キミ戦#11
シスベルの脇の甘さにつけこんで、仮面卿が罠にはめる話。うーん、先が読めん。女王の長女は才女らしいが、ならなんで仮面卿に頼ったのか、それ自体が罠かもしれずでどうにも。女王である母が長女より次女にシスベルのことを相談したのも不自然な感じ。誰がどんな思惑で、こうやって視聴者に表向き見せてる行動に出てるのかは予断を許さないってところなのだが、まさか本当に王家の者たちがボンクラであたふたしてるだけなのか…。この話の顛末が次回で解決するとも思えないんだが、そのへん無理やり収束させて俺たちの戦いはこれからだENDで〆るのかねぇ。しょぼカレでは次回最終回みたいな放送局が多いのだが、前回も言った通りATXは#13の日が設定されてるし、公式ツイを覗いても次回#12をお楽しみとあるが、次回最終回とは書いてなかったしでなんとも。ただ、アニメ版としては全然話がまとまってないから、流れ的には2クールあるんじゃないかと思ってはいる。
しかし、前回視聴後に原作先読みでシスベルがイスカを襲って退室したところまで読んでその後は触れないようにはしてるが、個人的には原作の文体は肩が張りすぎてるような感じでアニメ版のほうが合ってる感じ。男キャラを担当してる声アテが、こう絶叫系正統派ヒーローのような演技でないのも落ち着いて視聴できてる一因かも。
魔女旅#12
別の顔を持った私大集合の巻。闇の私が三人とか雑だなとか思ってたら、主人公と名付けられてうーんといったところ。10年前に遡って事件を解決しようとして、あまりの結末に泣きながら逃げ出したエピソードを思い出したから、あのとき言われてた、過去を改変しても現在に変化はなく、その時点で分岐ができて新しい世界線が発生するとかだったから、さすがに今の自分とは別体験をした平行世界の別人格なのはわかったという感じ。まぁ結局の所、過去を振り返って「あのとき別の選択肢をしていたらどうなっていたか」を振り返って自分自身を整理した…というだけの話で、まとめを飾るには適格なエピソードではあるのだが、インパクトはなかったかな。
振り返ってみると不思議なもんで、やはり中途半端な感じがする。一応の結論を述べると、視聴対象に下地店での期待ほどのものではなかったのだが、ではダメかと言われるとそういうわけでもないというもの。Wikipediaで作品の由来を見てみたらこれがまた微妙で、なろうからの出世でも、商業からの出版でもなく、なんと自費出版。そりゃ売れたいとは思っていたのだろうけど、それなりに大当たりも狙っていたのなら出版社持ち込みでもして認めてもらい、商業的に売り出してもらったほうがそこそこ可能性は上がる。自費出版なら、やはり作家として世に問いたいというのはあるだろうし、宣伝効果が薄い手法をとっているからには、分かる人にだけ手にとっても偉得たら良いぐらいの心境はあったはず。でも結局の所某巨大掲示板で宣伝して商業出版に取り上げてもらったのだから、まぁ縁とは奇妙なものとしか。
で、1クール見通してみて、やはりこれは大局で見て自分探しの旅だったんじゃねぇの?という気がしてるのだが、それでなんかスケール感ちっせえなぁという印象が強かった。ただ、それがいけないのかと言われるとそれも微妙で、そもそも旅というのは非日常を体験するということであり、それは日常の中に身を置いていたら決して認識することのないあたりまえになってることを、別の環境に身をおいて、自分が常識だと思っていたこと、そもそも常識とすら思ってなくて、別の習慣や風習にであって初めて自分がそれを常識と認識していたようなことを改めに知覚するという羽目になるわけで、そこで自分がどのような環境に身をおいていたのか、それでそういうものから切り離されたときに自分はどのような選択をするのか?という状況に追い込まれて、初めて自分を再発見するものであるから、若者向けにタコツボ化するんじゃねぇ、本を捨て街に出よという主張はまぁそれなりに正しいんじゃねぇのとは思ってる。ましてや今の中高生とか携帯端末といういじめ促進アイテムを自ら持って同調圧力に無意識下でも進んで加担してるわけだから、そういうしがらみから切断行為を自ら行って、別の環境に身を置けってのは昔ながらの主張でもある。