ゴーン最新話。

 支持率に関しては、2014年あたりのは、つい先日〆切のネット調査より比較的信用性が高いと思ってる。なぜならやはりモリカケ以前であることが大きい。今では強烈な反アベになっている友人も、その頃はアベ政権に対しては是々非々で望むべきだと言っていたぐらいだからだ。自分に言わせりゃ仮病で政権を放り出した経緯からして、政権復帰直後もオトモダチ内閣だったから最初っから庶民からの搾取を強めるだろうなと思ってたのでお笑いと思っていたぐらい。こんな人達宣言してたときから顕になったが、演説会に支持者層の動員かけたり、公安使って都合の悪い聴衆は排除してたのも2014年あたりではまだ一般に知られてなかった。ある記事で特攻隊員がなんで戦争に反対しなかったのかと悔やむ様子が示されてたが、マスゴミ、戦中の反省まったくなく、特高憲兵の障害もないのに目先の利益のために政権の言いなりになって捏造支持率で国民を騙したなといった感じ。アベも必ず最後には死ぬであろうしそうなるまえに確実に退陣する日は来るわけだが、仮に日本政治が正常化したとしても、マスゴミ、アベ政権下の支持率の捏造は黙して語らずだろう。ほのめかしがあるから判断の手がかりにはなるが、基本的に記事の裏読みができる知能が必要。決してマスゴミの主張を鵜呑みにしてはいけないってことを肝に銘ずる必要がある。


 さて、今回のゴーン、マーリヤを捜査から外すという段階でやはりずっこけた。マーリヤ自身の進言でことはひっくり返ったが、アレそれ以外の部下の理由なくてもオカシイのがまるわかり。つまり、マーリヤを捜査から外しても、妖精教団のターゲットになっているわけだから、当然厳重な護衛が必要。だが、あの混乱時に護衛に割ける余裕なんてありえない描写だったし、ましてや局長の護衛という名目で、逆に局長が護衛するというふうでもなかった。ホント、ドロテアに真っ当な大人がいないというのは見ていてもどかしい。組織が個人(マーリヤ)を守ろうとして、そうではなく個人も組織の一員であるという構図を示したかったんだろうけど、それを支えるための組織側の懐の深さがあまりにも稚拙なのはちょっとどうかと思う。


 そこで対比として現れるのがレイドーン。この作品、他の作品に比べて社会問題意識が薄いのが特徴だが、それでも妖精ではなく「民の声」に耳を傾けるべき…だからスーナを一掃したという流れは古い因習を断ち切って近代市民に生まれ変わるべきという主張のように思える。個人的には民主主義についての言及かなと思わなくもないが、この物語ではあくまでレイドーンは体制側が民衆に対して恩恵を与えると言ってるだけであって、別に民主主義に切り替わるべきとはなってないだろう。
 スーナを一掃したのも、この物語では結果的に正しかったとなっているように思う。生き残りの妖精憑きであるヴェロニカが、復讐でレイドーンを狙うのはまだしも、結局その過程で反政府組織にその能力を悪用されてしまっているわけで、ヴェロニカのあり方そのものがレイドーンの判断が正しかったことを証明している。この構図が描けたことで、ようやっと自分的にはこの作品にも評価すべきところが出てきたなと確認するに至った。
 しかし、マーリヤちゃん、レイドーンに敵意むき出しで萎えた。前にパレードに出てるレイドーンを護衛してたシーンがあったが、あのときは複雑な気持ちながらもこんなに敵意むき出しでなかったように思う。なら、ドロテアがもっとしっかりしてれば防げたかもしれない妖精省の反乱の尻拭いをしてるレイドーンにあんな喧嘩腰とか個人的に見ていて痛々しい感じ。その敵意はもっと前に向けておくべきでは?とすら感じた。このへんの感情の流れに違和感を持ってしまう。


 さて、もう残り数話なんだが、怒涛の展開になるだろう。自分が気になっていたのはヴェロニカとマーリヤの対比で、名前に込めた意味をずっと考えてた。ヴェロニカは最初のうちは植物の名前だと思っていたのだが、ふと気になってggって見たら、これ、土壇場に送られるキリストの汗を拭った聖女ヴェロニカが由来っぽい。なぜなら対になるマーリヤが聖母マリアを由来としていると思われるから。マーリヤの姓はノエル。つまりクリスマスであって、どう考えてもキリストの誕生に関連付けてる。ならキリストの誕生から事切れるという対比をしているのだから、この作品で生まれ、そして無くなっていくもの、つまりキリストに当たるものはなにか?というのが気になってしまうのだけども、シナリオ担当、ホントにそれ考えているのかな?と心配にはなる。単にそういう対になっている構造がかっこよいからそうネーミングしただけってんじゃないだろうな…。あと気になるのはヴェロニカの姓であるソーン、棘という意味だと思うが、この物語で彼女に演じさせている役割はたしかに棘そのものではあるが、それが聖女ヴェロニカに添えられている意味は何かというのも気になる。