを不起訴にして国民の敵認定されたこのタイミングにぴったりってのがなんとも。
ひぐなく業＃13
児童相談所を動かすことに成功したが、またいつもの惨劇END。視聴後いろいろ考えてみたんだけどよくわからん。そもそも惨劇の理由になにかしら法則性があると考えること自体が正しいのかすら疑わしくなった。特に今回は、惨劇の原因が祟りなのか、それともただの人間の殺人事件なのかという判断もしづらい。また、祟りがなんらかの行動の成果に対する代償という形にもなってない。
ただ、やはりストーリーとしてはオモロイ。まぁ自分が予測していたということもあるが、一度は成功したかに見えてその実理不尽な仕打ちを受けるという構造自体は個人的には問題ない。前回かなんかで、役場と村の人が癒着しているって構造は示されていて、児童相談所が地元の人間関係で動くという構造は、まぁ確かに民主主義といえなくはないが、決して近代市民の在り方ではないわけで、ではそういう方法で救うことの是非を視聴者に問うているはず。
昔に比べていろいろ向上したところはあるんだろうけど、生ぬるくなっただけで人としての筋を通すことについては逆行すらしているわけで、そのような世の中で、敢えて筋を通して要求を実現することを最後の最後でひっくり返して、そんな都合の良いことあるわけネ～ダロとあざ笑う構図はなかなかにしてキレが良いと考えているが。
IWGP＃12
黒幕が明かされ、事件が収まる話。まぁおそらく前回の自分の推測は修正しなくてもよい感じ。許しあうあたりは最初ヌルいと思っていたんだけど、よく考えたら踊らされていた下層民は許しあうしかなくって、踊らせてた層は許すなという構図なのだと思う。わかりにくいが、拳銃を渡して分断工作してたヤクザは、描かれてないだけで、あれほぼ間違いなくコンクリ詰めか簀巻きにして東京湾に沈められるはずなので、そういう補助線や治具を当ててみたらまぁほぼ結論としては落ち着くべきところに落ち着いてる感じ。和解してるんだから、現代の感覚だとR.E.は残っていてもおかしくないのだが、ちゃんとけじめをつけて解散してるわけで、これは割と筋を通し切ってる結末。
前期中期はもうトラブルシュートをやっていても、解決の手段が都合よくポンポン提供されてヌルヌル話がまとまっていったので、こりゃお花畑やなという感じがどうにも抜けなかったんだけど、後期の渾身のエピソードは、ターゲット層を広くとっているという視点に立てばよくできていたと思う。どこか優しい世界のように感じてしまい、ドラマ性は弱いのだけども、この作品そういうのではなくおそらく啓蒙要素で書かれてると思うので、そういうミッションを前提にしたらブレはない。立てた目標を達成してるとはいえるのだが、では多数の視聴者に支持されたかは別問題といったところ。個人的には得られるものはそう多くはなかったけど、ダメ出しするのは見当違いなんじゃねーのぐらいには思ってる。
ノブレス＃12
ライジェルが露払い達の努力もあって、ついにロードに対面する話。矜持の乱舞って感じでなかなかにして理念の提示が快かったという。この作品全体が、おおきなおねえさんが喜びそうな男の美学を提示していると思うんだけど、うーん、ちゃんと男にも刺さってるんじゃないかな。
ストパン3＃12
まぁ予定通り敵を倒してEND。うーん、服部の使い方が宮藤を真剣にさせるトリガーなのが気になるが、まぁ一本糞王道展開で〆。2期の最後でネウロイとの和解の可能性を示していたのに、クライマックスでは戦う決意を示していたから、方向転換の提示だろう。自分は劇場版を見てなくて、その劇場版が2期とこの3期に挟まってるらしいので、方向転換の理由が劇場版で示されているのかもしれんがわからんとだけ。
ただ、おわりのでかでかとしたフォントを見る限り、もうテレビシリーズではこれが最後なんだろうという気はする。仮に予算が出て、OVAが作られるとか、テレビの二時間特番みたいな形式で再登場するにも、ネウロイと和解しちゃってたら作れるものも作れなくなるわけで、まだまだ俺たちの戦いは続くENDはまぁそうなんだろうなという。
1期や2期に見られた組織論らしきものすらなく、そのへん全然社会問題とのリンクは考えずに、ひたすらストパン世界の理屈を突き抜けてたって感じ。自分も最初っからそう思ってたし、おそらくこの3期はシリーズを追っかけてたファン向けのサービスなのであって、いまさら社会とのリンクとかうざったいだけという判断も正しいし、そのへん新規顧客を拾いに行かないという決断は間違ってないと思う。動画のクォリティも上がってるし、シナリオもシリーズのクォリティを維持してるからその限りのおいて成功だとは思う。しかし数あるアニメ作品から、わざわざこれを選んで視聴するということを考えたら、やはりシリーズの追っかけでない限りあまりお勧めしないという評価も変わらないって感じ。まぁよくカネをかき集めて3期作れたなという努力は評価に値するが、作品自体の評価とは別物だよねという。