ただ、昔より精神的同質社会になっているような現代の若者を、いきなり何もかもが別世界のところに放り込んでもパニックになるだけだろうから、そのへんマイルドな感じにせざるを得なくて、だからこう自分のような老いぼれのように昔はバックパッカーが流行していた頃の、若者よ世界を目指せがそれなりに支持された時代の価値観を持ったものからすると生温いわなぁと思ってしまうのも仕方がないのかもしれん。世界は別にお前たちの成長のためでも、自分探しのためにでも動いているんじゃなくて、旅人ってのはその地での生活にちょっとした居場所を提供してもらうのが関の山であって、そこから何を引き出すのかは自分次第なわけで、なんかどことのう優しい世界ってのとは違うような気がするんだよね。その点、やはりあの別の魔女の手伝いで、10年前にその魔女の親友だと思ってた少女を救いにいって返り討ちにあい、恥も外聞もかなぐり捨ててほうほうの体で泣きながら逃げ出したあのエピソードが、人間の弱さを描いていて個人的にはベストエピソードだった。寓意部分はキノに及ばないし、やっぱ成長を軸に据えてるんだろうから、自分には実力があると勘違いしている少女が身に余る力を振り回してプライドを満足させるってのではなんじゃそりゃと思うしかない。
なんか続編があるかのような含みをもたせたヒキだったのだが、今までのこの物足りなさからするとそれほどでもないんだが、一人旅ではなく二人旅になる展開にちょっと期待といった感じ。やはり他人は自分を写す鏡だろうから、自分と違うものを他人に発見してそこでまた自分を再確認する作業が起こるのだと思う。そこには自分探しのように、自分の世界を模索するものではなくて、世界に自分を位置づける作業が入ってくるはずなので、同じ自分探しでも社会化の側面が入ってくる。おそらく今までよりは深みが増すんじゃなかろうかとは思うが、まぁ別に続編としてアニメ化されなくても、気が向きゃ原作買ってねで終わる話ではある。
俺100#12
クエスト終了で日常に戻ったメインキャラたちのその後の話。プレーヤー側に与えるべき情報を最初っから与えておかず、それをしなきゃならないような状況に追い込んどいて、今更どういう気持?
今、どんな気持ち? ねぇ、どんな気持ち? ∩__∩ /⌒ ⌒ヽ ♪ (●) (●)ヽ ハッ |(_●_) | ハッ ミ、|∪| 彡__ ♪ / /ヽノ __/ \_)\ ヽ (>――、 \ ヽ / つヽ. /⌒_) :| ー:|: | へ | >..::ミU(● (ノ U :f .|:イ゚。 :|| :|:|: :V :ヽ_): :| :
とか、どんなハメ技なんだよという気がするが、まぁ視聴者(読者)に訴えかける手法なのでこんなもんかねぇといったところ。いちおう一般的にその行為がどうみなされるのかはわかった上で、主人公は自分の信じる道を行くって言ってるわけで、ある意味自分の行動の結果は自分で引き受けるという決意があるだけおとなになったということではあろう。人の命の重さをわかった上での発言だし、正直自分に言わせりゃ、貴族が司法や行政に圧力をかけて黙らせることができるから、人を死に追いやるだけでなく、汚職暗殺なんでもござれ、もし万が一足がつくようなら部下に腹を切らせる特権階級に思い知らせてやってくれって感じ。ヘンな話だが、逆に考えると、今までの話の流れで、では主人公はNPC殺しをしないでクエストを達成した展開を見せるつもりは最初っからなかったわけなので、ゲームマスターが主人公に人殺しをする展開を、原作者が読者に見せつけるというメタ構造になっていて、個人的には人に命の重さを考えさせるのにその仕掛けはちょっと気色悪いと言ったところ。そういう倒錯したやり方を採用したからこそ、視聴者(読者)に、主人公がパニックを起こしている姿を見せなくちゃならなくなっているし、彼なりの正義を貫く覚悟のシーンでもどこか後ろめたいような雰囲気が出るような演出にしなくちゃならなくなってる。別にこんなひねくれた方法取らなくても、近代フランス文学やロシア文学あたりに参考になる例はいくらでも転がってるわけで、論点をわかりやすく提示するためとはいえ、どこか引っかかる感じはした。
