富豪刑事#9

 お坊ちゃんの父親生存確定の巻。父親は逃げる過程でしかないし、熱血君の個人的事情も自分にはどうでも良いので、なんか淡々と事態が推移してるというふうに見えた。どらえもんの便利な道具も正直目くらましに感じる。アクションシーンになるとテキストが停滞するので今回はあまり考えさせられる要素が少なくて、眺めてたらいつの間にか終わってた…みたいな。

俺ガイル#10

 プロム開催終了とその後の鞘当て。お、なかなかラブコメやってるなって感じ。この、なんというか、ラブコメのお約束を全く使わずにラブコメを表現するってのは、言いたいことを直接言わない小説ならではってところ。そのへん自分未読だから原作どうなってるんだろうなと興味は湧く。ある意味アニメという形式で、キャラの表情をつけてくれるのはおそらく自分にとってはありがたいことなんだろうな。
 雪ノ下姉も、なんつーか、誰かに評価してもらいたかったんだろうなとぼんやり思ってた。別に都合よくお膳立ても展開も仕組めるフィクションを叩き台にしてもアレだが、めぐり合わせってのはある意味残酷に働いたりするんだろう。一人で何でも切り盛りしなければならなかった姉が、自分から積極的に働きかけるわけでもない妹が自分が欲しかったものを運良く手に入れてるって羨ましがっても不思議はないというか。


自転車パーツ、テールライトの顛末。

 この前製品違いのを送られてきてうんざりしてたヤツ
corydalis.hatenadiary.org
 なのだが、蟻のチャット機能を使って連絡を試みた。最初の返信は時間がかかり、でもなんか通じてない感じ。製品違いだよと画像まで送ったのにそれを見たような様子がないのだ。注文には何を選択したのか型番が残るし、製品にはしっかりと型番が記してあって違うのは明白なのだが、謝罪云々別にして、取り違えをしたという表明すら無い。
 で、翌週にもう一度メッセージを送ってみたのだが、なんとメッセージを送った瞬間に定型文の返信が来てビックリ。どうも自動応答にしてるらしい。自分がものぐさなのも手伝って、とりあえず一週間ぐらい待ったあと、メッセージに新しい返信もないのを確認し、満を持してopen dispute。ちょっと驚くことに数時間ほどあとにメールで係争受付の返信が来て、翌日には全額返金処理の裁定が下った。同時に注文したハブスパナは問題なかったし、詐欺セラーではない*1のだろうが、どうにも印象が悪い。ただ、ショップの立場にたてば、いくらショップに瑕疵があっても、客の注文通りの商品を再送したところで手間がかかるだけであり、open disputeで商品代は返金するのだから客が損するわけでもなく、ショップがわざわざトラブル処理をしない分だけ楽ができるという判断なのだろう。ある意味合理的。
 ただ、こんな対応をされてしまうと、仮に同じ商品を買い直したところで、また違う商品を送られて今回と同じ処理をされてしまうとなれば、まぁ金銭的に損はしないだろうが、こちらとしては欲しい商品を手に入れられない可能性を捨てきれないわけで、セラーに対する信頼はない。しかも前回購入したときより値上げされてるわけで、そのへんどうにも。考えようによっては欲しい物が手に入らなかったが、機能の違う同等品がタダで手に入ったのだからよろこんでもよさそうなものではあるのだが、胸中は複雑である。
 蟻特急ではセラーごとの違いが大きいのだと思うが、販売システムがちょっと不可解なところがある。前にも述べたが、送料を課す商品では、複数注文すると単品注文の合計より送料が高くなったりする。客としては安さを目指して単品注文を繰り返すしか無いと思うのだが、セラーとしてどう思ってるんだろうな?というのは気になる。今回の注文なんかはハブスパナが商品と送料が別々になっており、テールライトは商品代だけで送料無料だった。なので、特にこっちが損するわけでもないから一括注文しても良かったのだが、別にセラーが商品を常に在庫してるとは限らないし、なら入荷したらその都度送ってもらえば早く入手できると思い別注文にしてた。が、結局別々の注文番号が振り当てられているにも関わらず、ハブスパナとテールライトは同梱されて送られてきたわけで、つくづくセラー側の都合が優先されるんだなという感じ。
 ただ、このトラブルが絶対に許されないというものでもなく、注文通りの商品が届かなかったからその分損したというものでもなく、為替差はあると思うが実際にカネを騙し取られたってわけでもないし、このトラブルを楽しむのも込みで海外通販を楽しんでるところが自分にもある。とはいえ、届くのに時間がかかるのを承知でということが念頭にありながらも、例えばハブスパナなんて予備のつもりで買ったから、かなり遅れても実害はないにせよ、テールライトは少々実際に使うことも想定して注文してたからもやもやしてた。もう今だと夜も冷え冷えな感じだが、真夏の、夜もある程度昼間の気温が下がりきらないから薄着でもオッケーという期間はそこそこ限られているので、それを外して9月入りして届いたのはかなり想定外だったのだ。発光パターンが気に入ったら追加で注文しようと思ってたし、その追加注文のタイミングが8月下旬のサマーセールに来ればラッキーと思い、かなり待ちわびていたところがある。なので、SG送りで想定の倍以上の時間がかかったのと、問い合わせに自動応答で木で鼻をくくったような態度なので、実際もうこのセラーから買うことはないだろうと思っており、それってセラーにとっても損なことなのではと思ってみたり。
 まぁ難しいところだが、自分が蟻特急で買い物を初めたときに利用してたセラー(注文履歴が残ってるのありがたい)、もうほとんど残ってない。とにかくセラーとしての信頼を積み上げて客を獲得するより、ネットショップとしての運営コストを切り詰めて、ダメならショップごと潰して新ショップを立ち上げるなどして試行錯誤を繰り返したほうがよいのだろう。別に丁寧な対応を心がけていたとしても星の数ほどあるショップの中から自分のところを選んでくれる確率は低いし、価格競争がスグに起こるから客対応にコストを掛ける余裕はないんだろう。即時即応スクラップアンドビルドで、とにかく荒稼ぎして定常的に利益を挙げられる地位を獲得してからショップとしての信頼性を上げるってのはある意味理にかなってるとは言える。

*1:実際には自動応答文に、open disputeは取り消せとか書いてあるから、メッセージを信じ切ってしまうと時間切れで商品代を騙し取られる。