モリアニ#1

 憂国のと冠に付いてるからもうちょっと国家的犯罪を取り扱ったものかと思ったら、必殺仕事人だった。ただ、こういうトラブルシュートを繰り返して国家的規模に至るという展開なのかもしれないので、そのへんはまぁ。おおきなおねえさん向きスタイルだが、内容はシリアスでターゲット層を特定しないものだと思う。キャラをシャーロック・ホームズシリーズから抜き取ってるから、ミステリ仕立てではあるが、逆に本当のミステリと比べるとその要素少なめで一つのエピソードは普通のドラマっぽいから個人的にはそういうスタイルのほうが好み。いちおうマキャベリズム的な冷酷さがないわけではないが、本歌とは違って善人側って感じかな。思ってたのとちょっと違っていて見込み違い的なスカり感はあるが、全然悪くない。

いわかける#1

 原作未読だが…。上記モリアニと並んで、魔女旅の次点の期待作だが、まぁこんなもんかという滑り出し。シナリオが強引で紹介モノとして最初っから喧嘩腰なのなんで?と思わなくもないが、スポ根にはよくあるパターンだし、競技だから展開に抑揚をつけないと最初っから見切られてしまうとの判断なんだろう。説明なしに専門用語がバンバン飛び出してくるし、そのへんついてこられないのは置いてくよってな感じだが、基本単に岩を登るだけなので用語の意味がわからなくても全然問題ない。
 公式サイト見た感じだと、割と攻めたポージングで期待するところもあったのだが、動画としての枚数は少なめ。作画陣は結構大変だとは思う。お色気方面に振ってくるかとも思ったんだけど、今の所そういうあからさまな感じには見受けられなかった。
 もともとの連載のサイコミで、今、最初のほうが無料公開してるみたいだから、ネタバレ上等で読んでみるつもり。