モン娘医#10
別の話ではなくって、あくまでスカディ治療の一環として、手術道具を作る職人のさいぷ~が目を回して酔って倒れただけの話だった。今回の話での手術用の針の製造工程だが、キモは伸線工程を使って強度が大きい針金を作って使い捨てにするってことで、かなり近代的な概念が入ってるなということ。でも調べてみたら、ピアノ線の発明は1850年代だが、伸線ダイスを使って針金を作る技術自体は14世紀ぐらいにもうあったらしくて、ちょっと感心してた。とはいえ、時代設定が中世なら道具の使い捨てはちょっと考えにくい。のだが、中世の医者は手術用の前掛けは汚れているほど名医の証というものだったから、そういう描写でない時点でかなり近代に近い中世*1という設定なのだろう。
個人的に違和感ありまくりなのがサイクロプスの描写。1つ目の巨人なのはそうなんだろうが、あのように目を大きく描かれると不気味なことこの上ない。というか、普通の人間の顔で、片方が前髪で隠れていて見えている瞳は一つだけ…というキャラクターだと全然オカシク感じないのに、なんで気味悪く感じてしまうんだろ?。それが主因かどうかはわかんないが、このアニメのあの目の大きさだと、頭蓋骨の内部が全部眼球で占められてるって感じなんだよね。あちらではサイクロプスの目の大きさをどう描いているのかネットで漁ると、普通の人間の目の大きさとそう変わらないものが多く見つかる。まぁ日本の西洋ファンタジーならではのキャラデザインで、特徴を出すためのものなんだろうけど、見るたびにドキッとさせられてちょっと心臓に悪い。ただ、人間に近づけてしまうとエロ描写がシャレにならないからわざとそうしてるのかもな。
*1:まぁそもそも種族(人種)によらない平等思想、人権の概念が語られてるあたり近代市民の成立あたりを念頭に置いてるだろうからもっと早くに気づいとけって話ではある