棺姫のチャイカ 第19話

 白チャイカの探索魔法のとばっちりをうけた紅チャイカ
 武芸大会が始まるが、いちおうそれぞれの思惑や目的が明かされるという流れ。武芸大会の開催者であり、ガズ皇帝を殺害したハルトゲンは、戦乱の世を希望している模様。
 六カ国会議は国連で、戦乱を望むというのは冷戦構造が終わって拳の振り上げ先に困っている大国の姿なんだろうかね?。この作品中のキャラで、戦いを望む層は自分が死ぬリスクも把握して、自分の命を失うことも覚悟の上というのが描写されているが、どっかの国のクズ総理は基本自分は戦場には出ずに人の命を犠牲に己の利権を拡大するのが目的なんで、なんともなぁといったところ。欧米の歴史は基本戦って奪うことの連続なんで、そういうのが標準となると世界は疲弊するばかりなんだけどな。
 もうちょっと複雑なものなのかとも思い、期待もしてたんだけど、わりかし構造が単純化されていて予想が外れるというか。まぁ複雑にしてわかりにくゝなってしまったら売り上げが落ちるだろうし、そのへんラノベの限界というか、そのライトさがウリなんだろうけど、話の大筋を追っかけている分には確かに楽だワナ。