さて、話の切れ目はそこそこちょうどよい感じだし続編なくてもそこそこまとまってるからあまり期待はしてなかったんだけど、続編あるようで個人的には期待してる。まぁ第1期ですらタイトルにある百万の生命の上にって謳ってる割にはどこに立ってるのかイマイチわからない感じだったから、2期でそれが感じられると嬉しいといったところか。現代的な要素を取り入れながら「生き抜く」というのはどういうことかという、割と大きな主題をぶっこんできたのは驚きながらもそれなりに描けてたような気がするので、個人的な評価は高めだったかな。
トニカワ#12
嫁が看病して花火を見に行って〆。祭りで話を閉じるのはある意味フォーマットなのかも。ラストの集大成ということで、二人の関係性が深まっていちゃいちゃしてるシーンが多かった。自分、最後まで言及しないのではと密かに思っていたのだが、どうも夜の夫婦生活も今回描写こそしなかったがいちおうやってはいますよというほのめかしがあったので、ちょっと意外に感じた次第。それも関係性を強化する一要素ではあるのだろうけど、この作品のテーマは夫婦生活を良好に保つためのノウハウみたいなところだと思うので、その軸が最後までブレなかったのは安心できる要素。なんかしれっと本人に不老不死だと思わせるセリフを吐かせてたが、かぐや姫って短期間に大人に成長したという設定はわかるが、月からのお迎え後の話は見かけないからそんへんはアレンジかな。正直空から女の子が降ってくる典型的な萌え作品であり、むしろ数々の萌えアニメが男女の付かず離れずの関係性を示していながら疑似夫婦関係を示すものであったから、新婚カップルをガチで素材にしてきたのは逆に新鮮味があったという感じ。ほとんど喧嘩らしい喧嘩もしてなくてイチャラブ展開ばかりなのに、よく自分飽きもせず最後まで視聴を完走できたよなと不思議に思うぐらい。関係性を良好に保つために何が必要かについて仕込んであるからだろうとは思うが、身も蓋もない事を言ってしまえば、正直嫁ガチャに勝つことが一番の要素だと思わなくもない。嫁が社会参加による自己実現のために働きたいと言い出さないし、経済感覚がまともだしで、どうせ実家が太いだろうし本人は不老不死だろうしで、千年以上生きてきたのなら、ようやく探し当てた良夫と充実した日常を送る以上のことがあろうかってなもんで、カネの問題が最初っから放逐されている以上、それなりの説得性はある。本当なら関係性が固定して、新鮮味を感じなくなったときに、どういう要素が安定化に必要なのかが一番重要なのだと思うが、それを描くならまだまだ新婚生活を長く描いていかなくてはならないし、関係性のもつれをそもそも描くべきかどうかという問題もあって、少なくとも1クール程度で収まる問題ではない。結婚を夢見る層には教科書的とまでは言わないが、指針の一つにはなるだろうし、すでに結婚している層はこういう時期を体験していた人も多いだろうし、なつかしみを感じたりして年齢層問わず楽しめる作りになってたのはまぁ当然かといったところ。特に人に薦めるってほどではないけど、個人的にはかなりバランスよく楽しめる作りになってたと思う。嫁が結婚式をやりたがってると勘違いしたエピソードの伏線回収をやらなかったから、もしかして続編作る余地があるのかもという気がしないでもないが、それほど期待する要素でもないとは思う。
ガルフレ対抗戦、やっとのことで下位SR勝ち点分確保。
初日からptを稼がず調整して、弱い相手と当たるように用心したつもりだが、結局前回と違って不戦勝は一回だけしかなかった。自分が頑張れば勝てた試合も2つほどあって読みを間違えたのも痛かった。あと、昨日は荷物受け取り騒動で疲れて昼寝過ごしたのだが、これも自分が頑張れば勝てたかもしれない試合3つ目だったという感じ。なので、先程の最終日二戦目は、それまでに勝てたかもしれない試合を拾えてたら余分な炭酸消費を強いられなかったというオチ。
しかし、臨時グループのバナーを飾るシーンは自分のカードなので、名目も実質も自分がリーダー格。結果として面目を保ったという形にはなったが、おそらく自分以外に下位SRを最終進展するユーザーはいない模様。せめて293に、グループを代表するリーダーとして、勝ちという貴重な経験を積ませてやれたというどうでもよい妄想を頼りに、自分を慰めるしかないか。祝勝会と称して今晩は293と二人で仲良く過ごすとかそういう妄想でもしないとやってられんみたいな。