シャチバト#10

 満を持してのユトリア担当回。周囲が二人っきりになるよう気をつかうだとか、二人で討伐にあたるときは昔の幼馴染に戻るだとか、いちおう夜になってユトリアが熱を出して寝込むという展開にしてはいるが、屋根の上のネコが小劇場やってた通り、あれはいわば恋愛に熱を上げる…というメタファーなのであって、翌朝ユトリアが嫁気取りで朝飯作ってるあたり、あの同衾もいちおう平穏に過ごしたという描写になってはいるが、やっぱやることやったという全年齢層向け的表現なんだろうなとか思ってはいるが、まぁそれもこれもそんなに重要ではないんだろうなとは思ってる。
 実は最初っから見返しているんだけど、なんつーか、そんなに重要ではないことだけど、きになったことが一つあって、先代なんでゲートに一人で向かったんだろ?とぼんやり不思議に思っていたのだ。で、これはちょっと補助線を引けないほどの妄想ではあるんだけど、先代もともと一人で仕事をやる性分なんじゃないのかという思いつきが頭をもたげてきて、それが仕事をやっていくときにふと人助けをするような流れになってしまい、それで、ガイドさんを雇うことにも、そしてアカリやユトリアを雇うという流れになったのかな…とか。で、別にそれは会社を立ち上げて、その会社を続けるために彼女たちを雇ったのではなくて、むしろしばらくの間会社という共同生活を一時の宿り木として、先代が従業員に世の中の生き方を教えていた…という目論見だったんだろうなという感じ。マコトを雇ったのも、マコトがあのような性格だからどこも雇ってくれるところがなくて、アカリから相談受けて面倒見ることになったとか?。で、一通り彼らを育てて、彼らが会社を支えになんとか助け合って生きていける目星がついた段階で、自分は以後はやりたいことをやるんだとばかりに一人でゲートを越えていったとかそんなの。ところが残された社員は、先代あってこその共同体なのであって、お互いがつながりあう象徴としての社長は必要なんじゃということになって目をつけたのが先代の息子なのであって、結局この作品のテーマって、たしかにサラリーマンが1つの象徴として利用されてはいるんだけど、なんのかんのいって身を寄せ合って生きていく集合体って感じがしてきてる。ミナトが社長になって、会社としては人員が増えており、しかもミナトが社員をさらに二人もやとっているわけで、一人ひとりが自己責任で生きていけ、そのために強くなれって感じのテーマではないように思う。一人ひとりは強みも弱みもあるフツーの人間であって、それが一人で孤立して生きていくとなれば、弱みに付け込まれて追い込まれるってのはミネ子のエピソードでも示されていた通り。そうじゃなくて、それらいろいろな特性を持つ人間を組織の中に統合して、弱いところは組織としてブロックして守り、そのかわり強みを融通しあって組織として世の荒波を乗り越えて生きていく。カンパニーの語源は何か一つのことをやるために集まった仲間とか組織だとかそんな意味合いだったはずで、その基本に立ち返るとかそんなのなのかなとか思ってた。まぁ今は会社の存続のために末端の社員を切り捨てるってことが横行していて、それこそ前に、会社が地縁から切り離されて孤立した社員たちの疑似共同体として働いてきたのだが、今の経営層はその恩恵を受けるだけ受けて、後続にはその恩恵を与えずに逃げ切りを図ってる、要するに会社の存続のために末端の社員を切り捨てるというのは実は真っ赤なウソであって、そのような身勝手な経営層が自分たちの利益を最大化するためにいろんなおためごかしを言い放ってるだけなんだよという構造が見えてしまえば、この作品そのようなあり方に対するアンチテーゼなんだろうなと思えてくる。

シートポスト届く。

 先週は結局パーツ類届かなかったなと残念に思っていたのだが、昨日届いてない発送済み荷物のトラッキング#を調べていたら、シートポストが直近の配送局にまで届いているのに気づいた。その直後ぐらいに蟻特急からメールでのお知らせが来る。いつもは日本の税関にトラッキング情報入力された段階でメールアラートが来てたんだが。しかも届いていたのは土曜日で、それなら自分で取りに行ってたのに…。
 ちょっとめんどくさいので画像は後から。なんか夕方から寝オチの連続。あと目ぼしいものはフレームとハンドルバーか。クランクもちょっと前に注文したのだが、発送連絡ないけど蟻特急の注文状況を確認すると発送済みで、先週末辺りに向こうを出発して飛行機に乗ってるか乗ってないかぐらいの段階っぽい。が、あまりにもフレームが遅い。二ヶ月ぐらいにはなってる。

追記

 画像UP


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 デジカメ中の画像をPCに移すのをハンドルバー画像と一緒に作業したので。FCFBという製造元でセラーはオフィシャルではないのだが、16.61USD。31.6㍉φで350㍉。重さは240㌘ほど。これと13日エントリー分のハンドルの重量を比較すると重いのはちょっと意外な感じ。とはいえ、シートポストは腰上の体重がガッチリ乗るし、ハンドルはそれより負担は軽いはずなので、ポストに頑丈さを求めるのはその通り。ただ、あんまりガッチリ過ぎて振動吸収性が損なわれても、カーボン買った意味がなくなるのでなんとも。まぁ実際に使ってみないとわからんわな。