チャイの季節になってきた

 夏の間はなんのかんのいって氷水ばっか飲んでいたのだが、秋口からチャイ、というよりスパイス入りミルクティーを作り始めた。もともと紅茶をちょくちょく飲んでいたのだが、自分の好みであるアッサムの香ばしいのがなかなか見当たらない。あと、寒さが本格的になってくると、ストレートティーでは物足りなくなってくるのだ。それで貧乏食生活をしている身としては贅沢極まりないのだが、2~3年ほど前からミルクティーに砂糖たっぷり、スパイスで味を濃くするということをやってる。もう牛乳が高いし、スパイス自体もそれなりに値が張るので、正直なところあんまり普段のみしたいのではないのだが、嗜好品として飲むというより、砂糖ガッツリで腹も膨らせて体も温めるという機能重視だ。


 さて、今回のエントリーはチャイが主役ではなく、スパイスを砕く調理器具を入手したので、その過程をメモするのが目的。蟻特急で購入したのだが、この過程が結構面白かったのだ。


 調理器具は、Mortar and Pestleと称されるもの。訳すると乳鉢乳棒。いつもスパイスを砕くのに、まな板に胡椒なりを置いて包丁の側面を当て、手のひらで叩いていたのだが、専用器具で楽できないかというもの。胡椒だったら、胡椒用のスパイスミルで用は足りるので、それを購入すればよいのだが、ふと目にした動画に、スパイスを石板の上で握りこぶし大の石で押しつぶして粉にしていたものを見て、アレいいなと思ったのがきっかけ。但し調理器具として石板は大きすぎるので、サイズが小さいのはないかと思っていたのだ。


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 こういうの。餅をつく臼と杵を小型化したものと思った。これを2個。送料込みで1000円ほどなので、1個あたり500円ぐらいになる。


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 石材で出来ているのが欲しかったのだが、木製のほうが軽いし値段も安いのでこれにしたというわけだ。木工品としては仕上げが雑というか、ニス塗りしているが右側の画像のように塗りにムラがあって品質は良くない。が、ホムセンで見たらこのぐらいの体積の木片だけでこの製品の値段ぐらいはするので、加工費考えたら抜群に安いと思う。


 さて、今回これを注文して届くまでに三週間ほどかかってる。なので蟻特急のセラーでは平均的な早さ。オモシロイと思ったのはトラッキング情報。

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 めちゃくちゃ細かい。郵便局のトラッキングより詳細だと思う。ちょっと気になったのが向こうをたってからこちらに着くまでの空白。10月8日から15日までどうなっていたのか。中国で航空会社に投げて向こうでで放置されていたのか、日本に届いてそこで放置されていたのかよくわからんところ。これだけ細かくてもそのへんわかりにくいのはやはり中国だなという気はするのだが…。


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 これは別に注文している商品のトラッキング情報だが、これなんかはどの航空便に積み込んだまで書いてある。ただ、日にちまで書いてあるわけでもないので決めつけるわけにもいかないが、やはり日本にまで届いていてそこで放置されているって考えるほうが自然と思われる。


 さて、使い心地だが、


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 これがすりつぶす前の黒胡椒の粒。これを乳棒で突き崩すのだが、持ち方に工夫がいる。野球のバットやテニスのラケットのように横から握ったのではダメ。全然力が伝わらなくて、餅つきのように振りかざしてつかなければ崩れてくれない。そうすると崩れた胡椒が勢いで飛び出すので厄介なのだ。なので、棒の端を手のひらで押す感じにして、胡椒を押しつぶすことになる。乳鉢を手で持つと全然保持できないから、しっかりした台(別にまな板の上で全然構わない)に置く必要もある。


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 そうするとこの程度まで潰れてくれる。まぁ包丁の側面を当てて叩いて潰すよりは細かくなるが、グラインド式のスパイスミルを使ったほうがマシなんじゃね?という気は大いにする。商品説明には冒頭にニンニク潰しと書いてあるし、木製のだと硬いスパイスは不向きなんだろうと思った。
 

 さて、実はこの他にもスパイスを潰す器具を何個か試しに注文している。気が向けばその使用感も上げてみたい。




 今回どうにも気を引かれたのがトラッキング情報にあった郑州市の文字。ここ、昔行ったことがある。カッコつけて写真なんか撮らないと思ってた頃なので記録も何もなくて記憶が薄れているのだが、それでも夜の町の雑多な喧騒が妙に魅力的だったのを思い出したのだ。

神田川JET GIRLS、第3話視聴した。

 なんかこの作品の立ち位置がわかったような気がした。前回述べたとおり、やはりターゲット層は絞っている感じだと思う。最少催行人数?が全然足りないのに許可申請をしてた主人公、バカなんじゃね?と思っていたが、今回の展開を見るとなるほどその必要があってそういう流れにしてたのねと納得したが、この作品のスタンスを把握してないと受け入れづらいものがあるとは思う。
 結局の所、これ、もうギャグテイストで作られている感じ。勝負になるとそれなりにシリアス度は跳ね上がるのだろうが、今まで見てきたことを振り返ると、コメディというよりコントをやってる感じ。ちょっとしんどいのは演技がこなれてないこと。真顔でしれっとボケてくれないと「落とす」段階との落差を作れないのだが、どうもそういう場の雰囲気がつかめてないっぽい。今のところは冒頭のナレーション@日高のり子ぐらいしか把握してないように思うのだが、まぁ回を重ねるごとに、この作品が何を求めているのか掴めてくるだろうからそのへん待つのが吉だろう。
 結局の所、自分はこの作品をそれなりにシリアス路線じゃないかと思っていたので前回まで違和感が強かったのだが、今回でそれが誤解だとわかったので、この作品にあった楽しみ方ができるんじゃないかと思ってる。よくよく考えたら、新スポーツをフィクションででっち上げて美少女を組み合わせたんだから、そこにリアリティを求めても詮無いことだろうと、お遊び方面で突き抜けるのは方向性としては全然正しいというわけ。



 あと今回出てきた蛇骨湯、春までは営業してた実在の銭湯らしい。どうも東京の風景も楽しんでもらいたいという作品のようだが、このタイミングの奇妙さはなんなんだろ?。ラーメン大好き小泉さんでも、放映時には既に閉店直後でしたって実店舗があったけど…。