リスナーズ#4#5#6
ガリバー旅行記というよりはわらしべ長者という構造だった。でもまぁ少年が旅に出て見聞を広め成長していくってところではオーソドックスな成長モノ。敵とされているものとの共存って視点も出てきたし、まだいろんな可能性を示している段階?。
しかし、この物語の世界、いちおう合衆国らしさを出してきており、こう一般的な物言いにしているのだけども、他の作品のようにアメリカンというスタイルながら実は日本のことに言及してるという側面が感じられなくて、そのような見方が正しいかどうかまだよくわかんない。秘密書類がのり弁になっていたのは、あきらかに日本のそれを意識してるが単発ネタという気しかしないんで。
あと、ミューが主人公を呼ぶのに「回向」としか聞こえなくて、耳にするたびクスリとさせられてる。ロミジュリのロミオもそういうアクセントで発音したら、まぁなんといか、田吾作みたいな雰囲気を連想させるんだよな。
新サクラ#6
うーん、前回あたりで、おそらくこの作品、「和なるもの」とか「ジャパニメーションのお約束」がむしろメインテーマなんじゃ?と思ったので、そのへんあんまりメッセージ性を掘り下げるような方向では視聴してなかったというか。まぁ今回の孤児がどうのというのもメッセージ性には違いないんだろうけど、なんというか、この1クール通して語ろうとするテーマはおそらくあんまりないんじゃないの?ぐらいに思ってる。莫斯科華撃団あたりは帝国華撃団と対比するためのリファレンスだろうが、オモロイのは帝国華撃団が日本人だけで構成されてないこと。でも外国人枠の二人の行動様式はなんか日本人を意識してるっぽいし、とはいえ、その意図するものがなんなのか今の所自分には見えてない。
動画でいうと、バレエのモーションなるほどCGの甲斐があるんだろうなとは思うんだけど、テキスト上はあんまり意味がなさそうな感じ。次のアニメを受注するための「こんなことができるんですよ」といった名刺代わりかねぇ。