ロウきゅーぶ! 第2話

 なんだよ〜、OP動画で智花が昴を抜いてたから、智花が勝ってバスケのコーチを引き受けさせるのかと思ったのに。
 いや〜、もうね、弱小チームを勝たせるために立ち上がる図としては、ホンッッッッッとに使い古された構図なんだけど、泣くよね?。そして泣かせるスパイスにまた真帆がいゝトコとってんだわ。何?、智花のためにチームメートを集めるってかぁ?。
 まぁ智花自身が周囲を巻き込んでなんとかしようって気持ちはなかったらしいが、周囲を巻き込むためには本人だけが頑張るんじゃダメらしくて、主役に同意して自分が進んで巻き込まれるNo.2が必要で、そういうのをフォロワーというらしい。どっかに人の大勢いる公園で一人だけが楽しそうに踊っていても誰もついてこず、二人目が一人目に合わせて楽しそうに踊り、周囲も誘って楽しそうにしていると、人が面白いように巻き込まれていく動画がどっかにあったんだけど、捜す気力はさすがにないな。まぁその動画もフォロワーの重要性を説くためのヤラセかもしれないんだが。
 智花と昴の2人の描写はもう将来は恋人になるもの同士って感じの仕込だったよな。自分がこの作品を感想対象にしようと思ったのも、高校生がコーチをやるっていう新奇さに惹かれたからなんだけど(もちろんスポ根成分補給のためでもあるし、どうもそれはバッチリ満たされそうではある)、これじゃぁフツーの大人とその弟子(中高生)のものを単に双方とも年齢を下げただけジャンかと。だってさぁ、智花がもう小学生って精神性じゃないよね〜。もう子供の時期をとっくに過ぎて、少女の一番オイシイ時だろ。昴だって、智花が己に課した枷を見抜くゞらいなんだから、とても高校一年生とは思えない精神性だ。昴が指導者を引き受ける際の自省や人の気持ちがわかる経緯だとか、智花の挫折を経た末の超然的姿勢、それも勝つスポーツと楽しむスポーツのバランスのよさだとか、そりゃ小学生にそういう考えはムリムリ。まぁアニメ作品なんて2〜30代の人物をキャラクターの年齢を10下げて提示するって構造が見受けられるが、1〜20代の人物の年齢を下げますか…って感じだ。いや、フツーに20代の青年と女子高生でい〜ジャンとか思ったが、よくよく考えてみれば高校バスケとなると、素人が大会で勝つなんてのは、小学生が勝つよりリアリティがないと気付いたよ。
 いや、もう感動のネタを使い果たしたんじゃない?とか思ったが、以後ダれないことを期待したい。