俺ガイル完#1
なんか前作のラストはそれなりに深刻というか、重々しい雰囲気でヒキだったような気がするが、もう間が空いてしまってるのでそのへんなんとも。別にその雰囲気がすっぱり切り捨てられてたわけでもないのだが、でもそれなりに緩和された空気というか、しっとりとした感じでとりあえず落ち着いているというか。どうしても気になったら復習するかもだが今の所このままってことで。
しかしなんだな、前シリーズからそれなりに時間が経っているのではあるが、自分も結構歳をとった割には変化もしてるんだなとかぼんやり思ってた。今回雪ノ下雪乃の自己決定権についての言及があったのだが、前シリーズだと彼女にとってはそれなりに重要なんだろうなと若干感情移入気味だったような気もするのだが、今となっては、若者だったら生きる意味だとか自己実現にこだわるのもそれなりに理解はするが、大局でみたところで社会的にそんなに意味はないんだから、仮にうまくいかなくても落ち込むことはないし、うまくいったらいったでそれが人としての価値を上げるとも限らないんだから、肩肘張らずに気楽に考えなよぐらいに思ってる。タイトルに青春の単語が使われてるんだから、本作のテーマに思春期の喜怒哀楽があるってのはわかっているんだけど、個人的にはもうキャラが高校生であっても、実は老若男女含めての人としてのあり方の提示だろうし、そのへん昔だったらもうちょっと他人事ではなくもうちょっと自分の生き方も見つめ直すって視聴態度だったのだろうが、今となってはもうナマ暖かく見守るとかそんなの。
しかしホントかなりの時間空いたねぇといったところ。アニメが不人気だったという風潮でもなかったろうし、資金集めもそう難しかったわけでもなかろうに、これだけ引っ張ったのにはなにか理由でもあるんだろうかとちょっと気になる。